ブック・「亡国のイージス」


  コメント:小出町 かっこちゃん 2003年 12月
 私は、これまでに福井晴敏の著書で2冊の本を読みました。それは、「Twelve Y.O.」と「亡国のイージス」です。
前者は、スーパーアクションのハードボイルドといった感じでした。これに対し、続編とも言える後者は、ミステリー的な要素が加わっていました。
前半は、推理の面白さ、後半はアクションの面白さがありました。おまけに、一部では笑いを誘われて、終章ではちょっぴり涙も誘われました。
 アメリカの諜報機関による謀略、北朝鮮のテロ組織による犯罪計画、そして自衛隊の極秘機関による裏工作など、大量破壊兵器の争奪を巡り、組織入り乱れながら話は進みます。
ここに登場する3人の主人公達、彼らはどう動くのか?物語は、二転三転そして、舞台となったイージス艦の行く末は?

 この著者の本を読む事となったきっかけは、とんとんさんが読後の感想として「面白かったよ」と薦めてくれたからなのです。メールで、著者の「川の深さは(97年)」を私好みのハードボイルド小説として紹介してくれたのです。ですが、ご丁寧にその文末には…。
『この他に福井晴敏の著書で下記の2冊が音訳されています。「Twelve Y.O(98年)」と、「亡国のイージス(99年)」です。舞台はどちらも自衛隊。 ただし、登場人物は一切異なりますので、 単独で読んでも支障はありませんとのこと。
お読みになって、よかったら感想を教えて下さい。そしたら、私も読んでみます。』…とのメッセージが添えられていたのです。
 私は、早速それらを「ないーぶネット」で検索してみました。そして、表示された「亡国のイージス」の紹介文は以下のようなものです。
自らの掟(おきて)に従い、15歳で父親を手にかけた少年。祖国に絶望し反逆の牙をむく北朝鮮工作員…。
男たちの底深い情念が最新のシステム護衛艦を暴走させ、一億二千万の民を擁する国家がなす術もなく立ちつくす。

☆☆☆ないーぶネットの詳細情報
書名:「亡国のイージス」(ぼうこくのいーじす)
著者名:福井 晴敏 (ふくい はるとし)
出版社:講談社 1999年
点字巻数:全18巻〜20巻
テープ巻数:全22巻
デイジー時間数:29時間37分

書名:「Twelve Y.O.」(とぅえるぶ わい おー)
著者名:福井 晴敏 (ふくい はるとし)
出版社:講談社 1998年
点字巻数:全6巻〜8巻
デイジー時間数:11時間41分
これで、亡国のイージスのページを終わります。


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