雹は、3章でのお話のとおり、
圧倒的に夏に多いです。
雷が夏に多いことからも
これは当然と思われるかもしれません。
しかし、冬に降ることも、なくはないんです。
特に、東北や北陸などの日本海側では
冬にしばしば降雹をみる。
冬型の気圧配置になると
日本海側では強い雷雲が発生し、
雷をとどかせながら大雪を降らせることがあります。
この雲が雹をもたらすのです!
といっても、全体的には夏の雹より小粒で
”あられ”か”ひょう”か、
というきわどいものも多いようです。
夏は相当強い雷雲から
雹が降ってくるものですが、
冬に至っては、
何のへんてつもない(そんなに凶悪に見えない)
雷雲から雹が降ってくることもあります。