耳にするだけで、さわやかな
移動性高気圧は、西から東へと偏西風にのって
動くのですが、生まれ故郷によって若干、性格が違います。
大きく分けますと、
(A)揚子江気団生まれ
中国大陸の南部、揚子江にある高気圧(陽子工気団)が
ちぎれて、やってきます。暖かく乾燥した気団ですので、
すごしやすい五月晴れや小春日和を持ってきてくれるます。
(B)シベリア気団生まれ
大陸北部、シベリア方面生まれ。シベリア気団がちぎれ、
流れてきたものです。Aと同じで、よく晴れますが、ちょっと
寒いのが特徴です・・・・遅霜、早霜に要注意です!
そして、ちょっと心配なのがコースです。
コースによっては、「絶対晴天」の法則が崩れることも
あります。
(C)日本付近から日本より南をとおってゆくとき
たぶん、ピクニックの準備をして大丈夫です(笑)。
(D)日本より、北をとおってゆくとき
朝晩を中心に雲が広がる心配・・・
湿った東風が吹き込みます。
上空5000メートルくらいが南西の風だと、
雨さえ降ることもあるみたいです。