2004年7月


7月20日:北風なのに……

ついに出た。
史上1位の暑さ!!
車のエンジンのそば、などという
なまやさしいものではない。

いわば、
”焼けるような暑さ”
いや、
汗が出る前に顔が火照ってくる感じ……
どうもうまく表現できない。

38℃が境界線のようだ。
38℃を超えると、
言葉で表すことが難解な世界になる。

また、数日前から成長をマークしている
アオスジアゲハの幼虫が、ひねもす気がかりだった。
が、無事を確認できた。
さすが、熱帯性の生き物は強い!

ところで、今日40℃近くになったところでは、
北西の風が吹いていた。
北よりの風だからといって、油断はできない。
北西は、フェーン現象を起こしてくれる、
恐怖の風向き
でもあるから。

明日の最高気温36℃、と聞いて
「今日より涼しい」と
ほっとしてしまうから恐ろしい。

(メモ)
千葉県市原市牛久:40.2℃(史上1位)
甲府市:39.9℃(同1位)
東京都心:39.5℃(同1位)
千葉市:37.8℃(同1位タイ)




7月19日:7年前って……

この連休、3件も出くわした。

セミの誕生シーンである。
17日:ニイニイゼミ→こちら
18日:アブラゼミ2頭→こちら
うち1頭は、もろに門柱で羽化していた。

今年に限って、
家の周りで次々に出てくるということは、
7年前、何かあったであろうか?
アブラゼミ、ニイニイゼミ、ミンミンゼミは、
7年間、土中生活して羽化するので。

さて、
夏休み目前だからか、
虫取り網を持った子どもが
近所で急に多く見られるようになった。

今年はセミの出てくるのが早い。
さらに、
温暖化(?)の影響で、
昔よりも虫の種類は
豊富になっていたりする。
(東京のクマゼミ、神奈川のナガサキアゲハなど)

生き物好きにとって
楽しい夏休みになるかもしれない。




7月15日:かつて勝てなかったもの

こんなに効くとは思わなかった!

薬局で買った栄養ドリンクで、
”ねむけ”に効くというやつである。

眠気が一気に吹っ飛び、
頭はすっきりし、
視界は明るくなり、
白板の字が目に飛び込んでくるようだ。

ここまでいうと、
やばいものなんじゃないか、
なんて思われそうだが(笑)、
決してそうではない。

なお、人によってはこの栄養剤は
胃腸が荒れたり、
動悸がしたりする可能性もあるから、
注意は必要だが。
(それでも激烈な眠気よりは
ずっとまし!という意見も)。

いままで、激烈な眠気を乗り越えるのに、
コーヒーとか、ガムは全く効果がなかった。
たぶん、突付いたり、
つねったり?!しても、
効果はないだろう。
心底眠いときには、
”痛み”なんか、まともに
感じないものだから。




7月11日:ひょう!

朝から30℃を軽々と超え、
猛烈な暑さ――と思ってたら。

遠くの空で、入道雲がそびえ立ってくる。
ちょうど
キノコの生長を早送りで見ているような感じだった。

そして今、
水戸・横浜でが降っているという。

他に、富津市、海老名、相模原などでも
尋常でないほど発雷してるため、
雹が降ってる可能性がありそうだ。

うだるような暑さのときに、
道が氷に覆われると、
なんか不思議な気がする。

ここでも、遠雷が聞こえ始めた
雹が降るのか……




7月10日:川辺のコンタクト

こないだ撮ったビデオを観る。
残念ながら、
同世代で見ている人は少ないのだが、
気に入ってたドラマのひとつ。

はみだし刑事情熱系の最終回である!

8年間続いた番組で、
全体として、完全崩壊した家庭が、
復活するまでを描いている。

展開が予想できてしまう点が
難点と言えなくもない。
だが、それでも感動するのだから、
やはり超名作なのだろう。

さて、ドラマのほか、
最近よかったと感じた映画・小説を挙げると、
映画:砂の器
小説:冷静と情熱のあいだ

3つに共通してるテーマは、
復活・再会
といったところだろうか。

さらりと言ってしまったが、
これは現実には、
なかなか難しいことなのかもしれない。
最低の必要条件として、
「すさまじく気が長く、激情と冷静さを兼ね備えた人」
が、渦中に1人はいないと、
こじれきった人間関係を修復することなど、
とうてい、不可能であろうから。

例えると、
川辺で落としたコンタクトレンズを探すようなもの。
周知のように
水中では、コンタクトは完全に透明になる。
ちょっとやそっとでは、決して見つからない。
おまけに、
下手に動けば、踏み潰してしまうかも知れないし、
落ちし所が悪ければ、流れて行ってしまう。
再び、美しい形のまま手にとるのは
並大抵のことではない。

だからこそ、このテーマは
多くの人が描き、感動を与え続けるのだろう。