公共交通をよくする富山の会は、2003年5月16日、富山市、富山県、JR西日本に対して「富山港線の路面電車化に関する質問と要望」をおこないました。申し入れの全文は、下記の通りです。
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富山港線の「路面電車化」に関する質問と要望について
 
  富山市長  森 雅志 様
 
 貴職におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 私たちは、富山の公共交通が住民の生活に寄り添い、利便性がより発揮され、交通サービスが快適、低廉に利用できることを願って運動をすすめている「会」です。
 さて先日、JR西日本が「富山港線の路面電車検討」との報道がありました。3月富山市議会において市長は、「路面電車化を目指す」「経営形態の結論急ぐ」との立場を表明されたと報道されています。
 富山港線が路面電車となって、富山市の南北を結ぶ鉄道が生まれ、それもLRTが走ることになれば新たな希望がわいてきます。富山市の公共交通体系にとって画期的な道を歩むことになることは間違いありません。
 来年2004年7月23日、富山港線開業80周年(岩瀬浜〜富山口)を迎えます。この記念すべき節目が、新たな一歩を踏み出すようにしたいものです。
 そこで、下記の点について、質問と要望をさせていただきます。
 
 
1、富山港線の「路面電車化」について、JR西日本から具体的に、どんな提案があったのでしょうか。富山市とJR西日本の協議は今後どのように行われるのでしょうか。
 
2、「路面電車化」される富山港線が、どんな経営形態になるのかは大変重要な課題です。「分社化」「第三セクター化」などとも報道されています。
 そこで、どのような経営形態が望ましいとお考えでしょうか。また、第三セクター会社となる場合、JR西日本は経営に参加するのでしょうか。富山市は、経営に参加することをお考えなのでしょうか。富山地方鉄道の名前もあがっていますが、どのようにお考えでしょうか。
 
3、富山港線の「路面電車化」は、富山市の交通体系の将来に新たな大きな展望を切り開くものだけに、市民の参画、沿線住民の参画は大変重要です。市民のニーズに応え、市民の協力が様々に得られるなかで持続的な運営がはかられます。私たちは、「路面電車化」に関する情報提供と、計画立案・決定のあらゆる過程に市民参画をつうじて、築き上げられることを要望します。このことについて、お考えをお聞かせください。
 
◆なお、5月末までにご回答を頂きたく、よろしくお願いします。
 
    2003年5月16日
          北陸線・ローカル線の存続と公共交通をよくする富山の会
                         代表世話人 奥 田 淳 爾
 
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富山港線の「路面電車化」に関する質問と要望について
 
  富山県知事 中沖 豊 様
 
 貴職におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 私たちは、富山の公共交通が住民の生活に寄り添い、利便性がより発揮され、交通サービスが快適、低廉に利用できることを願って運動をすすめている「会」です。
 さて先日、JR西日本が「富山港線の路面電車検討」との報道がありました。3月県議会において知事は、「路面電車化に前向き」の立場を表明されたと報道されています。
 富山港線の「路面電車化」で富山市の南北を結ぶ鉄道が生まれ、LRTが走ることになれば新たな希望がわいてきます。これは、富山市の公共交通体系にとっても、県にとっても画期的な道を歩むことになりることは間違いありません。
 来年2004年7月23日、富山港線開業80周年(岩瀬浜〜富山口)を迎えます。この記念すべき節目が、新たな一歩を迎えるようにしたいものです。
 そこで、下記の点について、ご質問と要望をさせていただきます。
 
 
1、県は2001年1月、北陸新幹線富山駅整備に伴い富山港線、高山線のあり方について担当レベルの検討に入り、北陸4県とJR西日本で「北陸新幹線に関する連絡協議会」も設置されたことが報道されてきました。これらのなかで、富山港線の「路面電車化」は検討されてきたのでしょうか。また今回、JR西日本からは、どのような提案があったのでしょうか。
 
2、「路面電車化」される富山港線が、どんな経営形態となるのかは大変重要な課題です。「分社化」「第三セクター化」などとも報道されています。そこで、どのような経営形態が望ましいとお考えでしようか。また、第三セクター会社となる場合、JR西日本は経営に参加するのでしょうか。県は、経営に参加することをお考えなのでしょうか。富山地方鉄道の名前もあがっていますが、どのようにお考えでしょうか。
 
3、富山港線の「路面電車化」は、富山市の交通体系の将来に新たな大きな展望を切り開くものだけに、市民の参画、沿線住民の参画は大変重要です。市民のニーズに応え、市民の協力が様々に得られるなかで持続的な運営がはかられます。私たちは、「路面電車化」に関する情報提供と、政策立案・決定のあらゆる過程に市民参画をつうじて、築き上げられることを要望します。このことについても、お考えをお聞かせください。
 
◆なお、5月末までにご回答を頂きたく、よろしくお願いします。
 
    2003年5月16日
          北陸線・ローカル線の存続と公共交通をよくする富山の会
                         代表世話人 奥 田 淳 爾
 
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富山港線の「路面電車化」に関する質問と要望について
 
  JR西日本北陸地域鉄道部
      部長 中川 清 様
 
 貴職におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 私たちは、富山の公共交通が住民の生活に寄り添い、利便性がより発揮され、交通サービスが快適、低廉に利用できることを願って運動をすすめている「会」です。
 さて先日、貴社が「富山港線の路面電車検討」との報道がありました。
 富山港線の「路面電車化」で富山市の南北を結ぶ鉄道が生まれ、LRTが走ることになれば新たな希望がわいてきます。これは、富山の公共交通体系にとって画期的な道を歩むことになりることは間違いありません。
 来年2004年7月23日、富山港線開業80周年(岩瀬浜〜富山口)を迎えます。この記念すべき節目が、新たな一歩を迎えるようにしたいものです。
 そこで、下記の点について、ご質問と要望をさせていただきます。
 
 
1、貴社は、富山港線の「路面電車化」について具体的にはどのような提案をなされたのでしょうか。また、貴社と富山県、富山市との協議は今後どのようにおこなわれるのでしょうか。
 
2、「路面電車化」される富山港線が、どんな経営形態となるのかは大変重要な課題です。「分社化」「第三セクター化」などとも報道されています。そこで、どのような経営形態をお考えでしょうか。また、第三セクター会社となる場合、貴社は経営に参加されるのでしょうか。県や富山市、富山地方鉄道を加えた経営形態もお考えでしょうか。
 
3、富山港線の「路面電車化」は、富山市の交通体系の将来に新たな大きな展望を切り開くものだけに、市民の参画、沿線住民の参画は大変重要です。市民のニーズに応え、市民の協力が様々に得られるなかで持続的な運営がはかられます。私たちは、「路面電車化」に関する情報提供と、政策立案・決定のあらゆる過程に市民参画をつうじて、築き上げられることを要望します。このことについても、お考えをお聞かせください。
 
◆なお、5月末までにご回答を頂きたく、よろしくお願いします。
 
    2003年5月16日
          北陸線・ローカル線の存続と公共交通をよくする富山の会
                         代表世話人 奥 田 淳 爾