無用の長物徳山ダム
3353億円をかけたのに、水の使い道が全く無い世紀の無用の長物が完成。
総貯水量6億6000万dに上る日本最大規模の徳山ダム(岐阜県揖斐川上流)だ。
06年9月25日「試験湛水(たんすい)」が始まった(水を貯め強度などを確認する)。
徳山ダムは東海地方の治水、利水、発電を担う多目的ダムだ。
だが、過大な需要予測がたたり、治水以外では当面、使い道はない。
計画上、ダムの水の多くは水道水に使うことになっている。ところが取水施設は一つもできていないし、送水管もできていない。水需要がなく、施設整備は後回しにされた。
発電所の建設計画も中断したままだ。
ダムの他に、国道417号の付け替えに380億円、県道の付け替えに50億円もかかった。
矛盾満杯・徳山ダム.PDF へのリンク
国、岐阜・愛知・三重の三県と名古屋市に借金だけが残った。
多目的ダムとして建設しているもの、しようとしているものは全て無用ダムのようだ。
長良川河口堰だって、水の使い道が無いのにゲートを開けようとはしない。なぜ?
無駄な公共事業は見直し、止めるはずだったのに、小泉改革って何だったの?
小泉内閣発足時の借金=538兆3868億円 (一人当たり422万円)
小泉内閣終了時の借金=827兆7948億円 (一人当たり647万円)
5年半で 289兆4千億円も借金を増した (一人当たり225万円借金増)
この増えた借金は何に使われたの?
国も県も、借金まみれの政策を続けて、どんな「美しい日本」を作るの?
国の借金、827兆円 最悪更新
2006年6月末、一人当たり647万円
財務省は25日、国債や借入金などを合計した国の借金残高が、今年6月末時点で前年同期比4
・0%増の827兆7948億円に達し、過去最高を更新したと発表した。
赤ちゃんからお年寄りまで含めた1人あたりの借金は約647万円。
ただ同省は06年度から国債の買い入れ消却額を増やし、国債残高の増加を抑制しているため、借金残高の伸び率は鈍化した。
国の借金の内訳は国債が同4 ・4%増の668兆8199億円。
金融機関などからの借入金が同0.4%増の58兆5279億円、 一時的な資金のやりくりなどに使われる政府短期証券が同3.3%増の100兆4470億円。
地方の借金は今年3月末時点で約170兆円あり、国との合計は約997兆円に膨らむ。
財務省は、小渕内閣時代に景気対策で大量発行した国債の鎮遠期限が集中する「08年度問題」を解消するため、06年度内に前年度の3.4倍の12兆8千億円の国債を買い入れ消却する予定だ。
国の借金とは別に、特殊法人の借入金などを国が保証する政府保証債務もあり、6月末時点の残高は同9.3%減の52兆4275億円となった。 (06年9月26日朝日新聞朝刊)
この一人当たりの借金は、2006年末からテレビ・新聞で騒がれている北海道・夕張市の借金(約280万円/1人)よりもはるかに多いのだ!