2003年6月30日

 海上の森を守る会様
 愛知万博中止の会様
 東海民衆センター様
 万博やめよう県民会議様
 21世紀森林クラブ様
 万博県民投票市民個々の会様
 ダイオキシン処分場問題愛知ネットワーク様

                      (財)2005年日本国際博覧会協会
                     愛知県国際博推進局

 博覧会の整備工事に当たっては、積極的に再生資源 (再生品)の使用に努めることを博覧会協会としての基本方針として実施しています。海上地区会場造成工事の仮説道路の路盤等についても、再生資源である「再生クラッシャーラン (RC−40 )」を使用することを設計図書に明記して工事発注を行っています。
 これを受け、工事請負業者が再生クラッシャーラン (RC−40)を資材メーカーから購入し現場に敷設しており、廃棄物処理法上の廃棄物には該当せず、廃棄物処理法上の問題はないと考えています。
 再生クラッシャーランは、建設リサイクル推進の観点からその使用の促進が求められ、現在、主として土木工事資材として一般的に流通し、使用されているものです。
 2003年6月18日付けで提出されました「公開質問状」について下記のとおりお答えします。

 

 

(1)青少年地区の造成工事においてリサイクル材は使用されていますか。

 博覧会協会は、再生資源(再生品)の使用に努めることを会場整備に当っての基本方針としており、青少年公園地区の会場造成工事においては、中央管理棟等の解体工事により発生したコンクリート殼から再資源化された再生クラッシャーラン (RC−40)を使用しております。

(2)それはどのような場所において、どのように使用されていますか。

 青少年公園地区内の路盤材等として使用しています。

(3)これまでに使用されたリサイクル材の量はどれくらいですか。

 再生クラッシャーラン (RC−40)を、約52,000立方メートル使用しています。

(4)使用されたリサイクル材には、海上地区と同様な異物が混入していましたか。

 再生クラッシャーラン (RC−40)はコンクリート構造物の解体に伴い発生するコンクリート殼を処理し作られる資材であり、コンクリート以外の陶磁器、レンガ、ガラス、プラスチック、木片等の混入物を完全に取り除くことは出来ないものですが、路盤材等として適正な品質であることを確認しています。なお、再生クラッシャーラン (RC−40)は、公共事業で広く一般的に使われているものです。

(5)リサイクル材の使用にあたっては、どのような確認をした上で認めていますか。

 路盤材等としての品質を確認した上で使用しています。

(6)リサイクル材が今後使用される場合、海上地区で見つかったような建築廃棄物混入のリサイクル材が使用される恐れはありませんか。

 博覧会協会は、再生資源 (再生品)の使用に努めることを海上整備に当っての基本方針としており、使用目的に応じて、問題ない範囲内で再生資源の使用に努めてまいります。

(7)県民を工事現場に立ち合わせるなどして、造成工事が適正に行われている事を県民に速やかに公開、確認させるべきであると考えますが、どうお考えですか。

 造成工事は適正に進められているところでありますが、工事関係者以外の人が工事施工区域内に立ち入ることは、立ち入られる方の安全確保の問題等があり、困難であると考えています。