水星日面通過撮影 (2003.5.7)
冒頭でお気軽に使える望遠鏡というコンセプトで製作を開始しましたが、実は水星日面通過用にひそかに製作したのです。その理由は私が所有している望遠鏡とデジカメの組み合わせでは太陽全体像が入りきらなかったのです。(短焦点望遠鏡は所有していない)
1)写真用に使うには正立プリズムは像の悪化を招く原因になるので延長管をつなぎ合わせてアイピースを付けてカメラアダプターが付くようにしました。アイピースはカートンGEN10.5mmで倍率は約15倍になります。減光フィルターはND400+ND8+ND4を使用しました。
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| 当日はとても雲ばっかりの天気でしたので、偶に雲の切れ間から太陽が覗いたらシャッターを切る方法でしたので、このコンパクトな望遠鏡はすごく役に立ちました。焦点距離が160mmしかないレンズで正直ここまで写ったので大成功でした。色収差は口径40mmではF4でもあまり出ないと言うことの実証ができました。 |
土星観望 (2004.3.5)
この望遠鏡の限界性能を探る為に土星の撮影にチャレンジしました。撮影形態は水星日面通過のセットと同等ですが、土星は暗く低速でしかシャッターが切れないので赤道儀に載せて追尾しました。アイピースはカートンGEN10.5mmで倍率は約15倍でこの倍率では土星が歪なのは解りますが、輪はわかりません。そこでアイピースをLE5mmに変える(32倍)にすると小さいながら輪の存在が解りました。
*2005.10.15追記 レンズの有口径がφ34mmであることが判明しました。 |
カートンGEN10.5mm 露出1/2秒 ズーム4倍 ISO100相当 |
バージョン 4 (2003.6.1)
1)バージョン2ではダハプリズムを使用して直視タイプの正立像を実現させましたが、かなり大型のダハプリズムを使用しないと像が暗くなる事がわかりました。大型のダハプリズムは大変高価でとてもお気軽望遠鏡には使用できないので、正立像をつくる方法としてアイピースの2段重ね方式を考案しました。ただし、この方法はメインのアイピースで出来た像をさらにルーペ(セカンダリーのアイピース)で拡大する方法で単純に考えた場合、メイン・アイピースの中心像しか使えず、セカンダリー側で像がけられたり、暗くなったりする弊害が懸念されます。
2)対物レンズ側は前回と同様ですが、対物レンズセル・36.4mmチューブ・ボーグ7317(36.4→31.7mm 唯一所有のボーグ製品)・ミードカメラアダプター(31.7mm)・マスヤマ15mm・36.4mmチューブ・タカハシ36.4→31.7mm・カートンGEN16.8mmと言う構成です。アイピースの2段重ね方式はアイピースの形式・焦点距離・アイレリーフなどにより相当数の中から組み合わせの良いものを選びました。オルソ・アイピースが色収差も像のゆがみもなくて良いのですが、視野が狭いので普段手持ちで使用するには使いずらいです。完成後の全長は340mmで重量が750gで、形がライフルスコープに似てしまいましたが、この形が究極な形なのかもしれません。実際に使用する構え方はまさにライフルの持つときのような姿勢がベストです。でも、これだけ部品点数があるのも珍しい。
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| 3)このアイピースの組み合わせですと風景を見るくらいなら倍率は22倍程度視野2度ですが、手持ちでも400m先の車のナンバーが確認できます。 |
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お月様 (2005.10.14)
お月様が綺麗でしたので手っ取り早く撮るにはこれしかないと思いカートンGEN10.5mmを付けて室内から撮りました。右の画像はRGB分解した後G成分のみ処理したもの。昔のネオパンとかプラスXの時代は欠け際のディテールを出すのに多い焼きに苦労しましたが、デジタルではその必要がないほど自然にでるんですね。 2005.10.13 21:57 ニコンクールピクスE4500 露出1/30秒
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| 2005.10.15 |
| 先日撮影したお月様の画像処理をしていてふと気が付いた事があった。本当にレンズの口径が40mmだろうかという疑問点であった。たしかにレンズ径が40mmだから「40mmF4」をうたい文句にしてきたが、レンズセルで多少絞られているはずである。そこでノギスで有効な口径を測定してみたらなんとφ34mmしかなかった。つまり34mmF4.7というのが本当のスペックになる。 |
なんとφ34mm |
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