↑2.上昇気流の強さ
左の絵のように上昇気流がそれほど強くない時は
雲はあまり厚くなりません。
反対に、右のように強い上昇気流があるときには
強い力で、高いところまで空気が持ち上げられるため、
分厚い雲が発生します。
↑3.降雹のメカニズム
お待たせいたしました!雹の仕組みです。
十分に成長した雲からは雨粒が落下してきます。
しかし、落下途中に強い上昇気流に会うと、雨粒は再び
上空高くに舞い上げられます。
ここで…
上空の高いところは気温が大変低くなってます(夏でも−30〜−60℃程度)。
舞い上げられた雨粒は、凍ってしまい”あられ”になります。
このあられは、再び落下しながら、周りの水分を凍りつかせながら大きくなっていきます。
そこで、また強い上昇気流に会い、舞い上げられ…
これを繰り返すのです。
しまいに、強烈な上昇気流でも支えきれない
大きな”雹粒”となって落下してくるのです。
ですから、雹が降ってくる時には猛烈な上昇気流があると言えます。
雹が夏の激しい雷雨に伴って降るのはこのためです。