高気圧が強まると晴れるのが普通だが、
このオホーツク海からの高気圧も
そのひとつです。
冷たく湿った「オホーツク海気団」由来なので
天気が愚図つきやすいのが特徴です。
関東地方や東北地方にあの、「やませ」と呼ばれる
北東風が吹いてるときの天気図である。
やませは、「闇風」と当てることもある。
どんよりと曇り、小雨の舞う海から、
吹き付けてくる冷たい風は、
どうしても陰鬱な感じがしてしまう。
それだけでなく、稲などは大きなダメージを
受けてしまう。
1993年。夏中、オホーツク海気団が優勢で、
ここから高気圧が張り出していたために、
肌寒い日が続いた。
夏がなかった年である。
稲は大凶作となってしまった。