2005年7月


7月27日:張り合い

吸い寄せられるように走った。
花火の音が聞こえたら、
どうしても見たくなって、自転車を漕ぎ始める――

昨夜は、葛飾の花火大会!
葛飾柴又は自転車で行ける距離である。
いつもは暗黒の河川敷に
点々と、
懐中電灯やケータイと思われる光源が散らばってた。

ところで、絶対いるのが『張り合う奴』である(笑)
つまり、”花火大会中に花火をする”という行為だ。

会場からちょっと離れ、
人が疎らなあたりでロケット花火を乱舞させる、とか
花火大会を鑑賞しながら、手元で線香花火をやる、
といったものまである。

ヒトゴトのように言ったが、
自分も張り合ったこと、あります(笑)
以前、地元の花火大会で、
親戚・友達・いとこetcが集まったとき。
本物の花火大会が終わると、すかさず花火セットを出し、
「さあ、花火やるか〜?」……



7月26日:バンヤン

いつもと同じ時刻なのに――暗い。
外では、こげ茶色の雲が
激しい雨を叩きつけてる。

台風7号が今日、千葉県鴨川市に上陸した。
台風に備えて、雨戸を締め切ったことも
部屋の暗さアップに貢献している。

大型、速度が速くない、前線がある……
長時間に渡って、雨雲がかかる形であり、
典型的な雨台風と言えよう。

性格としては、
昨年10月9日のマーゴン台風と正反対である。
マーゴンは、非常に小型ながら勢力は超1級、
今回は、大型ながら勢力は弱め。
でも、風雨に巻き込まれるとなれば、
基本的な注意点は変わらない。

今まさに、台風が東京に最接近している頃合だろう。
にもかかわらず、恐ろしいほど静かだ……

(注)1999年より、台風に「弱い」「小型」という修飾語をつけるのは
ご法度になりました。
「超小型で弱い台風●号の接近で、大雨や強風に警戒してください」
といっても、いまいち緊張感が伝わらない、という理由より。



7月23日:震度5強

なんと言っても音が恐ろしい。

震度4以上を、震源間近で喰らうと、
揺れはじめの刹那、
地の底から、無数の何かが呻くような
不気味な音が響くことが多い。

今日、東京都足立区で震度5強を記録したときも、
例外ではなかった。

そして、
音の直後、これまで経験したことがない激しい揺れ――
棚の写真立てなどは倒れたが、
幸い、壊れたものはない。

夕方になっても、
電話は通じにくくなっているし、
電車も概ね止まっている。
首都高も閉鎖されたため、
一般道が凄いことになっている。

南関東は、地盤がやわい所が多い上、
直下型だったせいだろう。
M6.0とはいえ、揺れ・影響ともに相当である。



7月18日:富士急へ!(小レポート付)

朝、頭にクマンバチが止まった。
でも、そんなことはこれからのスリルに比べれば……

同期入社だった友達と向かったのは、
富士急ハイランド――周知のとおり、
ギネスブック登載の乗り物がいくつもあるうえ、
すぐそばまで樹海が迫る、ボリューム満載のテーマパークである!

しばらくテーマパーク系に行っていないと、、
絶叫系への耐性が鈍ったのを感じることがある。
いかん、と思ったが、
一番始めにFUJIYAMA乗ったのが正解。
80メートル垂直落下を体験してしまえば、吹っ切れるしかない!(笑)

尚、絶叫系アトラクションを愉しむコツとして、
自分が空を飛んでる、ようなのをイメージすると
純粋に気持ちがよくなり、爽快感が味わえる。
(反対に、機械に乗って時速100キロで振り回されてる、
という現実をイメージすると、恐怖感が卓越してしまうかも)

富士急は、全国より出かける方が多いので、
ちょこっと小レポートを書きました↓(恐怖度は個人的な主観です)

【FUJIYAMA】恐怖度★★★★★
1997年、高さ・速度など4項目でギネスブック登載されたジェットコースタ。
下から見ると「こ、これに乗るの?」と声が裏返るかもしれないが
乗ってみれば、さらに数段高く感じる……
4回目位の大落下地点にカメラあり♪

【ドドンパ】恐怖度★★★★
時速172キロでギネスブック登載。
FUJIYAMAよりは穏やかな感じがするが、
52メートルからの垂直(90度)落下などもあり、
世界最大級のコースタであることは間違いないようだ。
いきなり170キロ出るから、
発車時にしゃべってると、風圧で口が変形しそうになるので注意(笑)
後半の穏やかなところでカメラあり。

【トンデミーナ】恐怖度★★
足はぶらぶら。くるくる回りながら、
繰り返し50メートルくらいまで放り上げられる。
見ていると結構怖そうですが、乗ってみると
名前通り、空を飛んでいるようで気分がいいです。

【グレート・ザブーン】恐怖度★
水に向かって落下。ポンチョ着用。
20メートル近いしぶきが上がるジェットコースター。
飛沫ができる様子が拝め、時間が止まる感覚を味わえることも。
(バッターが「球が止まって見えた」と言うのも、
言葉のあやではないかもしれない。)

【レッドタワー】恐怖度★★★★
高さ50メートルから突然、垂直落下。
恒例のものだが、落ちるタイミングが読めないのが結構コワイ。
頂上まで上がると樹海や富士山がよく見える。

【ムーンレイカー】恐怖度★
回転する円盤。周りながら83度まで傾く!
洗濯機の中に放りこまれた感じ。
降りた後も、しばらくはふらふらするかも。

【ロッキースライダー】
水路を走る、穏やかなジェットコースタ。
動物が出てきたりして楽しく、
これなら小さな子どもでも大丈夫かもしれない。

【超・戦慄迷宮】恐怖度★★★
世界一長いお化け屋敷として、ギネス申請中とか。
総合病院の中を40分に渡って歩き、さまざまなことが起こる。
耐えられなくなったら、非常口からリタイヤ可能(笑)

【大観覧車】
高さ50メートルまで上がり、樹海を展望できる。
日が落ちれば、夜景もなかなか。
ただ、真夏の日中に乗ると干乾びる恐れあり(笑)

【パニックロック】恐怖度★★
トンデミーナと似ていて、見た目はハードそうだが、
乗ってみると非常に爽快である。
空・樹海が交互に拝めます♪



7月17日:近づく葉月

わかってはいても、
目の当りにするとやっぱり驚く。
まだ、一月くらい先なのに
空席がほとんどない、地元の〇〇〇花火大会会場――

さらに、路の至るところに、
「8月●日は花火大会のため、通行止め……」
の看板が立てられる。
●のところだけ、
明らかに分厚くなっているのが(毎年使い回してる)、また味がある(笑)

いつものことながら、
「花火」という漢字を見ただけで血が騒ぐ(笑)……

地元の、小さな風物詩である。



7月16日:青とオレンジの炎

北の地平線上、
ひっきりなしに青白い閃光が見える。
さきほど、埼玉北部に大雨警報が発令されたが、
相当落雷がひどいところがあるみたいだ。

さて、盆明けである。
”送り火”を行おうと思い、
着火源としての不要な紙を見つけた。

いざ着火しようとすると、紙になかなか着火しない!
もたもたしているうちに
先に、木のほうに火がついてしまった。

やっと、紙の方にも
火種となりうるくらいの大きさの火がついたとき、
本来の、送り火で燃す木は、
すっかり燃え尽きていたのだった。

せっかく持ってきたので(?)、紙も燃しておこう。
中途半端に燃え残ってるのは美しくない。
だが、湿気てるわけでもないのに、
いっこうに火がつかない。

ついに夕食の時間が来て、
諦めて消化した。
火種を燃すのに苦労する――
本末転倒もいいところである(笑)

あるいは、
「その紙は燃すな」というお告げなのだろうか。
一応、明日燃え残りを調べようか……