新潟岩室村（米工房いわむろ）のコシヒカリ

誕生：1956年
親品種：農林22号／農林1号
開発地：福井農業試験場

あまり知られていませんが、『コシヒカリ』は福井県で開発されました。しかし、やはり、新潟がダントツ一位の生産県です。魚沼・岩船・佐渡以外はどこも「平場」と呼ばれますが、実際にはその平場の中でも違いがあります。
当店は、2004年度産まで新潟平場の特定二地域のお米を販売していましたが、2005年、コシヒカリＢＬという問題が起こり、扱いを中止しました。2005年度は、通年で新潟コシヒカリを販売することが難しくなるかと思っていましたが、業界の会合で新潟県岩室村のグループ「米工房いわむら」と出会い、従来（＝本物）コシヒカリを生産する意気込みとサンプルの試食により、自信を持って新潟コシヒカリを販売できる見込みとなりました。

「米工房いわむら」の米作りは：（パンフレットから抜粋）

●「健康な作物は健康な土壌から」：土作り

グループ農家が飼育する１２０頭の乳牛から出る畜糞を完熟堆肥にして、それを稲ワラとすこきんで栄養豊かな土を作ります。

●ていねいにじっくり育苗：苗作り

選別した種もみを通常の倍の日数をかけて水に浸した後、低温でゆっくり発芽させます。根の張りが良い稲を作るためです。さらに、苗床に薄くまきます。一粒の種が余裕ある空間で育つようにするためです。

●わが子を育てるような稲作り

薄まきで苗を田んぼに植えます。薄くまけば、太陽の光を取り合わずに、広い空間で伸び伸びと育ちます。化学肥料と農薬で対処療法的に稲を育てるのではなく、稲を見ながらゆっくりじっくり、稲そのものの力を伸ばしてやります。