いつもなら、
床に就いて１分以上起きてることはまずないが、
今宵は、すんなりと眠りに落ちてゆけない。

――今、雪はどんな具合であろう……
ボタン雪か、細雪かそれとも粉雪か？
屋根が真っ白になり、道路もシャーベット化してるのか？
はたまた、
目を離した隙に、みぞれに変わってるのか？

夜中に雪が降ると、
経過が気になってかなわない。
南国の小学生みたい、といわれそうだが（笑）。

そういえば古典で、
「桜の時期になると、
桜の様子が気になって、おちおち寝てもいられん。
いっそ、桜なんかなくなってしまえばいいのに……　」
というのがあった気がする。
自らの桜好きを皮肉った話であるが、
今考えると、この考えもわからなくもない。

”春の睡魔”と地頭には勝てぬ――
さらに風邪薬と満腹が加われば、最強。
打つ手なしである（笑）Ｚｚｚ…………

さて、
風呂上りにＰＣ立ち上げながら、
さりげなく本棚から取り出した文庫本。
芥川龍之介の「地獄変」だ。
これは謎が多く、読むたびに
毎回違った印象を受ける話である。

去年も、初春に突然
杜子春やトロッコが気になって
読み返したことがある。
初春になると、
昔読んだ本を妙に読み返したくなるのが
不思議である。

ちなみに「地獄変」は、
いつか、子ども等で芸術家になりたい、
と言った人がいたら読ませたい。
（怖くて凄惨な話だから、下手すりゃ
ショックで寝込まれる恐れもあるが（笑）
読むタイミングを誤ると危険かもしれない）

表現力のある人だったら、
あの感覚を
なんと表現するだろう。

突如、真夜中に襲ってきた痛み
あれは何だったのか、今でも謎のままだ。

火を丸呑みしたよう？
炎の棒が喉から腹を貫通したよう？
香辛料の、グラムとキログラムを間違えたよう？？

とにかく、今までに経験したことがない感触には違いない。

ふと気づいた。
枕もとの観葉植物、水が少なくなっている。

――まさか……　観葉植物の訴え（笑）？！

博多どんたくと、ねぶた祭りを一緒に開催したような――
ドナルドダック100匹が口論しているような――
激動と喧騒で、２月がスタートした！

あと百年や二百年ばかり生きたところで、
今週ほど事件の連発する週は、
もうあるまい。
大小さまざま、信じられないような出来事が
身近で立て続けに起こった。

すべて無事に解決した今となれば、
笑い話に変わりつつあるが、
当初は、寿命が百年縮むんじゃないか（笑）、
ってくらい、めんくらった事件もある。

まるで、
「どれくらい波風に耐えられるか」
をテストされているような感じさえする。
そろそろインターバルがほしい……

と思ってたら、
生まれて始めて、インフルエンザなるものをもらった！
インフルエンザＢ型だから、
タミフル（特効薬）が、からきし効かん……

まあ、
一週間のインターバルと、
莫大な量の睡眠（これは贅沢品！）が得られたから、
ＯＫとしよう♪

スマトラ沖地震（Ｍ9.0）。
これが原因で、
まだ地球全体が、ぶるぶる震え続けているという。
少なくとも、あと１〜２ヶ月は続くそうだ。

また、地震をきっかけに、
１日の長さが微妙に変わってしまった、
（カレンダーに補正をかけるほどではない、とはいうが……）

他にも、北極点が移動してしまったり、
世界のいたるところで
地形の歪みが起こったりした。

地球はひとつで繋がっている、
ということを、改めて思い知らされる。

↑そもそも、
物理的な・目に見える影響だけで
こんなに酷いのである。
人の生活への影響、さらに
精神面への影響など、一体どうなってしまうのだろう。

※Ｍ（マグニチュード）が１違うと、エネルギーは32倍になる。
Ｍ７はＭ６の32倍、Ｍ８はさらに32倍……

毎朝10時40分。
目の前の内線が鳴る。
内線を受けると、入り口の鍵を開ける。

ヤクルトレディが、
今の階にも、売りに来るようになったのである。

それは今年始め。
「こんにちは」
エレベータを降りかけたとき、
ヤクルトレディが話しかけてきた。
この時点で感動！
買ったのが何ヶ月も前なのに、顔を覚えていたのだ。

ドアが閉まりそうになり、
しゃべりながらエレベータから降りる。
「今この階にいるの？」
「はい。この階にも売りに来てくださいよ」
背後でエレベータが閉まるのが見える。
「じゃ、内線かけるから、鍵開けてもらえるかな？」
「番号は……」

「ありがと。じゃ、明日からよろしく　……ん？」
「しまった！！荷物がエレベータの中！
ま、いっか♪待ってればまた降りて来るでしょ♪」
ほ、本当にいいんかいっ！？

こんな三人漫才（友達もいたから）みたいな会話の結果、
毎日、豆乳を飲むことが出来ている。
豆乳のプレーンはなかなかお勧め！

微妙に苦手なこと――
右と左、って考え！（笑）

日本の右下の国……
なんて言われると、
イメージするのまでに２秒くらい考えてしまう。
（日本の南西の国、と言えばよかっぺ〜！！）

また、
「右に曲がって」と言われて、
左に曲がろうとしてしまったこともある。
（ウインカー出すときには、100％間違えない方法あり）

――北を向いたとき、
東側を右とし、西側を左とする――

こんなに、ものものしい定義が、
なぜに博く世界中で使われてるのだろう、
なんて、勝手なことを考えてしまうこともある。
（自分だけ？）

さて、
ウインカーを出すときに１００％間違えない方法。
教習所時代、最初に教わった。
「右は下で左は上、
なんて覚えてると、とっさのときに出し遅れるぞ。
ハンドルを切る方向に、レバーを動かすんだ！」

これぞ、目からうろこだった……
”左右”を考えないから、絶対間違えない（笑）