東京湾流域は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の一都三県に及びます。また千葉、神奈川などは東京湾以外の流域を持っています。国勢調査から一都三県の人口がどう増加してきたかを調べました。１９２０年の８百万人が２０００年に３３百万人へと４倍にもなっています。
次に最近の国勢調査の市町村別人口をもとに東京湾流域人口を推定しました。埼玉、東京については全域湾流域とし、神奈川県は川崎市、横須賀市、横浜市（一部の区を除く）、千葉県は湾流域と思われる市町村をピックアップしました。それを計算すると２０００年の東京湾流域人口は２７．５百万人で一都三県の８２％です。東京都にはもっと古い人口統計があり、それによると明治５年（１８７３年）では僅か８６万人でした。これからすると百二十年前の東京湾の流域人口は３百万人程度だったと考えられます。
東京都の人口推移へ