前章でイモムシなるものの魅力を言ってみた。では、実際に飼うには?
大事なことは、イモムシや毛虫は大変な偏食家だということです。
アゲハはミカンやカラタチしか食べないし、モンシロチョウはキャベツやアブラナしか食べない。
これを食草という。食草はほとんどの図鑑に載っている。
また、葉っぱはできるだけ洗ってきれいに拭いて与えましょう。
自然の葉っぱにはかびや寄生バチ・寄生バエの卵がよくついている。
だから、自然に生きている虫の多くは羽化する前に命を落としてしまうのだ。
そして、素手で触れない。
イモムシはいうまでもなく体がやわらかくてふにゃふにゃだ。
簡単に体に傷をつけてしまう。
たとえば人間も、いくらていねいにそ〜っとでも、
ショベルカーで挟んで移動させられたら、痛いでしょう?多分。
プロの飼育者は、昆虫を飼育する時に絶対手でさわらないそうだ。
後は、直射日光に当てない、静かな場所に置いてやるといったところだろうか。
芳香剤・香取線香・タバコ等もご法度だ。
おっと、イモムシのことを書いているつもりだったけれど、
これ昆虫全般に言えることになってしまったよw。