南岸低気圧

春先になると、日本の南を低気圧が
よく通るようになります。
これが「南岸低気圧」です。

低気圧は掃除機。
南岸を低気圧が通ると、北から寒気を巻き込みます。
そう、日本付近は北風エリアに入るのです。
コースによって関東ではおおよそ、次のような天気になります。

(A)八丈島より北コース(雨か雪)
北風エリアではありますが、多少暖気がもれてきます。
気温が下がりきらずに雨になることが多いです。
このコースを通ると、低気圧は非常に発達することが多いです。

(B)八丈島と鳥島の間(雪か雨)
完璧な寒気エリアで、雪になることが多い。

(C)鳥島より南(曇りで小雨か小雪)
低気圧まで遠く、あまり降りません。
また、このコースを通る低気圧は発達しないことが多く、
北風が弱いので、雪より雨のほうが多いみたいです。

(注)86年2月19日が例外。
Aコースなのに、東京18センチ、横浜38センチという
記録的大雪。
Aコースのもう1つの顔は、ひとたび雪に変わると、
大変な大雪になってしまうことです・・・



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