北陸線・ローカル線の存続と公共交通をよくする富山の会
ニ ュ ー ス  NEWS    2004年4月20日号
発行:北陸線・ローカル線の存続と公共交通をよくする富山の会・事務局 
富山市湊入船町7ー13 電話076(432)2503  FAX(431)9479 
HPアドレス  http://www5e.biglobe.ne.jp/~thlt/  (HPは更新しました。活用ください)
 
5月29日講演に向け安部誠治関西大学教授北陸本線調査
 4月3、4日の二日間、安部先生と8名の会員が調査に参加。初日は、富山駅から普通列車で糸魚川へ、折り返し新幹線黒部駅建設現場、魚津駅などを視察。夕方から国労の各専門職のみなさんと懇談。二日目は、水橋駅、JR富山貨物駅、新幹線高岡駅建設予定地、高岡駅などを視察、石動駅から普通列車で金沢へという内容。以下、調査のいくつかを紹介します。
 
線路に貝殻状キズ コンクリート柱は補強
 電気、保線、信通、駅、乗務員などJR各専門職員との懇談会に10人が参加。120q以上で列車が走行するようになって線路に貝殻状のキズが発生していることや、コンクリート電柱がヒビ割れでガラス繊維などの補強板が取り付けられていることなどが報告されました。また、貨物列車の高速化やコンテナの長大化なども話題になり、第3セクターとなったときの維持、保守などについても懇談しました。<写真は、専門職のみなさんとの懇談>
 
 富山貨物駅  駅長の案内で視察
 川原栄一富山貨物駅長の案内で見学、説明を受けました。 コンテナ取扱個数は中継も入れ平成14年度で121042個(12ft換算)です。大型フォークリフト(トップリフター)も見学(写真)。また、富山貨物駅が西日本の旅客列車の給水や洗車なども行っていること、JR職員はわずか14人(委託社員24人)で、第3セクター化になったときの貨物問題はやはり重要課題といえます。                       <駅長と安部教授(右)>
 
5月29日は、調査結果ふまえ、90分講演
 視察を終え安部先生は、「視察でイメージがつかめた」「貨物問題は勉強になった」「北陸線の将来を考えると県毎の第3セクター鉄道ではなく県境をつなぐことが重要」などと感想を述べておられました。5月29日は午後1時30分開会。安部先生には1時間30分の講演を予定しています。 <左の写真は新幹線黒部駅建設現場>
 
全市町村に5.29の参加を呼びかけ 「公共交通アンケート」も依頼
 県内のすべての市町村に、5月29日の講演会の案内と、各自治体が取り組む「公共交通アンケート」をお願いしました。各自治体から、アンケートが返送されてきています。当日、この結果を発表する予定にしています。
 
 会員のみなさん。5月29日は誘い合ってご参加ください。案内チラシを同封しますので活用してください。先にお願いした、JR駅調査もすすめてください。みなさんのご参加をお待ちしています。