セミの温暖化
都心では最近ミ〜ンミンミンミンミ〜という声をごく普通に聞ける。
いわずと知れたミンミンゼミです。
ちなみにこのセミ、声がやたらデカいから子どもがうかつに捕まえてきて、
夜中に鳴きだしたりすると、なかなかシャレにならない(笑)。
ミンミンゼミといえば、小学生の低学年の頃は珍しくてあこがれるような昆虫でした。
透き通った美しい羽と、緑っぽい体が神秘的な感じを与える。
家の周りにいたのはほとんどがアブラゼミ、秋にツクツクボウシが少しいるくらいだった。
ミンミンゼミが増えてきたのは小学校の高学年の頃からだろう。
ミンミンゼミはもともと関西地方や北関東の山といった気温の高い地域にいるセミです。
温暖化に伴って、都心近くにも移ってきたらしい。
同時に増えたのがクマゼミ。
これもやはり関西系です。
甲子園の中継を聞いてると、シャーシャーという音が聞き取れるが、あれがクマゼミである。
反対に減ってきているのがニイニイゼミ。
小型で羽根は茶と透明がまだらになっている。
端的に言ってかわいらしいセミ。
声はチーとかジーとか聞こえます。
これは、湿った泥状の地面がお好み。
夏、都心の乾燥化で減ってきてしまったそうだ。
セミは日本の夏にはなくてならない存在。
「ファーブル昆虫記」では”セミはお人よしな性格”と描かれている。
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