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初回 6月5日(土)
晴れ一時小雨
興津川・中流部
釣果:10
2回目 6月17日(木)
晴れ
河津川・中流部
釣果:12
3回目 6月25日(金)
晴れ時々曇り
相模川・中流部
釣果:8
4回目 7月17日(土)
晴れ
稲生沢川・中流部
釣果:6
5回目 9月14日(火)
晴れ
狩野川・中流部
釣果:19
6回目 9月18日(土)
晴れ
狩野川・中流部
釣果:18

初回 6月5日(土) 興津川・中流部
ゴトロ、吊橋下流 ゴトロ、吊橋下手
 天気:晴れ一時小雨
 水温:14〜19℃ 水色:澄み 
 釣果:10 Max.17cm Min.13cm


 ゴトロの吊橋を望む
 吊橋のすぐ下手の大きな岩盤で流れが二手に分かれ、写真の左岸側の流れが本流。右岸際は岩盤底の流れになっている。
 釣り人が立っているすぐ上手の大きな岩盤の際の深みに中小のアユが沢山群れ泳いでいた。
 吊橋の上手も岩盤と石が詰まった流れが続いている。


ゴトロ中州下手

 中洲より下流を望む
 左の建物の先川がカーブする辺りに小島中学校のプールと校舎がある。その先に国道52号線の橋がある。
 国道の橋の下手まで釣り人が並んでいた。



 今年は春先から観測以来とか何十年ぶりとかの遅い降雪あるいは寒気南下などが報じられた。皆さんの記憶にあるように、野菜が生育不良で例年の2倍ほどにも値上がりし、農水大臣が規格外野菜も出荷するようにと呼びかけるほどの異常気象が続いた。家の近所では4月30日に霙が降り屋根にミゾレ・シャーベットが積もったほどだった。5月に入ってからも寒気がしばしば南下し晩霜注意が出るときさえあった。
 関東近辺はどの河川も水温が上がらずにアユの遡上が遅れているとか、苔の付が良くないので育ちが悪いとか、とにかく良い話が聞かれなかった。
 そんな訳で、今年はしばらく様子見ということになってしまった。とは云いながらも待ち切れずに、5月最終土曜日に初釣りをしようと相談がまとまった。ところが、その前日から寒気が南下し四月上旬の気温になるとかで初釣行は残念ながら延期。
 それでもウズウズは止まらないので、相模川の川見に出かけた。上大島の中洲へ架かる橋から眺めると20cm前後の大きなアユが群れているのが見えた。かなりの数がいた。これが盛夏まで順調に育ったら、と思っただけで・・・・・、暑くなった頃に来よう・・・だ。
 漁協の監視員の人達がいて、今年の遡上は去年よりずっと良いと話してくれた。何ヶ所か見て回ったが、川辺に立つと長袖シャツでは寒く釣りは止めてよかったね、と云いながら帰途についた。
 そんなこんなで、初釣行は6月第1土曜日になってしまった。
興津川日鑑札 夜明け頃にTKさんとSOさんが迎えに来てくれた。道具を積み込み興津川へ出発。
西湘バイパス、箱根新道で箱根を越え、1号線バイパスで興津まで行き、興津川沿いに上流へ向かった。どの辺でやろうかという話になったが、とりあえず上流部へ行ってみようということで、茂野島の”宮原おとり”で様子を聞いた。
 「8日(火)にダイワマスターズの大会があり下見の連中が大勢来ているので大会エリアの和田島から山彦橋の間は避けて上流か下流に入ったほうが良いですよ」と云う。それでは下流へ行こうと、来た道をもどったが、来る時に眺めた清瀬吊橋も高瀬もアオノロが出ていたし、高瀬の淵の下は岸近くは垢腐れ状態だったので、さらに下流へ行くことにした。但沼の、TKさんの義父の友人のオトリ屋で様子を聞いて、ゴトロの吊橋の下手に入ることにした。
 吊橋の下の中洲に道具やクーラーボックスを置いた時はもう8時半過ぎになった頃だった。
 中州の下手でやってみることにして、下手へ移動する途中で一人の釣り人に様子を聞くと、近所の人が4本掛けていたが他は0か1だという厳しい返事だった。とにかく初釣りだから、味見できる程度に釣れればいいさね、と初めから言い訳をいいながら2枚目の写真の建物の下手が開いていたので竿を出した。
 自分の少し下でTKさんが始めた。それほどしない内にTKさんがオトリになるサイズを2本掛けた。こちらはまだ反応無し。
 しばらくオトリをウロウロさせているとコツンという弱い当りで一つ目がきた。竿をため抜いたらオトリ位のが掛かっていた。タモに受けたつもりがオトリだけが網の中で掛かりアユは網の外で足元の水中にポチャンさよならーだ。毎度のこととはいえキャッチが下手糞だ。悪循環に突入モードだ。おまけにアオノロが流れてきて糸やオトリに絡まり始終掃除するような感じだ。昼までになんとか2匹を取り込んで、午前の部は終了。
 中州へ戻り昼食休憩。昼前はこの辺は3人ほど竿を出していたのだが今は空いている。大岩岩盤の少し下手に引き舟を浸け、竿を河原に置き場所をキープしてから、弁当を摂りしばし休憩。SOさんとTKさんも戻ってきて昼休み。SOさんも午後はここでやるという。TKさんは国道の橋の辺りをやってみると、下流へいった。
 午後もキャッチミスやら空中バレやらが多発で、全く好循環にはならない。久しぶりに古い竿を使ってみたので調子が掴めないなどと言い訳を云っていたが、所詮は下手糞なだけだ。
 バラシが多いものだから、(掛けた半分ほどしかキープできなかった)、早く次を掛けようと下手な操作をするとまるで掛からない。何もせずに囮任せのほったらかしにしたほうが流芯あたりで掛かってくれた。結果としては、下手が何かをするよりは何もしないのが良いというのが分かった興津での初釣りだった。
 何かをして、”掛けたー”という鮎釣りを堪能してみたいものだと思う。


2回目 6月17日(木) 河津川・中流部
河津川・沢田出合い上手
 沢田出合、上手

 天気:晴れ
 水温:17〜22℃ 水色:澄み 
 釣果:12 Max.19cm Min.16cm


 下流の沢田出合を望む
 峰小橋の300mほど下流左岸に小さな流れが合流している所が沢田出合、その下手に建設中の橋の橋脚があり、橋脚の辺りはトロでその下手に良い瀬が見える。沢田出合の上手は写真を写した辺りまでトロ場。
 この辺りはいつも釣り人がみえる。

河津川、峰小橋を望む
 上流、峰小橋を望む
 上手に見えるのが峰小橋。橋の下流は沢田出合までゆるい右カーブになってるので、流れの芯は左岸沿いになっている。したがって、写真の範囲は右岸側から釣ることになる。
 橋からこの辺りまで瀬が続いている。峰小橋から下手の建設中の橋脚の下手まで釣り人が並んでいた。午前中は瀬が終わるあたりで竿を出した。

 先週から梅雨入りで、雨模様の天気が続いていた。木曜日が梅雨の晴れ間で貴重な洗濯日和ですとお天気おねーさんが行っていたので、河津川へ出かけることにした。と云うのも、先週TK、KT両氏から狩野川は上流部までアオノロがいっぱいという話を聞いていたので、天城峠の向うはどうか見てこようと思ったからだ。
 夜が白む頃に家を出ようと思っていたが、少し遅くなった。今回は久しぶりの単独釣行なので時間を気にすることはない。河津へは箱根峠、天城峠を越えるルートで向かった。
箱根峠途中の富士山 鎌倉・由比ガ浜から海沿いの湘南道路を通り小田原へ向かったのだが、前に制限速度をしっかり守って走る奇特な車がいて、しばらくの間はその車に従って走るしかなかった。
 江ノ島から相模川までの間が片側2車線に拡幅されてからはこの間はほとんど渋滞が無くなった。しかし6月28日から社会実験とやらで、西湘バイパスが無料化されるというので以前のような渋滞が発生しないとも限らない。
 箱根峠を三島に下っている途中で、残雪の富士山がきれいに見えたので写真を撮った。肉眼で見た時には、富士山がずいぶん大きく見えたと思ったのだが、帰ってから写真を見ると真ん中に小さく写っているだけだった。左の写真は富士山の部分を切り出したものだ。
 残雪の量が多いように思ったが、通常は何時頃まで雪があるのかまるで記憶に無い。
 峠を下りてから下田海道R136を修善寺方面へ向かった。
 狩野川大橋を渡る時に川の上流部を眺めたが釣り人は一人も見当らなかった。もう日が昇っているというのに、まだ誰も川に出ていないのだ。上手の大仁橋のあたりでも道の左側を流れる川を見たが釣り人は見当らない。宮田橋のあたりでも釣り人は見当らなかった。TKさん達が云っていた様にアオノロがひどいというので釣り人がいないのだろうか?
 気になって、矢熊橋で、上から川を覗いてみて驚いた。川全面がアオノロに覆われているではないか。もちろんここでも釣り人は見えなかった。上流の嵯峨沢橋を渡る時に川をチラリと見たが、釣り人は見あたらなかった。長年狩野川に通っているが、6月からこれほどアオノロが酷い年は記憶に無い。
 天城峠を越えて、峰小橋そばの「とうふ屋」で入漁証とオトリを買った。オトリ屋のお婆さんが今隣を工事中で業者が来るから、車は川沿いの桜並木の辺りに止めてくれというので峰小橋右岸少し下の河津桜の脇に少し広くなった所に駐車した。地元の人も何人か車を停めて釣り支度をしていた。

河津川・遊漁証 橋の上下には人が入っていた。下手の沢田出合の辺りは空いているように見えたので、右岸の桜並木の道を下手に歩き、沢田出合の少し上手で柵の切れ目から川へ降りる道があったので、そこから川へ下りた。
橋の上から見たときも、川辺へ下りて見てもアオノロは見当らなかったので、ほっと一安心した。
 上手の峰小橋から瀬が続いていて、沢田出合に近くなってトロになる。瀬の終わる当りの岸辺の葦を2m円ほどに刈ってある所があったので、そこにクラーボックスを置き、瀬尻の10mほど上手で竿を出すことにした。竿に仕掛けを張っていると、下手のトロに二人釣り人が来た。上手は空いていたが、30分もすると釣り人が並んだ。
 上の2枚目の写真の少し下からオトリを出してやると、都合よく上手に泳いで行ってくれた。3,4mほど上へ上ったあたりで当りが来た。いつもヘボでキャッチミスやらをしでかしているので、慎重に抜いてチャッチ成功。塩焼きサイズだった。
オトリを野鮎に換えて出してやると、驚きの4連荘。これはすごい、久しぶりに大釣りか!と思ったが、そうは旨くはいかない。なんと次はオトリと同じ位大きなドンコ(ボウズハゼ)の2連荘だ。恐怖のスパイラルで仕掛けがクチャクチャだ。
 オトリを交換して、瀬尻に入れて少し待つとグンと当って塩焼きサイズが来た。少ししてもう1匹来た。なんとか循環が良くなったか?と思ったが8時半頃からまるで当りが遠のいた。上手も下手も釣れる気配が無い。たまに誰かが掛ける程度だ。かわりに大型ドンコがあちこちで掛かるのが見えた。自分も鮎ではなく大型ドンコを掛ける一人だった。昼間での3時間にようやく2匹追加。
 弁当を摂ってのんびり休憩。夕方までここで粘るか、それとも上手の橋の辺りへ移動しようかと他の釣り人の様子を見ていたが、まるで釣れる気配が無いので、午後は橋の辺りでつってみることにして、上手へ移動した。
 消防署の裏から川へ下りて、上手へ行ってみた。大きな石の下辺りが深みになっている所へオトリを入れて泳がせていると間も無く当りが来た。午後の1匹目なので慎重に抜き取った。これも塩焼きサイズだ。同じような所で次がこないかと思って探るが当り無し。左岸のヘチよりに入れて待つとようやく次が来た。
 その後はまるで音沙汰無しなので、橋の下手を眺めると、先ほどまでいた数人が引き上げたようで空きになっていた。橋の下手へ移動。竿の長さ分ほど下手からオトリを出して、行って来い式の泳がせでのんびり眺めていたら目印が横に走って引きの良いのが掛かった。
 次も行って来い式で待ってみたが、まるでダメ。くたびれて石に腰かけたりして粘ってみたがダメ。ダメモトとおもって左岸際の流れに入れてじわじわ引き上げているとようやく次が来た。
 後はなにやっても、やらなくても全くあたりが無い。大型ドンコだけはコンスタントに掛かる。これから夕方のゴールデン・タイムという時間帯が近づいてきていたが、もう釣れる気がせずに、納竿した。
 帰宅してから、釣れた鮎の腹を割いてみて分かったのだが、釣れた鮎は全て成魚放流物だった。
釣れた中に天然は1匹もいなかった。ということは、今年は天然遡上がほとんど無かったということなのだろうか?遡上アユが少ないからボウズハゼが垢をたっぷり食べて大型に育っているのかもしれない、などと後になって思ったりしたものだ。
 興津川も狩野川もアオノロが酷いし、河津川は鮎の数が少ないしで、次は何処へ行こうか?と悩んでしまうのだ。


3回目 6月25日(金) 相模川・中流部

相模川・高田橋上流
 高田橋上流

 天気:晴れ時々曇り
 水温:19〜22℃ 水色:澄み 
 釣果:8 Max.19cm Min.13cm


 高田橋より上流を望む
 高田橋下には、左岸側に広い河川敷と橋の上流部に公園がある。数百m上流に堰堤がありその下の中州で流れが分かれる。主流は右岸側で深いトになっている、左岸側の分流は浅いザラ瀬。
 中洲から橋の少し上手まではチャラ瀬、早瀬になっている。



高田橋、下流
 高田橋より下流を望む
 橋よりしばらく深トロが続きその先に早瀬が続いている。
 橋の下手下から瀬の辺りでは、例年秋近くになると、尺ものが出たと話題になり大物を狙う鮎師が集まってくる。
 トロ場の流れの中ほどで小船から竿を出す人を時折見かけることがある。



 23日にダイワ鮎マスターズ2010南関東A地区大会が高田橋であった。予選通過の上位3名はオトリ込みの27〜21尾だったそうで、決勝は1位 17尾、2位 15尾、3位 14尾だったと相模川漁協のホームページに出ていた。
 200名近い選手が出場したとのことなので、ヘボにも釣れるような追い気のあるアユはあらかた釣られてしまているだろうが、一日おけばヘボでもツ抜けくらいは出来るだろうと思い、金曜日に高田橋の上手へ出かけてみた。
 高田橋左岸、鮎供養塔
高田橋左岸、久所の渡しレリーフ 橋の上から川の写真を撮ろうと思い、左岸土手沿いの道を橋に向かうと橋の脇に「鮎供養塔」と「久所の渡し」の石碑が立っており、橋の歩道に入る路面に、青銅製らしき、渡しの様子をレリーフにしたものが埋め込まれていた。
 この辺りは水郷田名と呼ばれている場所だが、かつての渡し場だったことに今回初めて気が付いた。
 この渡しの光景がある頃に、ここで鮎釣りをしたならば良形が竿を絞り込み、時には釣師を引きずり回したことだろうなー、と在りし日の情景を思ったりした。
 橋の上から川を眺めたが、橋が高くて川の中の様子は分からなかったが、アオノロは出ていないようだった。
 数人の釣り人が岸辺で準備をするのが見えた。


相模川・入漁証 釣具屋で入漁証とオトリを買い、様子を聞くと23日のダイワマスターズの結果で数が出たことと、最近鮎の追い気が出てきたようなので、朝方は瀬を釣ると良いでしょうという話だった。
 橋の下手の瀬までは距離がsるようなので、橋の上手の瀬でやってみることにした。
 河原に駐車し、支度を始めると中州の右岸側に竿が何本も立っているのが見えた。中州の左岸側には年配者が一人見えた。中州すぐ下のチャラ瀬には2人いたので、中州から5、60mほど下手の瀬でやってみることにした。
 オトリを出して5分もしないころに17,8cmの良形がきた。オトリを換えて瀬に出してやった。10分ほどのうちに先ほどよりは少し小さいのが来た。これは幸先が良い、これならツ抜けなど楽勝と思い、オトリを換えて流れに出してやったのだが、その後ウンともスンともいわずまるでダメ。
 周りは釣り人が並んでいるので近くを移動は出来ない。大きく動いても良い場所に入れるか分からないので、同じ場所で辛抱。上手の人が数本掛けたが後が続かず、昼前には中州の上手の方へ移っていった。
 流芯を狙ってみたが、まるで反応無し。流芯脇やら脛位のところやらをやってみて昼間までにようやく6匹。これではツ抜けは難しそうなど考え出す。こんな時は早く休んで、弁当でも食べて気分転換するにかぎる。昼食を摂りながら上手や下手や、流れの中に立ちこんで瀬を拾い釣りしている人などの釣り方を見ていた。脛から膝位の深さの瀬に立ち込んで釣っていた人が良く掛けていたが、岸辺から竿を出している人にはほとんど掛かっていないようだ。
 上手の二人が中州の上の方へ移動して空きができた。昼食休みの後、竿1本半ほど上手へ移動した。
 午後になると下流側から風が吹き出した。そういえば、相模川はいつも午後は風が下から吹いてくるんだったなー、と思い出した。時折竿を持っているだけで大変なほど風が吹くが、強く吹き続けるわけではなかった。しばらくして16,7cmのが掛かった。オトリを掛かり鮎に換えて出してやると、流芯脇まで出て行ったときにグンと下手へ走った。流れに乗って走り、かなりの引きだ。数歩下がって抜こうとしたが走り回って抜けない。ようやく抜いた、と思ったら空中バレ。
 その後がまたいけなかった。脛くらいの深さのヨレに入れてやったら、入れ掛りできたのだが、抜く時に風が強くて鮎があらぬ方に行ってしまいバレ。オトリを別のと交換して出してやったら、先ほど掛かった場所の近くでまた掛かったのだが、今度はオトリだけが網の中で掛かり鮎は網の外に出て足元にポチャン、ピューと深いほうへ逃げていった。次はさらに悪い。少し深いほうでまた掛かったので、強い風の中竿を矯めて風が弱まるのを待った。風が弱くなったので、抜き上げたら、どういう訳かオトリが付いておらず、おまけに良形の掛かりアユが空中バレ。仕掛けだけが風になびいてヒラヒラだ。
 気力も衰え、風の中で竿を持っているだけで疲れてくる。その後かろうじて数匹掛けたが、精神的に疲れてしまい、風が強いことを理由に3時で早上がりにした。
 抜いて網に受けるのが下手糞なのは自覚しているのだけれど、今日は本当にヘボだと実感させられた。
まだ明るいうちに帰ったので、家人に驚かれた。釣れたアユ8尾中天然遡上は13cmのチビ1尾だけで、他は全て最近成魚放流されたものだった。解禁前に大島で去年よりは遡上が良いという話を聞いたのだが、どの程度の遡上だったのか?と思う結果だ。


4回目 7月17日(土) 稲生沢川・中流部

稲生沢川、浄水場前1
 落合浄水場前

 天気:晴れ
 水温:19〜24℃ 水色:柳濁り 
 釣果:6 Max.21cm Min.15cm


 浄水場の橋より下流を望む
 昨夜上流で雨があったようで、濁りが残り水位も20〜30cmほど高いようで減水中だった。平水時はチャラとトロ。
 川が右にカーブして見えなくなる辺りに40kmの道路標識があり、その辺りから下手のトロ場を地元の釣り師はよく狙うそうだ。
 ずっと下手に取水堰があり、堰から上流は放流物が主体の釣り場だ。



稲生沢川、浄水場前2

 浄水場の橋より上流を望む
 右岸の護岸に沿って井桁のコンクリートがあり、その間に石が詰まっている。囮屋の説明では、葦が生えている左岸から井桁の中の石を狙うと良いらしい。
 橋から200mほど上手に川に降りる所があるそうだ。
 稲梓あたりからこの辺りまで釣り下がってくる人がけっこういるようだ。
 平水時はチャラ瀬。




 釣りの後、天城高原の別荘で涼しく快適な夜を過ごさせてもらった。天城高原の涼気が気持ち良く窓を開け放しで寝て冷えたのか、帰ってから治ったはずの夏風邪がぶり返したようで頭がぼんやりして、釣行日記の更新が遅れてしまった。梅雨明けの猛暑でダラーっとしただけだったのかもしれない。ともかく、すっきりしない。
 「海の日」の連休はどんな予定?とメールすると、この日は伊豆でKTさんと釣り合宿の予定(先月決定)だとTKさんから返信が来た。返信を見て、ようやくその件を思い出した。飛び入り参加を頼んだら、了解の返事。
 土曜日の夜明け前にピックアップしてもらった。稲生沢川へのルートは、箱根越え、天城峠越えで河津のループ橋を下り湯ヶ野温泉の先で下田街道(R414)のまま右折して稲梓を通り、蓮台寺の囮屋へ。
 狩野川沿いに走った頃には夜も明けていた。例年なら何人かは川に出ている頃なのだが今朝は一人の釣り人も見えない。囮にならないようなチビが半分以上という噂が本当なのかもしれない。
日釣遊漁証 伊豆急・蓮台寺駅そばの河内温泉はずれに目的の囮屋がある。KTさんが念のためと昨夜囮の予約をしておいてくれた。オトリ缶をもって囮屋へ行き朝の挨拶をすると、「急に9人といわれても無理だよ」と何か勘違いをしているような返事が返ってきた。昨日予約した横浜の者だとKTさんが囮屋夫婦に云うと、勘違いは解けたようだった。
 東京の釣りクラブの団体9人が西伊豆の那賀川で釣りをする予定でマイクロバスで来たのだが、昨夜来の雨で那賀川での鮎釣りはダメということで稲生沢川へ転進することになり、幹事から囮屋へ電話が入ったらしい。
 3人分の天然オトリをオトリ缶に移していると、件の団体さんの大型マイクロバスが来た。ここで6人降ろしますと幹事が囮屋の主人に話していた。蓮台寺駅の前後で竿を出すのかなと思った。残り3人は上流の稲梓辺りへ行くと云っていた。
 我々は1枚目の写真の落合浄水場の橋の所へ向かった。TKさんは橋の上手へ行ってみるといい国道を上手へ歩いて行った。KTさんと自分は1枚目の写真の河原に降りて、のんびりやることにした。稲生沢川も昨夜かなりの雨が降ったようで、護岸の石垣が水面より30cmほど上まで濡れていた。水が引いている最中のようで、笹濁り〜柳濁りで川底は見えない。
 水嵩が高くなっているので、いつもよりは水勢が強いようだ。始めていくらもしないうちにKTさんが20cmオーバー位の両型を掛け、取り込んだ。それを囮に替えてやると、深い速い流れでもぐんぐん入っていくのが見えた。
 こちらにも来ないかなー、とあちこち探るが全く反応なし。橋のすぐ下手の落ち込の中を泳がせてみたがここもダメ。流心に黒っぽく見える所へ入れてみても反応なし。
 下手のKTさんを見ると根掛のようで腰のあたりま入っていた。河原に竿を寝かせて、TKさんの所へ行き、彼の竿を持ってやった。帽子、ベスト、シャツを脱ぎ根掛外しに流れに入って行ったが、いつもなら腹位のはずの所が胸以上深くて、根掛外しのポールもとどかないという。首位まで入っていろいろやったがダメで、糸を切ってしまった。せっかくの良形をもったいないことをした。TKさんは下手へ移動。
 上手へ行っていたTKさんが上はダメだと戻ってきた。この辺もダメ、まだボーズというと、下手でやると下がって行った。この辺りはまるでだめで、1匹目の囮はほとんど引き殺し状態になってしまった。河原で休んでいると、上手から2枚目の写真の辺りに4人ほど下がってきて釣り始めた。葦の生えている側から護岸側に竿を出している。しばらく見ていたが誰も掛からない。そのうち一人が橋の下まで下がってきたので、上手の様子はどうかと尋ねると、上手は良くないので下がって来たという返事だ。
 午前中はボーズのまま、2匹目のおとりもヘロヘロで、昼食休憩。TKさんは下手の道路標識の下手で7,8本掛けたといい戻ってきた。KTさんはダメだったようだ。
 午後、ヘロヘロ囮でやってみたが、まるでダメ。TKさんから囮を借りてだしてやったが、よそ見している時に野鮎が掛かり岩の向こうに走られこちらに戻そうとしたら岩の角にガリガリンと擦れて水中糸が切れてしまった。ダメの見本だ。2本目を借りて再挑戦。その後は下手行ってみたり、上手の橋の下辺りへ囮を入れてみたりいろいろやってようやく6本。まったく疲れた一日だった。
 夕方KTさんが用意してくれた天城高原の別荘へ向かった。途中でTKさんに同僚から電話で、下田で釣ったイサキをくれるそうで月ヶ瀬あたりで落合うことになった。良形イサキを3本もらい、別荘へ向かった。途中の狩野川を眺めたが、まだ日は山の上なのに釣り人は数人見えただけ。TKさん達が前回行った時は、囮にもならない小さいのが半分以上だったから、釣り人が少ないのかも?という話だ。
 釣りの後は鮎塩焼きで談笑のはずが、今回はイサキの塩焼きで一杯という夕べになった。それにしても天城高原は涼しくて気持ちが良かった。ただ、夜中にホトトギスが、早朝には蜩と鶯が賑やかに鳴いていたのが気になった。


5回目 9月14日(火) 狩野川・中流部

狩野川、宮田橋上流
 宮田橋上流

 天気:晴れ
 水温:19〜23℃ 水色:澄み
 釣果:19 Max.19cm Min.11cm


 飯田おとり店より上流を望む
 久しぶりの釣行でカメラを忘れてしまい、帰りがけに携帯で撮った写真です。
 例年の平水より30cm以上も水位が下がっているようでした。先週の台風の際もさしたる増水はなかったそうです。
 平日でも釣り客はかなりいましたが、以前に比べると少ないです。




 7月末に喉をやられる夏風邪で1週間ほど満足に食事ができず、とても川へ出るような状況ではなかった。その頃から猛暑が全国を襲い、9月上旬までは観測史上最多の猛暑日というニュースが毎週放映されていた。川へ出かけたほうが涼しかったのかもしれないが、炎暑の中の河原で竿を出すという気持ちにはとてもなれなかった。猛暑が退くまで友釣は暫し休止ということで様子見ということにした。
 8月に狩野川へ出かけた釣友の話では、魚は沢山いるが大半は囮にもならないようなチビだ、という。それじゃー今年は狩野川はパスかなー、と思っていたのだが先週の狩野川漁協のニュースで「宮田橋あたりで20cm前後に育ってきている」と出ていた。
 月曜日に前線が通過し、火曜日には涼しい空気が下りてきて猛暑も終るという天気予報だ。狩野川へ行ってみようかな、という気持ちがむくむくしだした。と、いうわけで一月半ぶりの友釣釣行となった。
 通常に比べると、ゆっくり家を出た。西湘バイパスと箱根新道が社会実験とやらで無料になったので交通量が増えて混んでいるかと思ったが、早朝のせいか無料になる前とそれほど変わりはないようだ。
 箱根峠を三島側に下りると、通勤の車が出だして道が混みだした。修善寺の辺りでは渋滞の感じさえした。
狩野川、遊漁証 8時前に宮田橋に着いた。橋を渡るときに何人かが竿を出しているのが見えた。今日は橋の上手でやってみることにして、橋の上手右岸の飯田おとり店の駐車場に車を停めた。
 朝食のパンを食べながら対岸で竿を出している人の様子を見ていたら、オトリサイズのを立て続けに2本掛けた。3本目は見ている間には来なかったが、囮屋の前の深みではまあまあの大きさのが掛かっている。漁協の情報は間違いなさそうだ。
 オトリ屋の主人に「どの辺りがいいんですかね?」と尋ねた。
「どんな所が好きですか?」 「どこでも良いんだけどねー」 上手の瀬頭を指さして「それじゃーあの辺りで始めてはいかがですか。10cm以下の小さいのが掛かっても放さないで全部持って帰って下さい。掛かり傷のある小さいのは放してもすぐ病気になって死んでしまいますから。」
 釣り支度をして、少し上手の瀬頭で始めることにした。上の写真の右端の辺りだ。竿を伸ばしながら上手を見ると、石がごろごろした瀬に5,6人が竿を出しているのが見えた。通常の水位なら押しの強い荒瀬で、なかなか手強い場所なのだが、今は減水でちょうど釣り頃の瀬になっているようだ。
 右岸瀬頭の際から囮をだしてやった。岸際の流れで掛かるのではと思ったが、まるでダメ。少し沖の石際の少し深くなった所でオトリより少し小さいのが掛かった。オトリを換えて手前から出してやると上手へ上って行って、トロ場を上って行った。うまいこと掛かってくれないかと行ける所まで行かせたが、ナシの礫。戻して、下手の瀬の中を探るがすぐにはきてくれない。
 ここの瀬は途中から段々の瀬になって囮屋前の深みに落ち込んでいる。段々の瀬の部分は真ん中あたりに立ち込むか左岸側からでなければ釣りにくい。
 岸から届く範囲をやって、昼までになんとかツ抜けできた。半分がオトリ程度で他半分はチビ。オトリがやけに下に流されるなーと思ってオトリを上げてみるとチビが掛かっていたというのが何度かあった。
 オトリ屋のテーブルで川を眺め川風にあたりながら、ゆっくり弁当を摂る。ゆったりとした気持ちの良いひと時だ。
 たっぷり休憩の後、オトリ屋の前の二つの大岩の間からその前の深瀬をやった。深みの中の大石の近くにオトリを入れてしばらく待つと、運が良いと、塩焼きサイズがググンと竿を絞る。
昔のような突然ひったくるような当りが二・三度あった。久しぶりに瀬釣の醍醐味を思い出した。昔はこういう当りがあたりまえだった。
 2時間ほどすると、ほとんど釣れる感じがしなくなった。鮎は大小混じって沢山いるのだが、釣り返しがきかない感じだ。
アユ 他の場所へ移動しようかと思い、川を眺めながら歩いていたら、ガリガリと仕掛けが絡む感触が竿を持つ手に伝わった。竿先を見ると、木の枝に糸が絡まっていた。外そうとしたが、ますます絡まってダメ。結局仕掛けを切ってしまった。
 久しぶりに川辺に立ったり、川に浸かったり、お日様に照らされたりで少々疲れてもいたので、今日の釣りはこれで終わりにした。


6回目 9月18日(土) 狩野川・中流部

狩野川、田沢橋上流
 慶応病院リハビリセンター上流

 天気:晴れ
 水温:19〜24℃ 水色:澄み
 釣果:18 Max.18cm Min.11cm


 田沢橋より慶応病院リハビリセンターを望む
 水位は渇水に近いほどの低水位です。橋の上から下を覗くと、沢山の鮎が群れています。
ほとんどはチビの群れ鮎ですが、大きな石の所では塩焼きサイズが数匹の群れで仲良く石垢を舐めていました。
 リハビリセンターの前は底石が砂に埋もれて大石が所々に点在するような状況でした。


狩野川、田沢橋下流
 田沢橋より下流を望む
 鏡になって見える範囲の底は砂が積もって大石が所々に顔を出している状況です。
井桁のコンクリートブロックの中は砂が積もってはいませんが、群れ鮎しかいません。
 10尾ほどの良形鮎が、砂の間から顔をのぞかせている大石の垢を舐めているのが見えましたが、とにかく仲良しグループでまったく喧嘩をしません。何かの拍子に1,2匹がじゃれ合う程度です。
 正面で右に流れが変わり、写真の右端あたりから瀬が始まります。平水ならば荒瀬のはずですが、今は早瀬程度だと思います。



 今週末狩野川へ行くとTKさんからメールが届いた。はーい行きます、とすぐに返信した。
 TKさん、なぜか今年は田沢橋の所がお気に入りになってしまった。今回も行先は田沢橋だという。自分は今年狩野川は2度目だから、どこでもOKだ。
 高速道路、有料道路の社会実験で西湘バイパス、箱根新道が無料になり、伊豆スカイラインが朝6時までは無料で以後は¥200に割引きとなっている。そういう事情でTKさんの目的地までのドライブルートは、西湘バイパス→箱根新道→箱根峠頂上から県道20号線→伊豆スカイライン冷川IC→大見川沿いの県道59号から矢熊峠の山越えで月ヶ瀬へというものだ。県道20号から先はカーブの多いくねくねした道が多いが、交通量が非常に少ないというのが自慢のルートだ。
 途中コンビニで朝食のサンドイッチと昼の弁当を買ったが、Tkさんは田沢橋の袂の軽食喫茶のカレーライスとスパゲテイがえらく気に入っているようで、昼はそこでカレーを食べるそうで弁当は買わなかった。
 件の軽食喫茶の隣に囮屋がある。この囮屋は今年途中から昨年もやっていた囮屋から仕事を引き継いだそうで、急な話だったので今年はオトリ鮎の販売だけで遊漁証の扱いはしていないそうだ。
狩野川遊漁証 TKさんは年券を買っているが、自分はその都度日券を買っている。券は無いというと、隣の囮屋まで日券を買いに行ってくれ、河原まで届けてくれた。
 釣りの準備をしている間に、若い釣り人と熟年の3人組とがやってきた。
 TKさんは、金曜日に橋の下手のほうの瀬で三十数匹釣った人の話を囮屋から聞いてその瀬でやると意欲満々だ。
 自分は朝一は橋の上手の写真の石が並び白波が見える上手でやってみることにした。間もなく囮より少し小さいのが掛かったのだが、空中バレ。その後いろいろやったが当り無しだ。そうこうしていると1枚目の写真の右岸側に熟年3人組が来た。自分の上手には若い釣り人が入っている。
 あまりぱっとしない感じなので、リハビリセンターの方へ移動することにした。1枚目の写真の川が見えなくなったあたりがリハビリセンターの下流側の端になる。
リハビリセンターの前は昔は底石のびっしり詰まった素敵な深トロだった記憶があるのだが、今は底石がすっかり砂に埋もれてしまい所々大石が砂から顔を出している状況になっていた。左岸リハビリセンター側の護岸に沿ってロの字型のコンクリートブロックが並んでいるようで、そのあたりだけは砂に埋まっていないように見えた。
流れに立ち込んでまで護岸際をやってみる気にはならなかったので、リハビリセンター上流端あたりから月ヶ瀬旅館裏まで続く荒瀬のあたりまで行ってみることにした。
 瀬尻あたりまで行ってみると、すでに十人ほどが竿を出しており瀬の中に入るスペースはあまりない。瀬の一番下の棚でやっている人に挨拶すると、瀬尻の落ち込みへは下がらないというので、瀬尻の落ち込みに入らせてもらった。
 しばらくしてからオトリサイズが来たが次がなかなか来てくれない。瀬の一番下の棚でやっている人が良形のを掛けた後で塩焼きサイズを次々と掛け、午前中だけで20近くまでいったのではないかと思う。
それにひきかえ、こちらは鳴かず飛ばずで11時までにオトリサイズを3匹取り込んだだけ。ダメな時は早や飯に限ると、オトリ屋へもどって土手の上で弁当を摂る。その後下手を眺めて、TKさんは戻ってこないなー釣れているのかなーと思ったり、橋の上から下を覗いたり上手を眺めたりの手持ち無沙汰だ。
 熟年3人組が戻ってきて、オトリ屋が用意したテーブルで隣の店のカレーを食べるのだという。隣の店は女性二人でやっていて、二人ともそれなりの美形の感じだ。
 1時近くになってようやくTKさんが戻ってきた。釣れ具合を聞いたが、ツ抜けはしていなようだった。話もそこそこに隣の店へカレーを食べに行ってしまった。カレーが旨いと何度となく言っていたが、カレーの味もさることながら店の二人の女性の方にも引かれているのでは?と思わないではない感じだ。
 下の瀬ではチビが多いような話だったので、午後もリハビリセンター上手の瀬へ行くことにした。途中のリハビリセンター前の砂に埋もれたトロ場には当然の事ながら一人もいない。
 瀬には相変わらず竿が並んでいて、瀬尻の落ち込みしか空いていない。午後もここで粘ってみることにした。
 瀬の落ち込みの白泡の立つあたりから竿一本ほど下の沖に大石が頭を出していて、さらにその下手にも大石が顔をだしている。その周りは大小の石が詰まっている。荒瀬からの流れで砂は流され貯まってはいない。初めの大石の後ろあたりまでは流れがきつい感じがあるが、その下はトロの様相だ。
 白泡の消えるあたりにオトリを沈めてやった。しばらくして目印が白泡の中へスーっと入って行った、糸を張った途端に下流へ反転しぐいぐい引く。下のトロのへんまで行ってしまい、なかなか浮いてこない。ようやく抜きあげたのは17,8cmほどの綺麗なアユだった。
 瀬の落ち込みから竿2本分ほどの間を行ったり来たりしてオトリを泳がせた。午後一に掛かったやつのように良い引きや強い当りがあったのは数匹だけで、あとはなとなく頼りない当りのが多かった。午後は飽きない程度に掛かり、午前中の不調をなんとかカバー出来たようだ。 幸い、この場所ではチビは3匹だけで、あとは充分オトリになるサイズだった。
 4時を回って前の水面が日陰になってきた。日陰になるとなんとなく釣れなくなるような気がして、今日はこれで止めにした。
 川を歩いていると、鮎が右往左往して逃げ惑う様は昔日の狩野川を思い出させる。しかし、昔の鮎のサイズに比べると、解禁半月後位の感じだ。数は多いが、とにかくチビなのだ。