２００３年１２月１０日
国土交通大臣　　　　 　石原伸晃　様
国土交通省
四国地方整備局局長　南部隆秋　様

　　「紀の川流域委員」岩畑氏への不当告発に抗議し、取下げを求める要請書

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　海上の森を守る会　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表　加藤徳太郎

　国土交通省四国地方整備局長は、岩畑正行氏を「公務執行妨害」「傷害」罪で愛媛県大洲警察署に告発しました。
　本年１０月３０日に大州市で開催された「肱川流域委員会」での岩畑氏の行動に対して行われたものです。
　岩畑氏は和歌山県紀の川流域員会委員としての経験や実例に基づき、当日設置開催されようとした「肱川州域委員会」が、いかに流域住民の意見を無視し住民参加を拒絶した一方的なものであるかを、会場内外で発言されました。
このことは愛媛県会議員でもある、愛媛環境ネットワーク代表阿部悦子さんの１１月２０日付け要請書でも明らかです。　このような当然の主張と発言を行った岩畑氏を告発することは「肱川流域委員会」の正常な設置を求める流域住民や市民への不当な弾圧であり暴挙です。
　私達、愛知県でも愛知万博の会場計画について部分的ではありますが、万博に関して幅広い意見をもつ市民の参加によって万博検討会議を開催した経験を持っています。
　公共事業の決定にあたり、計画段階より住民参加を行い、中止も含めて検討していくことは当然のことです。住民の意見を反映させるためには重要なことです。
　国土交通省四国整備局長は、肱川流域委員会への市民参加拒絶の口実とするための告発を直ちに取り下げるべきです。

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