B 事業をめぐる談合疑惑<02,6,10>

《加藤徳太郎》公共工事をめぐる入札談合をうかがいます。
1番目に、入札適正化法、施行後の市の取組みについてであります。 (以下略)
第 2点目に、最近新聞報道された市発注公共工事をめぐる入札談合問題について伺います。
祖母懐公館工事をめぐり、市より指名された業者の間で談合が行われ、本命業者に決定されているというものでありました。市はこの談合情報にどのように対応されたのか、経過と経緯を伺います。又このような事態を踏まえ、今後入札のあり方をどのような方向に改善しようとしているのか伺います。

《答弁》 1点目は、予定価格の公表について制限つき一般競争入札の拡大など・入札制度全体の改善の中で検討してまいりたい。
2点目の、一般競争入札の導入については今のところ制限つきを考えていまして、対象金額の引き下げや予定価格の事前公表などを基本とし透明性、公平性、競争性が確保できるよう制度改善の方を入札制度検討委貴会で検討してまいりたい。

《加藤徳太郎》入札談合の話です。入礼価格は単独では公表しない、全体的な制度の中で考えたい、と言ってみえましたが、私の調べたところ、1千万円以上の工事は半数以上が 99%以上の落札率なんです。落札価格を決めた工事が全問的中というような状況です。こういう中で本当に落札価格を公表しないことに意味があるのかどうか。
1干万円から 2千万円まで26件で、その内書99%以上は18件なんです。
2千万円から 3千万円までは19件中10件が何と99%、
3干万円から 4千万円は6件中、3件、
4千万円から5千万円は 5件中3件、
5千万円から6千万円は4件中2件、
ちなみに残りの 5干万円は98.5と97.8%という落札率です。
6干万円から8千万円までは3件全部 99%以上、
8干万円以上は 1件、
これデジタルタワーの建設に伴う造成工事だったんだけれども
99.6%、1件中1件。
普通こういうことはありえないです。任意で何 %か歩切りをしておいたものをぴたりと当てる。(ミスター)マリックさんみたいな人がいるのか、それとも誰かどこかで分かるような仕組みを作られているのか。
市長さんこれどう思いますか。

《答弁》市長、黙して答えずで水田総務部長が前の答弁と同主旨のことを繰り返す。

(尚、加藤徳太郎議員の質問は、翌6月11日の読売新聞が報じた)


おことわリ。字数に制限があり他の迫力ある追及場面には至りませんが後日を期して。

  海上の森を守る会通信 NO.47より


「加藤徳太郎さんが追及する瀬戸市・行政の実態」  03年3月29日、文責・大薮