E217系
 横須賀・総武快速線の老朽化した113系を置き換えるため、1994年に登場しました。旧国鉄から使用されてきた車両標記上は「近郊型」に位置付けられますが、首都圏での混雑緩和に重点をおいた設計のため、従来の近郊型電車の113系や211系とは異なる片側4つドアの車体構造となった他、車内もロングシートが主体となっているなど、制御方式などの面から見ても209系の延長線上にある形式と言えます。横須賀・総武快速線用車両としては、初のステンレス製車両ですが、紺色とクリーム色から成る伝統の横須賀色は健在です。また前面は貫通構造となっていますが、これは地下乗入車のためで、通常は使用しません。
 F編成(鎌倉総合車両所)
実車について
 横須賀・総武快速線用11両基本編成です。113系時代の基本11両、付属4両の各編成長を踏襲したかたちで、基本編成には113系時代と同様、グリーン車2両(サロE217形とサロE216形)が連結されるほか、付属編成の連結位置も113系時代と同じ偶数側です。E217系は横須賀・総武快速線を中心に運用され、成田空港駅にも乗入れます。
模型について
 TOMIXから1次車が製品化されています。2次車以降とは台車の形式や先頭車前面の形状が異なっていたりします。7両の基本セットと4両の付属編成セットおよび単品で、基本11両編成、付属4両編成が再現できます。
 台車の構造から、車輪側面が銀色のままでは大変目立つため、写真では黒染め車輪に交換しています。また、製品は1次車のため、側面方向幕は幕式の「千葉」としています。
模型写真
 


在来線車種選択に戻る    鉄道模型(車両方面)へ戻る