富山港線変遷年表
(2003年7月21日「富山港線探訪と路面電車を考えるつどい」、草卓人氏作成資料より転載)
西暦 年号 富山港線関連事項
1891頃 明治24 東岩瀬を起点とする馬車鉄道計画(越飛・富山馬車鉄道など)
1897   30 「富山鉄道」東岩瀬−富山間仮免許取得(翌年中断)
1899.3.20   32 北陸線富山まで開通
1912.4   45 「岩富電気鉄道」計画(「五大家」+才賀電気商会、9月中断)
1920.3 大正9 富山(桜橋)−東岩瀬間鉄道敷設免許申請(加藤金次郎ら)
1921.11   10 起点を富山駅に変更出願
1922.9.2   11 富山駅−東岩瀬間免許交付
1923.3   12 富山鉄道株式会社(資本金100万円、社長加藤金次郎)設立
1924.7.23   13 富岩鉄道、富山口−富山駅間(7.5キロ)開業
1927.12.15
 
昭和2
 
富岩鉄道、富山口−富山駅間(0.7キロ)貨物営業開始
(旅客営業は翌年7月11日開始)
1928.3   3 東岩瀬港第一期修築工事竣工(1000トン級船舶破泊荷役可能)
1931.4.11   6 富岩鉄道、岩瀬港−西宮埠頭間(北回り)免許
  9.18   満州事変勃発
1934.8
 
  9
 
東岩瀬町、東岩瀬港−東岩瀬(現東富山)駅引込線計画を鉄道大臣に申請
  10.10   富岩鉄道、西宮(信)−岩瀬埠頭間(南回り)への変更認可
  10.25   高山本線全通
1935.1   11 東岩瀬港第2期修築工事竣工(3000トン級船舶接岸荷役可能)
  12.27   富岩鉄道、西宮(信)−岩瀬埠頭間(1.6キロ)貨物営業開始
1937.7.7   12 日中戦争勃発
  12.1   富岩鉄道、富山電気鉄道の傘下に入る(社長佐伯宗義)
1938.1.1   13 岩瀬港駅→岩瀬浜駅と改称
  8.24
 

 
富山市営鉄道、富山−日曹工場前(1.9キロ・富岩鉄道委託営業)貨物営業開始
1939.4.1

 
  14

 
東岩瀬港が開港場となる(伏木東岩瀬港)
岩瀬浜(旧岩瀬港)駅、現在地へ移転
東岩瀬港第3期修築工事開始
1940.4

 
  15

 
東岩瀬臨海工業地帯造成事業開始(1944年中止)
(臨海鉄道、運河網の建設及び工場用地の造成)
北陸線富山−東岩瀬間への操車場建設計画浮上
   8.3   富山市議会、富岩鉄道の国有化と複線化の請願書を議決
   8.31   富山電鉄、岩瀬浜−滑川間(海岸線)認可申請
   9.1   東岩瀬町他2町7村が富山市へ編入
1941.2.22   16 鉄道省技師来富、富岩鉄道買収の内交渉開始
  12.1   富岩鉄道、合併により富山電鉄岩瀬線となる
  12.8   太平洋戦争勃発
1943.1.1   18 富山地方鉄道成立
  1.16   東岩瀬港が伏木岩瀬港より独立、富山港となる
  3.8
 

 
富山地鉄、桜橋−東岩瀬間軌道敷設特許出願
(薬専校以北は富山港線共用)
  7   富山操車場着工(後中止)
1945.5.24   20 富山港へ機雷投下(1952.2掃海作業完了)
   8.1   富山大空襲
  8.15   終戦
1047.8   22 被買収鉄道還元期成同盟会結成、戦時買収線の払下運動開始
1948.11.22   23 買収鉄道払下問題に関する答申提出(払下不可)
1949.6   24 日本国有鉄道成立
1955.10.1   30 富山操車場業務開始
1958.4.10   33 蓮町貨物線開業
1967.3.30   42 1500V昇圧
1984.2.1   59 奥田貨物廃線廃止
1985.3   60 城川原派出所廃止(旧型電車置き換え)
1986.11.1   61 蓮町貨物線・大広田−富山港間廃止
1987.4.1   62 JR発足・富山港線はJR西日本の所属となる
1999 平成11 富山港線の路面電車化構想浮上
2000.2
 
  12
 
JR西日本、北陸新幹線開業時経営分離の「並行在来線に」
富山港線他6支線を含める方針を表明
2003.2   15 富山港線の路面電車化計画本格化