かとう徳太郎市政レポート NO.36 2003年11月25日発行
12月議会が始まります
暖かい日が続いていましたが、急に冷え込んで秋も終わりを迎えつつあります。体調を崩し易い時期ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、市政レポートの発行が遅くなりまして申し訳ありません。そこで、今回は、12月議会で一般質問予定の項目も見ていただき、ぜひ傍聴くださいますようご案内申し上げます。
質問順は１２人中１２番目となりましたので、12月２日（火）の午後あたりと予想されますが、進行状況により前後しますので、状況につきましては議会事務局（右記）までお問い合わせください。また、議会日程は右記の通りです。
１２月議会 一般質問項目
Ⅰ．瀬戸駅前再開発ビル事業について
①店舗床分譲の申し込みの現状と今後の見通しは。
②第３セクター瀬戸まちづくり(株)との保留床分譲についての話し合いの内容はどのようなものか。
③第３セクター瀬戸まちづくり(株)は保留床買取りについてどのような検討を行っているのか。
④第３セクターによる保留床買取り事業について市民への説明はどのようにされているのか。
Ⅱ．印所・紺屋田地区鉱山開発について
①珪砂組合による鉱山開発が瀬戸市土地利用調整条例の開発協議対象とならないのはなぜか。
②珪砂組合からの保安林解除申請に対する市長意見はどのようなものか。
③市街地内にあるまとまった緑地として市は保全をするべきではないか。
Ⅲ．「環境万博」会場都市として良好な環境を保全するためどう取り組むのか
①万博環境モニタリング調査報告書が出されたが、市はどう受け止めているか。
②瀬戸市環境基本条例、基本計画推進に向けてどう取り組むのか。
◎瀬戸市議会 11,12月 日程表◎
９月議会一般質問
Ⅰ 深川・古瀬戸連区県有林での珪砂鉱山開発事業の経緯について市はどのように把握しているのか。開発により自然環境が破壊されるのではないか。隣接地の馬ヶ城水源地での珪砂開発が求められた場合、市はどう対応するのか。
〈市の回答〉
愛知県珪砂鉱業協同組合より平成14年10月に「採掘計画概要書」が市へ提出され、昨年９月から今年２月にかけて住民説明会が開催されている。環境面については、瀬戸市環境基本計画に基づき環境保全に配慮するよう求めていく。馬ヶ城水源地開発については総合的に判断していく。
【徳太郎の見解】
瀬戸市環境基本計画では、深川・古瀬戸連区の県有林は都心部に残されたまとまりのある樹林地として保全に努めるとされています。鉱山開発など考えられない場所です。馬ヶ城水源地での鉱山開発すら明確に否定しないのは、市長が珪砂業界出身だからでしょうか。
Ⅱ 情報公開を積極的に進めるために、市役所１Ｆロビーの情報公開コーナーに、公開文書の増加や専任職員配置などの充実をはかるべきでは。また各種審議会・委員会の公開や委員の市民公募にどのように取り組んでいるのか。
〈市の回答〉
市役所１Ｆ情報公開コーナーで公開する文書の基準は定めていない。本年度36審議会中22審議会が開催された。このうち３審議会で議事録公開が決定された。
【徳太郎の見解】
市役所１Ｆの情報公開コーナーにはﾕ時職員すらいなくなり、公文書公開も進んでいません。各種審議会委員には市民の税金から会議開催の度に報酬が支払われているのに会議録公表の検討すらされていません。市長は、多治見市や春日井市のように審議会公開を原則として決定し、情報公開に取り組むべきです。
Ⅲ 住民合意のないゴンドラ建設を中止すること。アセスメントを行っている最中に、ゴンドラ工事説明会をなぜ強行したのか。
〈市の回答〉
ゴンドラ事業が具体化し、山口連区住民全体の生活にかかわるので、山口連区全体を対象とした工事説明会を行った。今後も連区全体で行っていきたい。
【徳太郎の見解】
市と博覧会協会は、ゴンドラ建設に町内会全体で反対している上之山３丁目住民を全く無視しています。住民説明をしていることのアリバイ作りに山口連区での説明会が開かれたにすぎません。ゴンドラルート直近の上之山３丁目住民への説明を市と協会は責任をもって行うことは当然のことです。住民に説明出来ないような工事は中止するべきではないでしょうか。
Ⅳ 市民の避難場所となっている小・中学校施設の耐震調査結果はどのようなものか。今後の耐震強化対策はどのように取り組むのか。
〈市の回答〉
小中学校校舎で調査を行い、耐震対策を進める必要がある施設があった。調査結果は地域住民へ積極的には周知・説明をしていない。体育館の耐震調査は平成17年度に行い、その後計画的に調査を進めていきたい。
【徳太郎の見解】
安心で安全な街づくりが地震対策上も早急に求められる状況ですが、瀬戸市の小中学校の耐震対策は全く遅れたままです。尾張瀬戸駅前ビル建設事業（60億円）、愛環山口駅前広場工事(10億円)など万博に間に合わせるために巨額の予算が使われています。子どもや市民生活を守るために耐震調査だけでなく工事に直ちに着手するべきではないでしょうか。
★９月議会関連資料として「市の審議会等の情報公開検討状況一覧」「市の審議会等の女性委員の数」「市内小中学校の耐震診断表」「市土地開発公社の問題」を徳太郎WEBサイトに掲載いたしました。ご覧いだたけない方はお手数ですが、徳太郎までご請求ください。
デジタル放送タワーに
高感度防災監視カメラ
プライバシー保護対策は万全か
■防災監視カメラとは
・瀬戸新デジタルタワーの地上175ｍに取り付け済み。作動するのは12月26日以降。
・24時間稼働。高感度カメラ。
・倍率60倍。有効視程距離８ｋｍ。８ｋｍ先の５階建てビルが42インチモニターいっぱいに映る。
１km先の車のナンバーが判読可能。
・作動範囲270°（タワー設置場所を中心として）。
・運用方法 災害時にズームアップする。交通事故、火災、救急車出動時。
・映像記録 ２日間（48時間）保存で上書きされる。ハードディスク240ギガ。
ハードディスクからVHSに転送可能。災害時ズームアップした画像は、保存用ハードディスクに。
・映像提供 デジタルリサーチパークセンターで来館者がこのカメラの映像を見ることができる（ズームアップ画像は提供しない）。
・設置費用6000万円。
・運用基準、規則は消防内部で検討中。
拡大された映像がどのように保存、利用されるのか。
防災目的以外に外部提供されることはないのか。
災害時以外に全く拡大・監視されないのか。
個人情報保護のため、運用基準・規則は、第三者機関のチェック機能も盛り込むことも含め、慎重な検討の上、市民にわかりやすく説明し、意見を聞き、定めるべきです。
「記憶にございません…」 見無瀬町：Ｋ
９月２日瀬戸市議会の定例会議を傍聴しました。僕は、恥ずかしながら議会傍聴は初めてで、熱い討論を期待して議場へ。初傍聴で「記憶にございません…」こんな名文句が聞けるとは！（市長の過去の言動についての徳太郎さんの質問への答弁の一幕。)初めはワクワク聞いていましたが、会議が進むにつれて「んん～？」これを人気お笑いコンビ風に挙げてみると・・・
○行政への質問を行政側から議員席の方を向いて
演説するのは何でだろ～
○質問は３度で終了させられるのは何でだろ～
○保守議員は１回の答弁で納得できるのは何でだろ～
○増岡市長は会議中微動だにしないけどまさか居眠り？
○徳太郎さんの質問の後に傍聴席から拍手すると、
議長から「退室させるぞ」と脅されるのに、
議員同士の拍手には文句を言わないのは何でだろ～
○でも、お互いに拍手し合う議員に限って、
徳太郎さんには拍手しないのは何でだろ～
○市長の過去の言動についての質問に、
本人じゃなく役人が答えるのは何でだろ～
○しかもその役人、ついこないだの事なのに
記憶が無いようなお粗末な頭脳では困るぞ～！
○その最中も身動き一つしない市長はやっぱり寝とるんか～！
○徳太郎さんの質問に対して、答弁が足らない事を
当局に問いただした議長、見直したぞ～！
○論点をボカシて、とにかく責任から逃げ回る答弁して
恥ずかしくないのは何でだろ～
“言いっぱなしで何も生み出さない意味のない会議だな～”ってのが今回の一番の感想です。保守議員様達は子供の作ったような作文を読み上げて満足し、深く追及しようとはしない。行政は責任に及ぶ発言は逃げの一手。例えば担当局長が「私が担当部署によく言って、きっちりやらせますわ～」なんて当たり前の返事がないですもんね。これでは、議会制民主主義は存在してますよ～ってアピールするただのイベント。議員はそのお飾り人形。僕は自営業ですが、取引先からの質問に当局のような説明してたら、無責任な奴って事で“ハイさよなら”ですわ。普通、通用しないことがまかり通ってるって感じですね。このままじゃ、意味のない言葉が飛び交うだけで時間と市財の浪費。事前の質問提出を無くして日程を増やし、現場(議会)での一発真剣勝負にしてみては？市議会がNet中継されていますし、真剣勝負の有様が市民に伝わり、市政への関心も、「お役人様」「議員様」への敬意も高まるのでは？そうなれば、行政も今までのように国や県ばかりを見た行政ではなく市民の方を見るんじゃないかとも思います。ついでに、当選した後一度も議会で発言しないような議員を落選させることも出来るかな？「瀬戸は役人と議員が最高だでよ～」「頑張って仕事しよまいか！」とか、「家を建てて子供育てるなら瀬戸だでかんがや！」ってな街になるといいなぁと思います。
紺屋田・印所の森の鉱山開発を
ご一緒に考えてください！
＜地図＞
鉱山開発により市街地中心部での樹林地が消失します。都市熱帯夜防止、緑の景観がなくなるだけでなく、珪砂採掘による粉じん飛来などによる環境悪化に反対して「鉱山開発から里山を守る会」「紺屋田・印所の森を歩く会」の方々が活動してみえます。
●紺屋田・印所の森の鉱山開発を考える意見交換会
11月30日（日）午後6時15分より約二時間程度
場所 瀬戸市文化センター111会議室
瀬戸市西茨町113-3 TEL0561-84-1811
名鉄尾張瀬戸駅下車徒歩13分、駐車場570台
出席交渉中 瀬戸市産業観光課
欠席回答 愛知県農林水産部、中部経済産業局
会場費のカンパをお願いします。
詳細はこちら「紺屋田の森を歩こう」ご参照
http://uesugi2-web.hp.infoseek.co.jp/index.htm
● かとう徳太郎と市民の会定例会
12月19日（金）夜７時より 事務所にて
毎月第３金曜日に定例会を開いております。
どなたでもご参加いただけます。
12月議会の報告、市政の諸問題等について
話し合います。ぜひお越しください！
●海上の森を歩く会 ～次回は12／21です！
「海上の森を守る会」では、毎月第３日曜日に、
“海上の森を歩く会”を開催しております。四季折々
の出会いがある里山をご一緒にめぐりませんか？
毎月第３日曜日 午前９：30～13：00頃まで
9：30愛知環状鉄道山口駅前集合（少雨決行～お問い
合わせください）汚れてもいい服装、ぬれても大丈夫
な靴でお越しください。持ちものは、お弁当、水筒、
あれば双眼鏡、虫メガネ、図鑑など。
お問い合わせは0561-83-4353 かとう徳太郎
自衛隊のイラク派兵を止めよう！＜投稿＞
小泉内閣は自衛隊のイラク年内派兵は断念しましたが、現地の状況を見て出来るだけ早く派兵したいという意向は捨てていません。航空自衛隊は小牧基地からＣ１３０、３機と１５０名が派遣されると報道されており、その準備が着々と進んでいるようです。私の家の上空はＣ１３０の航路になっているようで、この頃早朝・夜間にも訓練飛行があり、先日は短い間隔でＣ１３０が盛んに飛んでいました。イラクの人々の闘いは激しさを増しており、自衛隊をイラクに派遣することは、米・英の占領政策に加担するとされ攻撃の対象になり、また自衛隊も武器を持ち、イラクの人々を殺すことになります。自衛隊のイラク派兵は、私達の生活に直接影響します。反対の声をあげましょう。その一つに議会請願があります。各地の議会で自衛隊イラク派遣反対の意見書が上がっているようです（秋田、新潟、国分寺、清瀬、宇治、枚方各市議会等）。私たちも瀬戸市議会に意見書採択を求める請願をしませんか！ご一緒に請願に加わってくださる方を募集中です！尚、名古屋でも集会やデモが予定されています。また自衛隊派兵中止を求める署名活動も行っています。出来るところでご協力ください。ぜひご連絡を！（ｋ）
◎11月29日(土)自衛隊のイラク派兵を止めよう！
15時半 矢場公園(名古屋・栄) 16時デモ
屋内集会｢北東アジアに平和を創ろう!｣18～20時 名古屋市教育館(名古屋・栄)
参加費500円
韓国からのゲスト発言
主催：ピースアクション
◎12月13日(土)自衛隊イラクに行かないで！全国から小牧へ集まろう！
集会12時半 西海道公園(名鉄小牧線味美下車徒歩８分)14時デモ出発、小牧基地前15時予定
主催：とめよう戦争への道・愛知連絡会