0.なぜ上をみるのか?

日本の上空には、偏西風と呼ばれる強い西風が……


天気予報には、地上だけでなく、
上空高いところの様子を示した”高層天気図”
使います。
高層天気図での目のつけどころは、
”偏西風がどういうふうになっているか”
でしょう。

日本付近の上空は、
偏西風と呼ばれている強い西風が吹いています。
なので、雲は西から東の方へ動くことが多いのです。

しかし、西から東にまっすぐに吹いているとは限りません。
↓やっぱり自然のものですので、
くねくねとイビツに(北へ南へ)歪みながら吹いてます。

ここで、この曲がり具合が、
天気予報では重大になってきます。
偏西風の形で、低気圧や高気圧が
発達したり、衰弱したりするからです。

くわしいお話は次章に書きますが、
名前だけつけておきますと…

偏西風が北(上)の方に出っ張ったところを
気圧の尾根
反対に南(下)に出っ張ったところを
気圧の谷
と呼びます。


わくわくて天気S’へ


メニューへ