キハ58・28・65系
実車について
 キハ58系(キハ58形、キハ28形)は1961年に、キハ65系(キハ65形)は1969年に登場した急行形気動車です。キハ58形には駆動用エンジンを2基、キハ28形には駆動用エンジンを1基と、冷房などのサービス電源用エンジンを1基、キハ65形には高出力の駆動用エンジンを1基と冷房などのサービス電源用エンジンを1基搭載しており、サービス電源を搭載しない車両は、同エンジンを搭載した車両から電源を確保するため、編成組成時は両数などに制限がありました。車内は165系電車と同様、4人掛けのクロスシートが並び、国鉄時代の標準的な急行型の構造でしたが、JR化後は一部の車両に新幹線0系からの廃車により発生してリクライニングシートを使用した改造や、車体色の塗り替え(湘南帯ではなく、オレンジの太細線)、カミンズ社製エンジンへの換装などを行い、急行「かすが」や快速「みえ」などに使用されましたが、2001年に全車が引退しました。
模型について
 KATO、TOMIXの両社から製品化されていますが、TOMIXからは快速「みえ」用のカラーリングも製品化されています。写真は、TOMIXの快速「みえ」セットで、床下もグレーに塗装された、末期の姿です。また、KATO製では省略された先頭部の連結器周辺の表現がTOMIXではTNカプラーの採用によりリアルに表現されています。
 キハ58系では、車体側面にオレンジ色の大型のJRマークが貼り付けられた時期があり、JR東海車を強調しているようでした。
模型写真
 


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