サイバー・ジャーナリズム
個人ジャーナリズムの担い手か
ブログの情報発信
 ブログ?weblog つまり日記、記事が日付順に溜まるウェブサイトのこと。
 01年9・11テロ事件をきっかけにアメリカで広がった。
 意見を個人が掲示板にカキコするのと似ているが、自分が日記に書いたことに閲覧者が反応する点で、話題が分散しない点が異なる。
 ちなみに国連批評は、はてなダイアリーのブログを、また文明批評はbiglobeのブログを利用している。
先進・途上国でネット管理対立
 インターネットの管理をどうするのか。
 日本では当たり前のように自由になっているが、中国では反政府的なサイトを認めていない。
 ドメイン名をアメリカ政府の影響を受ける民間組織が国際的に仕切ることに中国は不満を持っている。
 国連などが管理せよとの主張だ。もちろんアメリカは反対。
 今、世界は先進国と途上国の間でインターネットをめぐる対立が先鋭化している。
 先進国では、ネット社会での報道の自由、言論の自由、表現の自由が保障されたものを求めるのに対して、途上国は持てる国と持たざる国の格差是正を求める。
 構造はインターネット社会にまで人権か経済格差か、である。
ネット管理で国連に作業部会
 03年12月の情報サミットで国連に作業部会を創設、ネット管理問題を検討することが盛り込まれた。
マスメディアから個人の手に
サイバー報道革命
 既存のマスメディアも安閑としておれなくなった。
 巨大資本による新聞、テレビ、雑誌は、サイバージャーナリズムの時代を迎え、冬の訪れを待つ深秋の寒風を感じているのではなかろうか。
(ブログ新聞批評「ブログ出現で週刊誌に危機」を参考)
 ウェブ上では、すでに情報量の点で、個人の手によるサイバージャーナリズムに追いつかれている。
 例えば、自動車製造で、光岡自動車がいくら頑張ろうと、人、物、金、その他により、トヨタ自動車に勝つことは、まず不可能に近い。
 しかし、サイバージャーナリズムは個人一人で、巨大メディアと対抗することは可能である。
 例えばアメリカのプロバスケットボールの試合結果を知りたければ、新聞、テレビよりも、NBAのサイトを開き、言語をJAPANとすれば、内容の濃い日本語により読める。
 また北朝鮮の核疑惑は新聞、テレビよりもIAEAのサイトのほうが情報鮮度が高い。
 東海スポーツニュース/東海ネットタイムズでは、NBA、IAEAの公式サイトとリンクして、リアルタイムに情報提供している。
 既存のマスメディアは、より濃密な情報提供をする努力を怠ってはならない。
             (03年11月2日記)
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