〜地獄の王編〜
竜王町の東,雷鳴が常に轟く闇の大穴の奥深くに地獄門はあります.地獄門の前に立ち,六神獣の石
を使うと,その力で地獄門の封印は解かれて門が開きました.制限時間は…5分!?短すぎでしょう.
ニニギの力が凄いのか,神獣の力がたいしたことないのか.そんなことを考えていても仕方がないので,
さっそく中に入ることにします.
すると前が見えない….地獄なので真っ暗.まあ,それもありでしょう.時折出る稲光りで道が照らされる
ので,それを道標にして進んでいくと,一番奥まで簡単に辿り着きました.予想以上に狭かったです.
当然そこには『アグニの剣』があるわけで,しかもご丁寧に地面に突き刺さっています.まずは昴が抜こう
と試しますが抜けません(ここで抜かれてしまっても困りますが…).次に火眼が試すとお決まりのように
あっさりと抜けてしまいます.ついに『アグニの剣』入手です.
制限時間が過ぎる前に地獄門から出ないといけないのでゆっくりもしていられません.火眼に『アグニの
剣』を装備させた後,急いで引き返しました.
地獄門を無事に脱出した火眼たちの前に1人の男が姿を現します.シラヌイです.火眼が『アグニの剣』を
使うにふさわしいかどうか自分が試してやると言って,今度は火眼に一騎打ちを仕掛けてきます.水貴が
「なぜそこまで火眼にこだわる?」と問うと,回想シーンが始まり,そこにはニニギとシラヌイの姿が….
ニニギはシラヌイに言います.
「お前の剣にはまだ迷いがある.お前と同じ火の一族の血を引く火眼を斬った時お前の迷いは晴れる.」
何を根拠にそう言ったのかは分かりませんが,迷惑にもそういう理由でシラヌイは火眼にこだわっている
ようです.ということは今まで火眼とはあえて戦わず,見続けてきたのは,火眼が火の一族としての力を
完全に開花させた時に斬る必要があったからということでしょう.シラヌイとの1対1の対決が始まります.
VSシラヌイA

火眼:36段
シラヌイA


攻撃力
防御力
素早さ
-
2890
526
392
620
417
-
火眼



攻撃力
防御力
素早さ
らっきい
36
346 / 346
181 / 181
470
443
206
192
腕装備
体装備
飾り1
飾り2
飾り3
飾り4
アグニの剣
リュウ王のどう
体のオビ
リュウの石
ヤイバのこて
ヤイバのこて
攻230
防223
-
全24
攻18
攻18
※体のオビ:最大体+50
敵の攻撃 通常攻撃 約90
地獄乱れ斬り 約190
味方の攻撃 通常攻撃 約105
はっきり言って強いです.道具『かいふく丸』(体200回復)を十分持っていないと,この段ではまず勝て
ないと思います.地獄乱れ斬り2発に耐えられる体を持っていないので,これを1発受ける度に回復,
通常攻撃でも2回受けたら回復という具合に,回復の合間に攻撃するといった形になり,しかも影分身
でこちらの体を吸収したりするので,長期戦は否めません.あとどれだけかかるんだろう…?と嫌気が
さしそうなら計算機を片手に戦闘に入ってください(笑).
それでも,ただ時間がかかるだけで一撃死技のような技は使用してこないので,それ程苦労するよう
には感じないのですが.
なお,地獄門から出た後すぐに『リュウの石』を装備することも忘れずに.今回はそれと『ヤイバのこて』
も装備.長期戦の末,倒すことができました.

戦闘後,火眼が38段に上がりました.
一騎打ちでも火眼に破れ,完全敗北したシラヌイは「オレを斬れ.俺を殺せ.」と火眼に言います.斬るか
どうかを問われたので斬らないを選択すると,「許すだと…??」その選択に疑問を抱き戸惑ったシラヌイ
でしたが,それを機に剣に対する意識が一変します.
「オレは宇宙で一番の剣を求めた.だが心が弱かった.心が弱かったのだ!」
そしてシラヌイはかつて白炎とともに編み出したという必殺剣『竜神斬り』を火眼に伝授します.正義の剣
を持つ火眼なら使えると言って.ただその奥義を使えない者からの伝授って一体…?正義の剣を持って
いれば奥義書みたいな物を渡されるだけで使える様になるのでしょうか?まあ,それはとりあえず置いて
おくことにします.
「ニニギを斬れ,そして火の一族の正義を示せ.」
そう言い残し,シラヌイは闇の中に消えていきました.まったく…正義の剣の意味がやっと分かったという
のに,また闇の力でワープするなんて…

闇の大穴から出た後,そのままニニギのいる竜王城へと向かいました.が!敵が出る.以前来た時には
出なかったのに….城の最上階まで上がると,ニニギが火眼たちを待ち受けていました.ニニギは言い
ます.
「キサマたちの力では,私には勝てん.キズ一つ付けられん.」
しかし,火眼が構えた剣を見て,
「その剣はアグニの剣!どうやってそれを!?私と戦える武器を手にしてきたというわけか….
 よかろう.受けて立とう.アグニの手先ども消えうせろ火の一族め!」
そして,ニニギとの戦闘になります.しかし,昴や水貴の攻撃はともかく『アグニの剣』を手にした火眼の
攻撃でさえニニギには歯が立ちません.何をしてもニニギは「ムダだ…」と答えるだけ.なんか腹が立ち
ます.これでは何のためにアグニの剣を取ってきたのか分かりません!そしてそのまま戦闘は終了し….
「ははははは,これは面白い.火の者よ,闇の剣士シラヌイはその剣で私を倒せると言ったのか?
 愚か者の火の一族よ.その剣には,そのアグニの剣には『アグニの火』が入っておらんわ.
 そんな物で神である私を,このニニギを倒すことなどできぬわ!」
そして,アグニの剣はニニギに取り上げられて何と破壊されてしまいます.実はその剣でニニギを倒せる
と言ったのはシラヌイではなく,竜なんですが….でも『アグニの火』が入ったアグニの剣ならニニギを倒す
ことができると,親切にもニニギが教えてくれたので次はアグニの火探しでしょうか?その前に,まずこの
絶体絶命のピンチをのりきらなくてはなりません.向かってくるニニギの前に何もなす術がない火眼たち.
ニニギは火眼たちに雷を浴びせ,さらには究極兵器・コクビャクを呼び出します.もう卵から孵っていたん
ですね.でも思っていたイメージとは随分違う….究極兵器という割にはなんか軽い感じでカッコ悪い….
さらにピンチが広がったその時!なんと,闇の剣士シラヌイが現れ,闇の力を持つ剣の力で火眼たちを
ワープさせ逃がします.そうなると,ニニギは黙っていられません.怒りをあらわにし,コクビャクにシラヌイ
抹殺を指示します.そしてシラヌイはコクビャクの放った炎によって焼き尽くされるのでした….ニニギは
コクビャクに高天原を破壊し,唯一自分を傷つける力を持つ火の一族の神・アグニを殺すよう言います.
コクビャクは地獄の軍団を連れて高天原に向かいました.

所変わって竜神神社.シラヌイが火眼たちをワープさせた場所です.火眼たちの目の前には,シラヌイの
形見とも言うべき『闇の刀』が浮かんでいます.シラヌイの死を無駄にしないために,火眼は『闇の刀』を
受け継ぎました.さっそく装備させます.それとは別に昴が「竜が嘘をついた」と言って怒り出します.それ
はそうです.アグニの剣では倒すどころかダメージも与えられなかったのですから.竜を問い詰めに一向
は竜神神社へ入っていきます.すると竜は謝るわけでもなく何食わぬ顔で高天原に昇れと言うではあり
ませんか.その必要があることを知っていたなら,始めから『アグニの剣』を地獄門の中から取ってきて,
高天原に昇るように言ってくれればよかったのに….竜は高天原に昇る方法は天神が知っていると言い
ます.水貴には失礼してもらって天神を呼び出します.そういえば,マンダラの笛の音色聞いたの怪樹城
以来のような….
天神は高天原に昇るためには『天の浮き舟』を使う必要があると言いますが,何か浮かない表情を見せ
て,こう言います.
 「天神…神の国…そして我が故郷…高天原….だが火の一族はアグニを裏切った.」
すると,それを聞いた竜は
 「天神よ,お前のためでも人間たちのためでもなく火眼のために高天原に昇ってくれぬか?」
天神は少し考えた後
 「時の流れ,さだめ,宿命,水貴が言うのだ,火眼…お前のために昇れと….」
そう言います.また昴の「ねえ天神…水貴に会ったの?」という問いかけに対してこう答えます.
 「水貴は死んだ600年前に…だが水貴は生きている.私の心の中に….
  これでいいのだろう水貴…お前の言うとおりだ….」
そして,高天原に昇るためゲンブ城に納めた『浮き舟のかがみ』を取りに行くのでした.
闇の剣士シラヌイ編 天の大地・高天原編
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