日本海低気圧


日本海を疾走する低気圧・・・
1話の「南岸低気圧」とは反対に、全国的に
南風エリアになります。
ぐんぐん気温が上がり、春から初夏の
陽気になります。

この手の低気圧は、急激に発達し、台風並になることも
めずらしくありません。
風が非常に強くなり、春の過激な暴風雨になることも。
この風が、8メートルを超えると、
春一番です!

雨の降り方は、ちょっと一概には言えません。
風向きや低気圧のコースで
大きく状況が変わってきます。

(A)南西から西の風が強いとき
日本海側、とくに山の西側斜面で大雨になります。
山の風下側の関東地方では、天気の崩れは
ごく小さくなります。

((B)南から南西の風のとき
太平洋側、山の南斜面で大雨になります。
関東地方では、真南からの風が入ると、
強い雷雨が起こりやすいみたいです。
特に、神奈川県・千葉県。

そして、この低気圧が率いる「寒冷前線」に注意!
アナフロント型(→1.1話)の場合、強い雷雨や突風、
ひょうをしばしば起こします。

たとえ、カタフロント型でも複雑な地形のところでは、
目が離せません。


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