もの運び自転車(1) 2006年11月

自転車製作の新しいテーマとして運搬自転車の製作をあげてみました。商店街などでこんな自転車がいきいきと活躍していたらいいだろうなぁ。

商店の店先に置いて商品を運んだり、ワゴン的な使い方として商品を展示して販売に利用したりする自転車を考えています。海外ではこんな自転車が実際に使われていますが、自分たちの身近なところでは見かけませんね。自転車の利用をこんなところから提案していこうと思っています。置いてあるだけでお店や商品を引き立ててくれる自転車を作ってみたいです。


自転車の全体

最初はスケールモデルの提示です。前輪20インチ、後輪26インチで考えています。荷物の置き場所は前輪の上側にしました。乗り降りのことを考えてトップチューブの位置を下げています。

あんまり変わったことをやると実用性に影響したり、完成度が低くなったりしますので、なるべく普通に作りたいです。荷物を大量に運搬したいのであれば3輪タイプもやってみたいところですが、運ぶだけだったら軽トラックにはかないませんし、ここは2輪の自転車としての良さをアピールするべきだろう、と考えました。

 


荷物部分

フロントキャリヤは大型になりますね。一般的なフロントキャリヤはハンドル操作と同じ方向に動きますが、このキャリヤはフレームに取り付けて、ハンドル操作で荷物が左右に動かないタイプを考えています。また、前輪用の格納型のスタンドを取り付けて停止時に荷物を安定させます。

コンテナは市販のプラスチック製のボックスを利用します。市販のタイプは大きさ、カタチ、色彩などが思ったほど選べませんが、製品として価格や機能が安定していますので、あまりこだわらずに使っていくつもりです。載せるコンテナの形式に合わせてフロントキャリヤを製作することになりますね。


製作にあたってのイメージは「ゴツカワ」。ゴツいけれどカワイイ感じを出したいです。お店の前に置いてあると、つい足を止めてしまうモノができればいいなぁ、、、。運搬だけでなく販売の戦力になる自転車ができれば最高です。また、そんなちょっとしたところから商店街がいきいきとしてくればいいんですけどね。

ちょっとむかしのお店では、店先の歩道とか、お店の横とかに黒塗りの実用自転車が置いてあったものですね。革サドルがへたっていたり、塗装が部分的にツルツルにはげていたり、、、趣味の自転車とはまったく違った、道具としての凄みがありました。同じ自転車でも使う人や状況でまったく違ったモノになるんですね。

自転車ってほんとにむずかしい。 


次回は12月8日までに更新します。できれば「もの運び自転車」をすすめておきたいのですが、どうなるのでしょうか?「どっちのサイクルショー」もあったりして、、、残りあと3週間とすると自転車を3台まとめるのは不可能ではない、、、とか、、、だんだん盛り上がってきているわけです。

新しくラットエンジニアリングのブログも作ってみました。自転車とか自転車のブログです。一方的にHPで書くだけでなく、意見交換ができたほうが面白そうです。

掲示板も作ってありましたが、こちらは近々ヤメルことになりそうです。この掲示板は使いづらいとか、今一つかっこ良くないとか、できれば誰かに責任を押し付けたいところですが、、、掲示板は更新できないんですね。面倒なんです。


革サドルのこと

ここんとこ、しばらく革サドルの金具製作をやっていまして、今回の更新も革サドルをねらっていたのですが、どうも思ったほどはかどりません。1個作るだけでしたら板金細工で作ってしまいますが、初回のレポート通り、少ロット生産として何個も作ることを考えているものですからね。簡易型を作って、曲げ加工と絞り加工をやっていこうとしています。

 

けっこう時間がかかります。


こんな話しですがわかってもらえますか?

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