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:鮎釣りに訪れたことのある川
赤石川:世界遺産の白神山地より西津軽の日本海に注ぐ。あくまで清い流れが育む鮎は金鮎の名で知られる。
追良瀬川同じく白神山地ぶなの森を源流とする追良瀬川の鮎は銀鮎と呼ばれている。

米代川:奥羽山脈から米どころ能代平野を流れる。
支流の阿仁川とともに大鮎でしられる。
鹿角は日本三大地鶏の「比内地鶏」の故郷。秋田音頭に唄われる大館は曲げわっぱときりたんぽが名物。

雄物川:上流の小京都・角館町を流れる檜木内川
のほうが釣人には名が通る。
軽妙な秋田音頭にユアは出てこないが、
秋田の川は近年熱い視線を浴びている。

最上川:「五月雨を集めて早し最上川」と芭蕉が詠んだ。
支流の小国川の鮎は姿よし味よし香りよしで
人呼んで松原鮎。江戸時代の最上の産物の
番付にも載っているよし。

三面川:天然遡上が多いのが自慢。
だが、いかんせん小形。
安家川:(あっかがわ)水が冷たくアユ釣は8月から。ダムの無いここには川真珠貝が棲息している。
岩手内水面技術センターの調べでは、ここのアユのミトコンドリアDNAは近隣の川に比べ特殊なパターンだそうだ。

小本川:本州で一番広い岩泉町の緑の渓谷を流れ、岩手ではアユの川として知られる。秋は松茸や、ドングリ麺が名物と聞く。畔の道の駅のそばに整備されたオートキャンプ場もあるのでキャンプ&釣りもいいかも。支流の清水川には日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」がある。

閉伊川:盛岡と宮古を結ぶ閉伊街道沿いに流れる。鮎だけでなく有数の川魚の宝庫。
河口から15キロほどの新里村には「義経北行伝説」にまつわる判官神社がある。

気仙川:岩手を代表する清流の一つ。五葉山に源を発し、春は白魚、夏は鮎、秋は鮭。上流にはヤマメ、イワナなど渓流魚もいっぱい。

砂鉄川:両岸の高さ百m、巨岩怪石の大絶壁が続く猊鼻渓を流れ下る。水成岩質の清流に育てられた鮎は、とりわけ香りが高いという。
本流北上川もかっての毒水は中和され鮎の川へ変貌。

阿武隈川:福島に近い支流の摺上川の上流の冷たく澄んだ水に住む鮎は渓流鮎と称され味も格別とか。しかし上流に摺上ダムが建設中で幻となる運命。


木戸川:天然遡上の多い川として知られるが、
垢石によれば夏井川と共に昭和の初めに死んだと評された。その前は如何ばかりの鮎が竿を絞り込んだのか。

鮫川:昭和初のある解禁日、狩野川青羽根から遠征してきた老釣師(福井某)が半日に三貫目(11.2kg)あげたという話が伝わっている。それもまた昔日の夢。