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初回 6月14日(土)
晴れ
河津川・中流部
釣果:10
2回目 7月24日(木)
晴れ
興津川・下流部
釣果:8
3回目 9月4日(木)
曇り
酒匂川・中流部
釣果:9

初回 6月14日(土) 河津川中流部

河津川・峰小橋上手
 峰小橋、少し上手

 天気:晴れ 風強し
 水温:16〜18℃ 水色:澄み 
 釣果:10 Max.18cm Min.11cm


 峰小橋より上流を望む

 今年の解禁日にこの辺りで竿を出した人は好漁だったと釣友TJさんから知らせがあった。
「解禁日は混雑するから・・・」などと言っていると、臍を噛むことになる。
一時土砂で石が埋まったようになった時があったが、以前の様子に戻ってきたようだ。



 峰小橋より下流を望む
橋の下流は瀬が続いている。左岸際が流れが速く深くなっている。
5日6日の低気圧通過による大雨の影響で1週間後になっても水位は通常より20〜30cmは高くて、右岸側の葦が生えている岸際でも膝近くまで水があった。



 鮎・初釣りに出かけてからもう半月がすぎてしまった。サッカー・ワールドカップばかり見て過していたいた訳ではないのだけれども更新が遅れてしまった。齢をとると早く目が覚めるのもあって、夜明け頃から連日サッカー中継を見ていた。そうしていると、夕飯が済むころには眠気に襲われる。いつも今夜は更新しようと思っていたのだけれど、とうとう半月が過ぎてしまった。しかし、ワールドカップ・サッカーの結果は予選敗退という残念な結果だった。スペイン、イタリア、イングランドでさえも予選敗退だったのだから、しょうがないのかな。
河津川遊漁証(6月14日) 半月前の土曜日を思い出して書いている。
数年ぶりに長年の釣友YJさんが土曜日なら同行してくれるとメールがあったのは5月末のことだった。数年前に禁煙してから太ってしまい、ウェーダーが履けないと言っていたのを聞いたが、ダイエットしてまたウェーダーが履けるようになったそうだ。禁煙後に太ってしまうのは自分も経験済みで、医者に汗を掻く程度の運動を30分以上毎日やるように言われた時は大変だったことを思い出した。でも、スリムになると体の動きも軽くなって健康には良いと実感している。
長年付き合ってもらっているKYさんに7日(土)に河津へ行く予定だと電話したら、最近は土・日はお孫さんとの付き合いで釣りには行けないという。他の人も誘ったが予定が合わなかった。
 河津の解禁日は好漁だったと聞かされていたので、この週末(7日)もいーだろうと内心ワクワクしていたのだ。ところが南の方から低気圧と前線通過による大雨の報道が始まり、大雨は関東にまで移ってくるという予報になってしまった。静岡、神奈川は5、6日と大雨の予報になり、予報通りにどしゃ降りになってしまった。それで、初釣りは1週間の延期。
 近年は梅雨入りといっても、昔のように小雨がしとしと降り続くというようなことはあまりなくて、降るとなるとどしゃ降りの大雨というのが増えてきた。おまけに、以前はめったに無かった突風、竜巻、降雹など異常気象が始終起きるようになってきた。
 解禁から半月後、曙の空は晴れ。カーナビにセットしたYJさん宅へ夜明け頃に出発。カーナビのガイドですぐ近くまではすんなりと行ったのだが、すぐ傍の住宅街の四辻で直進すべきを勘違いで右折してしまい、また一回りして同じ場所に戻りカーナビ画面を見ていた時、YJさんが前方で手を振っているのにようやく気が付いた。
 釣り道具を積み込み、河津川へ向けて出発。「ハイブリッドは静かだねー」とYJさん。「うん、確かに静かだね。だけどエンジンが掛かった時のブブブブブという音はもう少しなんとかならないかと思うけどね」と返事した。昨年来ガソリンの値段が上がる一方なので、青森から鹿児島まで鮎釣りで走ったワンボックスカーを止めてトヨタのアクアに替えたのだ。さて、二人乗って箱根、天城の峠越えで河津までの往復をして燃費はどの位になるのだろうか?
 ”結果を先に書いてしまおう。メーターでの燃費表示では往復で25Km/L強だった。普段使っている2サイクルの原付が30Km/L位だから、それと比べても驚異的な好燃費だ。”
 箱根峠の途中で見た富士山は6月中旬にしては残雪がかなり下の方まで真っ白になっていた。伊豆半島に入るころの空は晴れていて、車窓から見る草木の枝葉も揺れている様子はなく、絶好の釣日和になりそうだと話しながら狩野川にさしかかった。晴天で風もなく釣日和で、例年ならもう川に釣り人の姿が並ぶ頃なのに、大仁大橋から嵯峨沢橋まで車からみたかぎりでは、川には人影が無い。あまり釣れていないのかもしれない。
 天城峠の手前でコンビニで弁当を買った。買い物の後、YJさんが「前は必ず、タバコ一服で5分や10分は止まっていたのに、今はそれが無くなったねー。」とタバコを吸っていた時期を懐かしむように言った。昔は釣り仲間のほとんどがタバコを吸っていたので、トイレやコンビニに寄った時には一服タイムで5分や10分は止まっていたものだ。自分も始終タバコを燻らせていたのは、もう昔の話になってしまった。
天城峠を越え湯ケ野温泉を過ぎる辺りにコンビニがあったのに気が付いた。ここにもコンビニがあるのを忘れていた。次回からは天城峠を過ぎてから弁当などを買うことにしよう。
 峰小橋近くの”とうふ屋”オトリ店の駐車場に車を停め、日釣り券とオトリを買った。「昨日から風が強くて、竿を折らないように気を付けて」とおかみさんが言った。今日も強い風が続くというのだ。確かに木の枝がざわついていた。
「今日はお客があるので、車は、峰小橋左岸下手のねはん堂駐車場に停めて!」という。オトリ缶でオトリを運んで引き船に移して、というのは面倒なので、引き船にオトリを入れて橋の上手の消防の裏の所で川に浸けておいて、車はその後で移すことにした。オトリを川に浸けてとうふ屋に戻ると、あれまー、TJさんがいるではないか。大阪での仕事で土曜日にならなければ戻れないと思っていたのが金曜日に帰れたので、早起きして出かけてきたのだそうだ。解禁日の午前中に30ちかく釣ったそうで、「もう一度いい思いしようとしたんでしょう!」と言うと、ニッコリ顔が帰ってきた。
河津川、峰小橋上手にて 車を”ねはん堂”駐車場に停め、釣り支度に着替えていると、遠方からみえたらしい釣り人が「観光用の駐車場のようだけど、ここに停めておいて大丈夫ですか?」と尋ねてきた。「河津桜の季節は観光客で一杯になるけれど、今の時期は駐車場が一杯になることはないから、停めておいても大丈夫ですよ」と返事した。
 峰小橋少し上手の、引き船を浸けてある所で三人で、久しぶり元気だったとか、なんでこんなに風が吹くのかなど、しばらく立ち話。竿を出したのは8時ころになってから。
1枚目の写真の堰堤のあたりに3,4人釣り人が見えた。YJさんとTJさんは上手のほうでやると川の中を歩いて行った。自分は楽チンしようと、このすぐ前で竿を出すことにした。
前線が通過した後の吹き返しなのか、上流側から強い風が吹いてくる。「竿を折られないように」と言はれたのはオーバーではないなと思った。
先週の大雨の名残りなのか、いつもよりは2、30cmほど水位が高い。股くらいまで立ち込んで、竿尻一杯に持ってようやく石のあるところまでオトリを出せるかんじだ。風が強いのでベタ竿で必死に竿を持つ感じで、オトリをなんとかするなどとても無理。小一時間まるで反応なし。あー、疲れる。
 まったく釣れないし、風に煽られながら竿尻を持っているのはとても辛抱できずに、上手の瀬に移動。左岸側に竿を出していたYJさんとTJさんもまだ釣れていないという。
以前にも書いたが、この辺りは両岸近くが流れが速くて深くなっているので、川の真ん中に立って両側の岸に向かって竿を出す釣り方になる。
 とにかく竿を持っているのがようやくというほどに上流側から風が強く吹く。天秤を持つような格好で竿の真ん中あたりを持って強い風を凌いでいた。
竿や糸でオトリを操作するなどとても出来ないので、天秤持ちにして自分がゆーっくりと上手に動いて引き釣りもどきを試みていたらなんとか1匹目が掛かった。掛かったはいいが問題は取り込みだ。竿を立てるのはなんとか出来ても、片手で竿を風上側に倒すことができない。掛かり鮎をなんとか水から切っても手元に飛ばすことができないので、風上にのぞけるようにしてなんとか掛かり鮎を手元まで寄せてタモに入れることができた。ふー疲れたー。
竿の真ん中あたりを持って、瀬の中とか流れの筋の脇の大きめの石の際とかをじわじわ引きずってポツリポツリ掛った。大きさは16,7cm位だったかと思う。一度などは、掛かり鮎が2,3m手前で風に吹かれて暫くの間宙ぶらりんのままなんてこともあった。長いこと友釣をやってきたが、こんなのは初めてのような気がする。
 10時を過ぎた頃に漁協の監視員が回ってきた。この風であまり釣れていないらしい。それに解禁当初に見えていた18cmオーバーの大きなアユが先週の大雨でどこかに移動してしまい見えなくなったそうだ。どうも、よくない時を選んで川に来てしまったようだ。この辺りでは釣れそうもない気がしてきたので、相談の結果他に移動してみることにした。
 車で移動するのも面倒なので、とりあえず下手のいでゆ橋まで歩いて行くことにした。勿論、飲み物・弁当も持っての移動だ。
先に行ったTJさんが橋の上手のトロのあたりを歩いているのが橋の上から見えた。橋の上下とも良さそうなところには竿が並んでいた。昼近くなってからでは、良さそうなところが空いていないのは仕方のないことだ。
橋の上でYJさんと出会ったので、橋の上手右岸から川へ降りてみた。もう少し下手の方が良さそうなのだが、ともかく2,3人竿をだせるほどの空きがあったので、まずはそこに陣取ることにした。いつもの事だが、釣れない時は早飯&休憩。
 早飯後にしばし休憩していると、下手の良さそうな所で竿を出していた3人組が昼飯時だから引き上げると言って「我々のあとで釣って下さい。沢山釣れますよ。」といいニヤリとして帰っていった。
沢山釣れているなら、場所を開けるはずはないのに、と思いながらも人のいない所でのんびり釣りができると思い、彼らの去った後に移った。下手からTJさんが歩いてきた。釣れそうな気配がないから、上流の養魚場あたりへ移動すると川から上がっていった。
昼からも強く吹く。風にも負けず竿を出した。水嵩が高いので、股の深さほどまで立ち込んでようやくポイント(らしき筋)へ届く。風が強いからもちろんベタ竿で持っているだけ。オトリが上手に動いた分だけ自分も上手に動く。そんなやりかたでも17,8cmのがポツリ、ポツリと掛かった。掛かった後が大変なのは午前中と同じ。空中で風に煽られているうちに空中バレというのも一度あった。もう少し腕力があればバラさずにすんだのかもしれない。
 一瞬フッと風が止むこともあったが3時頃になっても風は止みそうにもないので、竿をたたむことにした。今日は風との戦いで、あー疲れたーという記憶が強い一日だった。
4時半頃に狩野川横を通ったのだが、釣り人はたまにポツリと見えるだけだった。狩野川は今は釣れていないようだった。
 途中でラーメン&餃子で早めの夕食にしたが、まだ明るいうちにYJさん宅まで帰ってこられた。明るいうちに鮎釣りから帰ってきたのは、これが初めてのことかもしれない。


2回目 7月24日(木) 興津川・下流部

興津川・承元寺橋上流
 興津川・承元寺橋 上/下流

 天気:晴れ
 水温:18〜22℃ 水色:澄み 
 釣果:8 Max.17cm Min.11cm


 承元寺橋より上流を望む
 全体に砂・小砂利が積もりザラーっとした平らな流れになっています。
どこでも歩いて渡り越しできる感じでした。
 いたる所、チビ鮎の群れが幾つも幾つも泳ぎ回っていました。


承元寺橋下流
 興津川・承元寺橋下流
 下流に見えるのは東海道新幹線の鉄橋。
橋の下流も、新幹線の橋の下手まで、砂と小砂利で埋まって所々に石が頭を出しているザラザラの面白みのない流れになっていました。


 今年はどこも悪天候が多くて大変な年になっている。関東・東海地方は幸いにも大きな被害から免れている。とは言え、”鮎釣りに行こう!”という気持ちがなかなか湧いてこないのは齢のせいか?
 ようやく天気が続いて川の様子も良くなってきたようなので、明日は興津川へ出かけようと釣道具の準備を済ませて早く床に就いたのだった。
が、気が緩んでいたのか、目が覚めたら6時ちかくになっていた。車に釣道具やクーラーなどを積み込み家を出たのは異例に遅い6時過ぎになってしまった。特に急がなければならない訳もないので、一般道で鎌倉〜小田原を走ったが、夜明け前に走るのとは違ってかなり時間がかかって箱根峠にたどりついた。箱根を越えるまではさしたる渋滞はなかったが、沼津〜富士の間は通勤車と業務の大型トラックが非常に多くなり一時渋滞状態になり遅くなってしまった。興津についたのは9時過ぎになっていた。
 但沼あたりから様子を見ながら上流へ向かったのだが、釣り人が通常の半分もいないのだ。それに釣姿に気合が入っているようには見えず、惰性でオトリを泳がせているような感じがして、そんな様子を見て今日来たのは失敗だったかなー?などと思う。
 新東名高速の高ーい橋脚の下を越えて、さらに上流の様子を見にいったが、どこも釣り人は少なくて釣れている様子がしない。川を上から覘いてもアユの様子が確認できない感じで、石がピカピカしている訳でもない。
興津川・日鑑札 あちこち見てあるいて10時半ちかくになってしまった。帰ろうか?どうしようか?と迷いながら、下流部の承元寺橋から川を覘いてみたら、左岸側の石列にかなりのアユが石垢を食んでいるのが見えた。アユを見てしまうと、もう帰られない。
 少し上手の商店がやっているオトリ屋で日鑑札とオトリを買ってきた。
とりあえずは、橋の下手でやってみることにした。竿を伸ばしたのは11時を回っていた。2枚目の写真の場所を新幹線の橋の所まで下がりながらオトリを泳がせてみたがさっぱりで、唐揚げサイズが一つ掛かっただけ。承元寺橋へ戻る途中で地元の釣り人にあい様子を聞くと「最近はあまり釣れない。3時過ぎになると掛かることが多い」というような話だ。
 他の人とも戻る途中で話したが、その人もまだボーズだという。
 川を眺めながら弁当を摂る。何人か頑張って竿を出しているが、30分ほど眺めていても誰の竿も立たない。2枚目の写真の中州には夏休みの家族連れ3組がいて小学生くらいの子等がジャブジャブ水遊び。当然のことだが、始める前に見た所の食み鮎はもうどこかへいってしまったようだ。
 午後は1枚目の写真の中州のあたりからその上手で竿を出してみたが、さっぱりだ。オトリがもうダメという頃になってようやくオトリサイズが掛かるという状況だ。ジーっと辛抱して立っていると12〜3cm位のチビアユの群れが足元近くまで来て群れ遊ぶ。たまにそれが掛かるのだが、オトリにできないなーという大きさだ。幾つものチビアユの群れが来てはまた去っていく。じっと見ているとチビアユはあたり一面に沢山いるのが確認できた。このチビちゃん達はこれから大きくなるのか?と思う。
 3時ころまでやってはみたが、オトリサイズは2匹のみ。あとはチビが5匹。今日はこれにて終了。あー疲れた。


3回目 9月4日(木) 酒匂川・中流部

酒匂川・やぶした1
 酒匂川・やぶしたオトリ店前

 天気:曇り
 水温:20〜22℃ 水色:澄み 
 釣果:9 Max.22.5cm Min.15cm


 やぶしたオトリより上流を望む
 数年前に上流の支流で崩れた時に流れた土砂のせいかどうか分からないが、あたり一帯が土砂のような小砂利で平らなザラザラの流れに変わってしまった。
見える範囲はどこも水深が膝下位しかなくて、どの場所でも流れを簡単に渡り越すことができる。
 友釣ファンからすれば、つまらない流れになってしまったものだ。

酒匂川・やぶした2
 やぶしたオトリ店正面
 ここもザラザラした平らな流れだ。
 昔は大石があって、背丈ほどかそれ以上の深みの大きなトロや淵があったりしたのだが、今はそれを想像すらできない。



酒匂川・やぶした3
 やぶしたオトリ店下手
 昔は右岸側に荒瀬、急瀬などがあったのだが、もはやその様子はない。
 何度か土砂を押し流すような出水が何度か繰り返されると、少しは昔の面影が蘇るのかなーと思う。





  先週から今週の月曜までは風が強かったり雨が降ったりで釣りに出かける気にもならなかったのだが、火曜、水曜と晴れた。
久しぶりに酒匂川漁協のHPを見ていたら、釣り人が大勢いる写真が出ていた。こんなに大勢の人が釣りにきているのなら、それなりにけっこう釣れているのだろうなと思い、久しぶりにいってみようかという気になった。
水曜日に行こうかと思ったのだが都合で木曜日の釣行となった。
酒匂川・日釣遊漁証 今回ものんびり出発して、やぶしたオトリ店に着いたのは7時半ごろ。
久しぶりの好天だったせいか昨日は解禁日のような人出だったそうで、一度川から上がると次に入る所を探すのが大変なくらいだったそうだ。釣果はどうっだったのか尋ねてみたら、あまり釣れなかったそうだ。昨日は来なくて正解だといっていた。今日は釣人が少ないとは言っていたが、駐車場はほぼうまっていた。
 土手の上から、どの辺りが良いのかなーと眺めていたが、見える範囲はどこも同じような川相で変化に乏しい。どうしたもんかなーと眺めていたら、3枚目の写真の右側の3本の流れの真ん中のザラ瀬の下手でやっていた人が一つ掛けた。そのまま見ていたら、次もすぐに掛けた。おー、入れ掛かりと思ってしばらく見ていたがその後が続かない。
 人のばかり見ていても仕方がないので、支度をしてオトリを2本引き舟に入れ川へ降りた。水は思ったより冷たく20度だった。
正面の右手に長ーい中州があったので、中州の岸を水中の石を見ながら上手に歩いた。流れに波立ちの出来ているあたりの石が黒くなっているように見えたので、まわりに釣り人はいなかったが、そこで竿を伸ばすことにした。朝方は少し日差しがあって、食み跡らしき感じも見えたのだが、鮎が石垢を食んでキラリと光る様子はまったく見られなかった。
 30分ほどしてゴツゴツと当りがあって掛かったはずなのに竿を立てたらバレてしまった。逆針を打ち直して同じ辺りを泳がせていたら同じような当りがあったが、また掛からずにバレ。
しばらくして、ようやく1匹目をゲット。17,8cmでまるまる太ったやつだった。6号の針では小さすぎたのかもしれない。7号の針にチェンジ。
しかし、解禁前に様子を見に来た時は(松田駅から下手の報徳橋あたりまでの間)鮎が遡上している様子はなく、放流鮎の食み跡も姿も全く見えず石も汚く濁ったままだったのに、その後に遡上があったのかしら?と思ってしまった。
 2匹目が掛かった所で、針を昔使っていた長良型に変えてみた。最近の新型の針をついつい使ってしまうので、道具箱の中には昔使っていた針とかが残ったままになってしまっている。昔良かったと思っていた針などをもう一度試してみようと、長良型と八島型と巻いてみたものだ。
 魚影が薄いのか?、活性が低いのか?、腕が良くないのか?、昔の針は掛が良くないのか?、違いは無かったのか? 良く分からないが、最近の針でも昔の長良型でも1時間1匹のペースでしか釣れず、午前中は4匹で終わり。車の所に戻って昼休み。
 土手から川へ降りる階段の所で、3人組の釣人が昼食の用意をしながら雑談していたので、隣に掛けさせてもらった。3人組の一人がラジウスでカップラーメンの湯を沸かしながら「今日の目標まで27匹足りない」と仲間に言っていた。別の人が「今日の目標は30か40か?」とちゃかして言うと。真面目顔で「目標30」答える。目標が30とか40とかいうほどの釣果情報が流れているのかしらと思ったが、30−27=3で、午前中の釣果は3だったということだ。「ものは言いよう」だ。3人ともカップラーメンとおにぎりの昼食だった。
 こちらはコンビニの三食弁当とペットボトルのお茶の昼食だ。3,40分の昼休みの後、後半戦の開始。
 午前中やっていた所から少し上手に移ってオトリを出してやった。なぜか手前側では全く掛からずに竿先の向こう側でしか掛からない。それも午前中と同じように1時間に1匹の感じで、あーもう止めようかなーと思った頃に掛かりなかなか良い引きをするものだからなかなか止められない。
 4時頃になって、”あーようやくツ抜けしたー”と思ったので川から上がった。が、引き舟からクーラーボックスにアユを移す時に数えてみたら残念”九つ”で一つ足りなかった。しかし、1匹が15cmで他は17〜22・5cmの良型だった。
 が、帰宅してから腹を裂いてみたら、15cmのを除き、他の良型は少し前に成魚放流されたものだった。でも、よい引きを楽しめたのだから良しとしよう。