かとう徳太郎市政レポートNO.33 2003年1月8日発行

    本年もよろしくお願い申し上げます
   多くの皆さんのご支援をいただいて二期目の市議会議員活動を続けることができました。
   任期も残すところ三ヶ月となりました。
   初心を忘れることなくねばり強く活動をしていきたいと考えています。

12月議会一般質問

1 尾張瀬戸駅前再開発ビル建設の件

徳太郎の質問
 店鋪床の売却のめどは立ったのか。売却不調で建設資金が回収できない場合はどうするのか。市民負担の増大を招くだけなら思いきって建設中止すべきではないか。

瀬戸市の回答
 店鋪仮分譲開始したが、申し込み者はいる。売れなかった分は市が負担することになる。駅ビルは、これまでの積年の事業であり遂行する。

【徳太郎の見解】
 駅前再開発事業は総額65億円ともいわれる巨大公共事業です。もともとビル建設費はビル入居者からの売却代金でまかなうことになっていました。入居希望者がいなければ市が負担するということは、市民負担が増えるということになります。入居予定者の目処がつかない現在での時点では建設を中止にした方がよいのでは。

2 万博会場計画と住民合意の件

徳太郎の質問
 ゴンドラ建設・会場造成を一方的に進めていくのは問題。市の職員が説明会終了前に退席したが無責任ではないか。住民合意をどのようにつくり出していくのか市の対策を問う。

市の回答
 ゴンドラ建設や会場造成の説明を十分行っている。町内会説明会での市職員の行動は勝手な退席ではない。
 会場内で発見されたムササビについては、適切な調査が行われるよう申し入れていく。

【徳太郎の見解】
 ゴンドラ建設予定地はがけくずれが起きやすい場所で保安林指定地です。万全な対策と住民への十分な説明が必要ではないでしょうか。事業への説明責任と情報公開がないがしろにされたままです。説明会を一方的に退席することは説明責任を放棄していることと同じです。許されないことです。このような住民軽視の事業は中止するべきではないでしょうか。

3 瀬戸市設置の各種審議会の件

徳太郎の質問
 委員の公募、審議会の公開、議事録、就任期間などどのように取り組まれているか。市民参加、公正・透明性がなくてはならないと考えるが。

市の回答
 審議の公開・傍聴等は、各種審議会で検討してもらう。現在、公開の基準はない。

【徳太郎の見解】
 市政への市民参加のためには、市の各種審議会の公開や委員の公募は当然と考えます。春日井市、多治見市などでは、市が規制を作り、積極的に公開し、委員の公募に取り組んでいます。審議会まかせにせず市が率先して指示し、取り組むべきではないでしょうか。市が前向きに取り組んでいくよう、今後も力を尽くします。


<解説>

   市道とゴンドラと保安林

 瀬戸市は万博会場地区内に市道吉野八草線を予定し保安林に道路を通過させようとしています。しかし、この道路事業は住宅地に隣接しているにもかかわらずアセスメントを実施せず、住民への説明責任も果たさず住民合意が得られていません。また、一級河川矢田川の水源となる保安林が解除されれば、土石流がおこる可能性があり下流に住む住民の生活が脅かされます。
 万博会場青少年公園と海上地区を結ぶゴンドラ建設が計画されています。これは瀬戸市上之山3丁目地内の保安林内で建設されるものです。建設資材運搬・避難道路設置・ゴンドラ安全確保設備等を考えますと大規模な保安林内地形改変となります。両保安林は共に雨に崩れ易い砂礫層で国指定の「土砂流出防備林」です。


(朝日新聞2002年10月18日)


★レポートこぼれ話★
 瀬戸市・尾張旭市・長久手町のゴミ処理のために設置された尾張東部衛生組合議会に議員として出席しました。補正予算、平成13年度決算について論議しました。ある議員の質疑の途中、別の議員から「質問回数が多すぎる。」という発言があったので、私が「会議規則には発言回数の制限はないですよ。」と話しますと、「規則は読んでいないので知らない。」との答えが返ってきて、ビックリ。どんな考えで出席されたのでしょう。議会はお飾りであってはなりません。二市一町の住民のみなさんのため、充分に論議しなくてはと思います。


かとう徳太郎と市民の会 新年のつどい
〜懇談と懇親のひとときにしましょう。ぜひご出席ください。
 日時 1月19日(日)12時より
 所  康々亭 2F (カーマ手前・中華料理店)
 会費 2.500円
 ※ 出席されます方は、準備の都合上1/17(金)までにご連絡ください。


新会員募集中
 市政に市民の声を

○ 毎月第3日曜日夜7:30〜
○ 市民の会事務所にて