品野西土地区画整理事業が行き詰まったことについて、瀬戸市都市整備課が議員に説明した案。
 しかし、この案は、区画整理組合は承諾していない。
 なお、この助成は、幡野東土地区画整理事業に適用することも考慮して発案されており(助成対象の「幅員12m以上の幹線を有しない組合で市長の認める1路線」という項目)、また、今後、各地の同種事業に適用されることとなり、問題である。
 


                               H15.11.21
             品野土地区画整理事業

1.事業計画
  施行面積     18.9ha       地権者数   240人
  平均減歩率    35.0%       総事業費   30億6千万円
  保留地面積    24,370u      保留地処分金 23億7180万円
                     (事業計画単価 約98,000円/u)
  認可広告日    平成3年1月21日

2.事業計画見直し
  総収入見込額   約20億9350万円
           (残保留地 16,119uを実勢価格50,200円/uで処分)
  総支出見込額   約29億8800万円  (平成16年度末想定)

  不足額      約8億9450万円

3.事業不足金の対応

 約9億円の不足額を補うため
 @助成要綱の見直し(遡及適用)を行い、約3億円を助成する。
 A組合において賦課金 約3億円を徴収する。
 B組合の徴収する賦課金と同額(約3億円)を助成する。

 以上の資金計画の基に、組合の事業計画変更を行い残保留地の処分を行う。
また、金融機関と交渉し、金利等の負担軽減を求め支出の削減に努める。

※組合理事会は賦課金徴収に向け、現在総代会に提案中。


 区画整理組合助成(案)一覧  赤字が追加部分

○認可申請者助成(おおむね85%以上の仮同意を得て、技術援助申請をした者)
 

調査研究委託費         年間30万円              


○組合助成(施行地区面積5ha以上、ただし、緑住まちづくり推進事業はこの限りではない。)
     (道路、公園、調整池又は緑地の合計面積が、施行地区面積の25%以上。)

(1)都市計画道路        用地費、補償費、築造費及び舗装費相当額        
(2)幹線市道(幅員8mを超える   

  幹線的市道で市長の認めたもの)

幅員12m以上〜用地費、築造費及び舗装費相当額

幅員12m未満〜築造費、舗装費相当額及び幅員6mを超える

部分の用地相当額

(3)幅員12m以上の幹線を有しない組合で

 市長の認める1路線

用地費、築造費及び舗装費相当額
(4)公園 公園面積のうち施行地区面積の3%を超える部分の用地費相当額
(5)調整地 築造費相当額の2分の1及び用地費相当額
(6)水路 築造費相当額のうち地区外流域面積の割合部分
(7)事務運営費 当初事業計画期間×年額2千万円
(8)埋蔵文化財調査費 調査費用の2分の1
(9)上水道 管径150mm以上の排水本管敷設工事費相当額
(10)環境創造事業費 当該事業を除く総事業費の3%を超えない範囲の当該事業費相当額、ただし、市長が認めた事業に限る
(11)整備済小宅地 負担軽減措置を換地規定又は土地評価基準で定める場合、330u未満の居住用宅地のうち200uまでの部分の5%相当面積×認可時の保留地処分単価
(12)賦課金対応 事業終結のため賦課金を徴収する組合に対し、賦課金と同額の範囲内で市長の認めた額
(13)その他市長が特に必要と認めた額  

                                                ※ 用地費は整理前単価