「雹」の記号ってみたことないぞ?!


下の21個が、日本で使われてる天気記号です。
さて、は何番でしょう?

正解は・・・
雹は13番のクロ三角の記号です。

1:快晴2:晴れ3:曇り4:雨5:雨強し6:にわか雨7:霧雨
8:雪9:雪強し10:にわか雪11:みぞれ12:あられ13:ひょう14:雷
15:雷強し16:霧17:煙霧18:ちり煙霧19:砂塵あらし20:地吹雪21:不明

しかし・・

この記号が新聞の天気図に使われているのを
みたことある方、いらっしゃるでしょうか?
たぶん、いらっしゃらないのでは……

じつは、「雹」が天気記号として
ひじょ〜〜に現れにくい事情があるのです。

1つめ:雹はたいてい雷を伴う
2つ以上の記号に該当する天気の時には、
(上の表で)番号の大きい方に優先権があります。
たとえば、
「雷を伴った雪」でしたら、8番<14番ですので
記号は14番です。

同じように、「雷を伴った雹」も14番(15番)として
表現されてしまいます。
13番・雹の記号が描かれるためには、
雷なしで雹が降るという、珍しいケースに限られます。

2つめ:雹は非常に局地的で短時間の現象であること。
10分間くらいが相場のようです。
また、場所もA町1丁目は大惨事だが、
A町2丁目はなんともない、ということもしばしば。

こんな短時間・局地的なものが
観測地点、しかも観測時間に起こることは、
いかに難しいか、が伺えます。

このため、天気記号に現れた雹をみることは滅多にないでしょう。
(が、2005年2月23日、新潟で伝説の記号は現れた!→こちら

尚、国際式天気記号は、
記号が100種類もあり、雹もはっきりと
表現されるようになっています。


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