もの運び自転車(2) 2006年12月

もの運び自転車のモデルを2台追加してさらに進めています。だんだん考えがまとまってきたので、これまで考えたことを織りまぜて実車を製作していきます。多少ラフでもなるべく早く製作してカタチにしておいた方がいいですね。1台作ると、次の進み方も見えてきます。早く作って、商店の前に置いてみたいです。

先日も商店街のイベントにグライダー型自転車で参加しました。小さなイベントでもにぎわいや活気が感じられると人は寄ってくれるものですね。来場者との会話は楽しかったですよ。このイベントと比べ、郊外の大型店には人々が多く集まっていますが、やりとりが自動販売機化していく中で、こういうのは本当のにぎわいだろうか? と、感じています。


2案目の検討

赤のタイプはこんな感じでまとめてみました。ハンドルとフロントホークの位置を写真のようにすると、ホイールベースが延びていきますので、シートチューブを曲げて、チェーンステー寸法を詰めています。一般自転車との違いをどこかに表現したいと考えています。

シートチューブを曲げる形式はタンデム自転車のフレームで見かけますが、フレーム構成はタンデムを参考にしてもいいでしょうね。人とモノの違いはありますが、考え方は同じ範囲に入ると思います。

乗り降りしやすいようにトップチューブを下げておきたいです。ハンドルからフロントまわりの操作方法もあんまり変わったことは考えていません。実用的に仕上げます。

 

製作の自転車にはフロントバスケットに既製品のプラスチック箱を考えていますが、お店の業種に合わせていろいろ考えられますね。木製、プラスチック製、藤製など。ガラス屋さんだったらガラス製とか。タンス屋さんだったら桐タンスを取り付けるとか、、、キリがない。

こんなところのバリエーション展開を考えるのも面白いです。


こっちの案もアリマス

バック部の形式について別案も作りました。こちらの方が男性的なカタチになっていますね。車体色を変えるともっと「やさしい」感じになるかもしれません。

 

のぼり旗を立ててフル装備で出動します。商店街のイベントなどで人気が出るといいんですが、、、。そんな「にぎわい」が演出できればそれだけでいいと思っています。


今回もフレーム形式を考えていましたが、フレーム部材を曲線にして意図的に「かわいさ」をねらいすぎるとかえって面白くないですね。運搬自転車ですから、「まじめな」作りで十分です。へんなアソビはない方が好感が持てるんじゃないかと思い直しました。あくまでも働く自転車ですから、ちょっとしたところやほんの一部分に違いが表現されていればいいと考えています。

最終的にどの形式になるのかはまだ決めていません。もうちょっと考えが進んでいくだろうと、想像したり、希望したりと、なかなかあきらめきれないところです。らくがきスケッチを書いたり、アイデアをころがしているだけで、もっとすばらしいモノになっていくはず、、、自分にはいつもそんな確信があります。

自転車ってほんとにむずかしいね。


次回は1月8日までに更新します。テーマはレコードブレーカーかこちらの運搬自転車。黙々と製作にはげんで進めておくつもりです。作るモノもじわじわと増えつつあり、どんどん作ってテーマをつぶしていかなければなりません。


「どっちのサイクルショー2006」をはじめました。3台です。ブログのほうにもいくつかコメントをいれておきました。ご意見をいただければ幸いです。2007年は24インチか26インチ自転車に展開していきます。

表紙のデザインを考えるだけでも一苦労です。もちろん何案も考えて、、、


こんな話しですがわかってもらえますか?

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