2005年国際博覧会協会 豊田章一郎 様
愛知県知事 神田 真秋様
オオタカ検討委員会 様
2003年7月3日
海上の森を守る会
新しく営巣が確認されたオオタカの保護についての要望書
ゴンドラ建設ルート周辺でオオタカ営巣を確認しました。幼鳥が複数巣内で生息を
しています。
ゴンドラ建設により、オオタカの生息に大きな影響がでる可能性があると思われま
す。また、このオオタカ生息地域周辺では青少年公園会場、海上会場の万博工事とそ
の関連工事が大規模に行われており、生息地域への改変の影響は大きなものがあると
思われます。
オオタカ生息については環境省「猛禽類保護手引き書」にあるように最短でも2営
巣期間の調査を行い、これに基づきゴンドラ、万博及び万博関連工事がオオタカに与
える影響についての予測評価を行う必要があります。そして事業変更を含めたオオタ
カ保護策が検討されるべきです。十分な調査のないまま「事業地から離れているので
影響が小さい」ですますのは全くの予断であり、事業実施ありきの結論でしかありま
せん。
以下の点を要望します。
1. 新しく確認されたオオタカ営巣地は協会側確認の第5営巣地と同一のものか
確認すること。
2. 新確認のオオタカについては、最低2営巣期間の調査を行うこと。
3. オオタカ営巣調査に基づき事業計画の変更を含めオオタカ保護策を検討する
こと。
4. ゴンドラ建設がオオタカ生息に与える影響についてアセスメントを行うこと。
海上の森を守る会 代表 加藤徳太郎 瀬戸市緑町1-17 tel/fax.0561-83-4353