ハチの住む家


左(小)1992年度、右(大)1986年度→→

うちは、よくハチが巣をつくる(笑)。

中学1年生の時、自宅にコアシナガバチ(?)が巣を作っているのを発見。
まだ女王バチだけでした。
毎日、材木を齧ってパルプにしていた。が、
ある日、そのハチが行方不明になってしまったのだ!
来る日も来る日も戻らない。
巣を下からのぞくと幼虫が帰らぬ母バチを待って身を乗り出している。
部屋の数は5つくらいになっていたが、
もちろん何日待ってもそれ以上増えない。
時間が止まった巣は、むしろゆっくり風化していったように見えた。
結局、女王蜂がふたたび帰ってくることはなかった…。

おっと〜、まだ終わりぢゃないよ!


翌年、またほとんど同じ場所にコアシナガバチが巣を作った。
昨年の事故が頭をよぎって、不吉な予感がした。
でも、この年は何事もなくマイホームはどんどん大きくなっていく。
1ヶ月くらいたつと一番目の働きバチが羽化した。
翌日2番目、3日後3番目とみるみるメンバーは増えていった。
ついに、巣の部屋の数は200近くなり、メンバ−も100以上になったようだ。
家の玄関をでると目前を
ぶ〜〜ん とアシナガバチが横切ってゆく。

アシナガバチの場合、直接攻撃しないかぎりほぼ安全なんです。
実際、巣に30センチくらい顔を近づけたりを、
平気でしていたが一度も被害はなかった。
↑結婚シーズンをのぞく。
巣が騒がしいときは働きバチが極度に苛立っているので注意!

秋になると巣の創設者の女王バチが死んでしまう。
子を産めるのは女王のみだから、巣のメンバーは一気に減っていく。

そして、木枯らしが吹く頃には巣には誰もいない。

が、唯一、1回だけ冬眠する力を授かる女王バチ。
この巣からも誕生しているはずである。
来年の春に備えてどこかで眠りについた時頃だろう。


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