なにを隠そう、卒業研究で扱った
天気図である。
ポーラーローは、
「寒冷渦」と酷似しており、区別もあいまいで
ごちゃまぜになってるのが事実。
天気の状況も、よく似ています。
雷・突風・降雹・大雪…

そこで、ここでは、
(A)寒気団の中で発生する低気圧。
を対象とした。

地球は、もちろん
極地から赤道に行くにしたがって暖かくなる。
ところが、そのなかで温度の差が大きくなってるエリアがある。
「前線帯」であり温帯低気圧が発生する。
これより南が暖気団(日本付近では太平洋気団・赤道気団など)
北側が寒気団(シベリア気団やオホーツク気団など)である。

暖気の中で、ひときわ暖かい部分が渦を巻き、
成長していくのが「熱帯低気圧」です。
台風が近づいたときの、あのじとっとした
温風を思い出していただければ…。

その反対に、寒気団の中で、ひときわ冷たい部分が
渦を巻いたのが、「ポーラーロー」なんです。
こっちはちょっと影が薄いのは、小柄であるため
でしょうか。

北のほうから、極小の低気圧として近づいてきます。
しかし、日本付近で暖かい海水と接したとたん、
ブレイク!
超・超急発達をとげます!
960hPaという、台風並になることもあります。

そして、寒気のため大気の状態を不安定にさせ、
各地に「冬の夕立」をもたらします。


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