ダルマガエル調査を 万博環境影響評価助言会議 駐車場計画に注文 (中日新聞2004.02.07)
 愛・地球博の環境影響評価に助言する博覧会協会の「環境影響評価アドバイザー会議」(委員長・加藤久和名古屋大大学院教授)が六日、名古屋市の同協会で開かれ、来場者の自家用駐車場整備の調査報告書案に対して委員が意見を述べた。

 尾張旭市の計画用地内で環境省のレッドデータブックで「絶滅危ぐ2類」に認定されているダルマガエルの群生が確認されたことについて、報告書案では「周辺の水路などに移住させる」などの対策を示していることが報告された。

 これに対して、委員からは「生息に適正な数など詳しい調査が必要。安易に移すだけでは問題だ」などといった意見が出された。協会側は、専門家に相談するなどして、今後も対策の検討を続けていくことを約束した。