【概略】
演出、プロデューサー、舞台創作家。
早大卒。
文化庁在外研修でロンドン、スタジオシアター、デン・ハーグ、オランダ王立芸術学
校にて学ぶ。
1986年よりテレビタレントセンター(電通によって設立された社団法人)で放送系人
材の育成、1991年より専門学校東京アナウンス学院で舞台・放送系俳優・タレント・
声優・アナウンサーの人材育成、同年より朝日カルチャーセンターで市民対象の「演
劇ワークショップ」講座を開始する。
1995年より現公益社団法人国際演劇協会(ITI)日本センターで舞台芸術の国際交流事
業担当。
国際演劇協会(本部理事(パリ、ITI/UNESCO)、同日本センター常務理事歴任。多摩
美術大学表現造形学部教員、オランダロイヤルコンセルバトリー(王立芸術学校)ゲ
スト教員、社団法人テレビタレントセンター(電通)教員、朝日カルチャーセンター
講師、ドワンゴクリエイティブスクール講師、演劇研究団体「シアターファクトリ
ー」主宰歴任。
現在、公益社団法人国際演劇協会(ITI日本センター)理事、ITI日本センター主
×東京芸術劇場「紛争地域から生まれた演劇」総合プロデュース。彩の国さいたま芸
術劇場「世界最前線の演劇」企画コーディネイト。跡見学園女子大学兼任講師、専門
学校東京アナウンス学院講師。
【著作】
【近年の活動】*TAFはテラ・アーツ・ファクトリーの略
◇2019年12月 「紛争地域から生まれた演劇11」総合プロデュース
『リベリアン・ガール』日本初訳初演作品上演
主催:文化庁/ 国際演劇協会 共催:東京芸術劇場
◇2019年8月 『美しきものの伝説』(宮本研作)リーディング出演
主催:文化庁/日本演出者協会
◇2018年7月 『朝のライラック』企画コーディネイト
「世界最前線の演劇」シリーズ 3
主催:彩の国さいたま芸術劇場
◇2018年12月 「紛争地域から生まれた演劇9」総合プロデュース
シリア、ヨルダン/パレスチナ日本初訳初演2作品上演
主催:文化庁/ 国際演劇協会 共催:東京芸術劇場
◇2018年11月 『第三世代』企画コーディネイト
「世界最前線の演劇」シリーズ 2
主催:彩の国さいたま芸術劇場
◇2018年6月 『ジハード』企画コーディネイト
「世界最前線の演劇」シリーズ 1
主催:彩の国さいたま芸術劇場
ドイツ/イスラエル、カナダ日本初訳初演2作品上演
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
シリア、ヨルダン/パレスチナ日本初訳初演2作品上演
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
◇2016年12月 「紛争地域から生まれた演劇 8」総合プロデュース
イラン、ベルギー日本初訳初演2作品
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
◇2016年9月 『三人姉妹』(原作:岸田理生)の構成・演出、主催:TAF
◇2016年3月 『夏の夜の夢』演出
主催:チョコレートカンパニー改めディ・ショコラーデ
◇2015年12月 「紛争地域から生まれた演劇 7」 総合プロデュース
シリア、フィリピン、ナイジェリア日本初訳初演3作品
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
◇2015年7月 リオフェス2015参加公演
『恋 其之参』 (作:岸田理生)の構成・演出
主催:TAF
◇2014年12月 「紛争地域から生まれた演劇 6」 プロデュス
英国/イスラエル、パキスタン日本初訳初演2作品
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
◇2014年11月 『血は立ったまま眠っている』(作・寺山修司)の構成・演出
主催:DCS(ドワンゴ・クリエイティブ・スクール)
◇2014年9月 『敵討以上』(菊池寛作) 出演
演出:矢内文章、主催:文化庁/日本演出者協会
◇2014年6月 リオフェス2014参加公演
『デズデモーナ』、『歳月の恵み』
『ダナイード』 3作品(作:岸田理生)の構成・演出
主催:TAF
◇2014年3月 『記念』、『生まれた土地』(森本薫作) 出演
演出:須藤黄英(青年座)、矢野靖人
主催:文化庁/日本演出者協会日本センター
◇2013年12月 「紛争地域から生まれた演劇5」 プロデュース
アルジェリア、パレスチナ、アフガニスタン
日本初訳初演3作品
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
◇2013年11月 『繭の物語』(原作・岸田理生『糸地獄』)の改訂・演出
主催:DCS(ドワンゴ・クリエイティブ・スクール)
◇2013年9月 『火山灰地』(久保栄作)主演(雨宮聡役)
演出:瓜生正美、鈴木アツト、
主催:文化庁/日本演出者協会
◇2013年3月 『髑髏舞ほか』(吉井勇作)出演
演出:篠本賢一、主催:文化庁/日本演出者協会
◇2013年2月 『海霧』(作キム・ミンジョン) 主演
演出 、鈴木アツト、主催:日韓演劇交流センター
ドイツ/イスラエル/パレスチナ国際共同製作作品
『第三世代』など
主催:文化庁/ 国際演劇協会日本センター
共催:東京芸術劇場
◇2012年11月 『パリテギ姫物語』(原作:ホン・ウォンギ『エビ大王』)
の台本・演出
主催:DCS(ドワンゴ・クリエイティブ・スクール)
◇2012年9月 『花咲く港』(菊田一夫作)出演
演出:青井陽司、主催:文化庁/日本演出者協会
演出、主催:TAF
オーストラリアなど海外3作品の プロデュース
主催:文化庁/国際演劇協会日本センター
◇2011年9月 『仮名手本忠臣蔵』リーディング 出演(高師直役)
主催:文化庁/日本演出者協会、中津川常盤座
◇2011年8月 『アンチゴネー』(ソフォクレス作)リーディング+
主催:TAF
構成・演出・主演(クレオン役)、イワト劇場3階
◇2011年3月 『沈黙』、『家族の声』(ハロルド・ピンター作)演出
(震災で中止)
出演:新井純ほか 主催:国際演劇協会、シアターX
◇2011年3月 『命を弄ぶ男二人』、『女人渇仰』(岸田國士作)演出
出演:瓜生正美ほか、主催:文化庁/日本演出者協会
◇2011年2月 『道の上の家族』(作チャン・ソンヒ) 出演
演出:智春、主催:日韓演劇交流センター
◇2010年12月 「紛争地域から生まれた演劇2ーパレスチナ・トルコ篇」
プロデューサー、主催:国際演劇協会日本センター
◇2010年9月 『絵本太功記』 リーディング出演(尾田春長役)
主催:日本演出者協会、中津川常盤座
主催:TAF
◇2008年12月 『イグアナの娘、たち・U』 構成・演出、主催:TAF
◇2007年12月 『アンチゴネー/血・U』 構成・演出、主催:TAF
◇2007年7月 『ノラー人形の城ー』 構成・演出、主催:TAF
◇2006年9月 『アンチゴネー/血』 構成・演出、主催:TAF
◇2006年4月 『イグアナの娘、たち』 構成・演出、主催:TAF
◇2005年9月 TAF テラ・アーツ・ファクトリー、上演活動再開
『ツアラトストラ』 共同演出、主催:TAF
◇2002年9月 ドラマリーディング『代代孫孫』演出
主催:日韓演劇交流センター
◇2002年4月 シアターファクトリー開始
◇2002年1月(〜2007)東京アナウンス学院の卒業公演 演出
『阿修羅城の瞳』、『野獣郎見参』、『スサノオ』
(以上、中島かずき作、劇団新感線製作)など
◇2001年9月 編集演劇(モザイク演劇『子供の領分』構成・演出
主催FWF
◇2001年3月 ユージェニオ・バルバによる「オーディン週間」
(デンマーク)参加
◇2001年3月 オランダ王立芸術学校主催『フィットネスプロジェクト』演出
◇2001年2月 国際演劇大学集会(ベルギー、リエージュ)ゲスト講師
◇2000年9月 ユージェニオ・バルバのISTA
(国際演劇人類学学校,ドイツ)参加
◇2000年6月 クロアチアの多国籍マルチメディアプロジェクト
『アンノドミニ』出演
◇2000年6月 ユージェニオ・バルバの「ユーラシアン演劇大学」
(イタリア)参加
◇2000年3月 ロイヤルナショナルシアタースタジオ(ロンドン)主催
『カサンドラ・プロジェクト』実施
◇2000年2月 国際演劇大学フェスティバル(フランス、ブゾンソン)
ゲスト講師
◇2000年2月 国際演劇大学集会(ベルギー、リエージュ)
ゲスト講師
◇1999月12月 オランダ王立芸術学校主催によるフェスティバル
演出参加
◇1999年8月 クロアチアで,国際共同プロジェクト『デズデモーナ』
現地俳優と創作、上演、台本・演出
◇1998年3月 ロンドン、ASEM2(アジアヨーロッパサミット)
ワークショップ実施
◇1997年6月 『歩く』(演出、郡司正勝) 日本、ポーランド公演演出協力
◇1997年2月 『イフジェニー』(ラシーヌ原作、東京、シアターX)演出
◇1996年11月 ブラジル、ペルーで国際共同プロジェクト
『デズデモーナ』演出
◇1994年12月〜1995年1月 『CATALY』
ドイツ、ポーランド、フランス公演演出
◇1993年11月 『CATALY』 ベルギー公演演出。
◇1993年9月 『カルテット』(ハイナー・ミュラー作,渡辺守章演出)
演出協力
◇1992年11月 『SPIRARE』 フランス、スペイン公演演出。
◇1991年11月 『SPIRARE』 フランス公演演出。
以下、全公演の構成・台本・演出。
TAF(テラ・アーツ・ファクトリー)主催
◇1989年11月 『イクス・アンダンテーtype・e―』 SPACE5
◇1989年9月 『イクスーtype・d―』 SPACE5
◇1989年6月 『イクスーtype・c―』 SPACE5
◇1989年4月 『イクスーtype・b―』 SPACE5
◇1989年1月 『イクスーtype・a―』 SPACE5
◇1988年10月 『ファジーU―交信―』
大谷資料館地下採掘場跡(
主催:大谷地下美術展'88、TAF
◇1989年9月 『イクス』 SPACE5
◇1988年7月 『メタアイランド・11―眺めと長雨の間でー』
SPACE5
◇1988年2月 『メタアイランド・10―現在位置 首都高速4号線下』
明大和泉キャンパス
◇1987年12月 『メタアイランド・9』 SPACE5
◇1987年9月 『ファジー』 ヒノエマタ・パフォーマンス・フェスティバル
◇1987年7月 『メタアイランド・8』 SPACE5
◇1987年4月 『メタアイランド・7』 SPACE5
◇1987年2月 『メタアイランド・6』 SPACE5
◇1986年11月 『メタアイランド・5』 SPACE5
◇1986年10月 『メタアイランド・4』 SPACE5
◇1986年7月 『メタアイランド・3』 SPACE5
◇1986年5月 『サバイバル・コロニー』 T2スタジオ
◇1986年3月 『メタアイランド・2』 SPACE5
◇1986年2月 『メタアイランド・1』 SPACE5
◇1985年11月 『サバイバル・コロニー』 江東文化センター
テラ・アーツ・ファクトリー(旧名シアター・プラン・テラ)創立
◇1976年〜1985年、演劇集団アジア劇場にて多数の作品劇作、演出、出演
【経歴詳細】
■北海道出身。生まれは静岡県島田市。
■早大在学中に演劇集団アジア劇場創立。小劇場運動を発展させる活動を模索。
『フーレップ物語』『新シュラムバ物語』『地上のジャンヌダルク』など劇作。
■早稲田大学文学部演劇専修卒。卒業論文のテーマは「アントナン・ア ルトーと
能」、ゼミ教授は安堂信也先生。
■大学卒業後、戦後演劇界の巨人、伝統演劇(歌舞伎)から前衛演劇や映画にな ど
多岐に渡って活躍した演出家武智鉄二氏(故人)の武智歌舞伎塾で四年間学 ぶ。同
時に竹本相生太夫氏(故人)のもと寺小屋塾で文楽(義太夫)を四年間学 ぶ。特に
せりふとからだ、言葉と身体の関係に着目し、そのメカニズムの現代演劇への活用を
探求する。
■1981年から小劇場での活動開始。劇作・演出担当(演劇集団アジア劇場)。
■1985年、劇団を解散、劇作を中断、80年代中期バブル景気とともに人気急上昇を始
めた小劇場演劇と距離を取ると同時に、当時一般的に認知されていなかった「演劇ワ
ークショップ」を活動の柱にした企画制作団体「シアタープラン・テラ」(現テラ・
アーツ・ファクトリー)を創立。同時に国際企画やフェスティバルの制作アシスト、
ボランティアを行う。
ワークショップを基盤にした俳優との共同創作、身体性の強い実験な作品作りを行
い、フランス、ドイツ、ベルギー、スペイン、ポーランド、ペルー、ブラジル、ベネ
ズエラ、クロアチア、バングラデシュなど多数の国で公演、ワークショップ、国際共
同製作を実施する。
■三鷹市、立川市、新宿、一般学校、放送系人材育成団体、大学などでの演劇ワーク
ショップ活動を30年継続。ワークショップメンバー主体の実験的な舞台創造を実施
する。
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