自転車タクシー製作(5) 2005年8月

転車タクシー製作の5回目。どんどん製作を進めてきましたので気になる部分もありますが、乗ったり、動かしてみてわかることもありますからとにかく完成させてみました。今後の改良変更も進めていきますのでそのつもりで見てください。

愛・地球博に関連した自転車製作として進めてきましたが、ナガクテ会場からは呼ばれませんでした。こちらとしても引っ込んでいるわけにもいかないので、場所を見つけて動かしていきます。自転車タクシーの製作報告としては一区切りにしますが、今後の経過は物、モノ、MONOコーナーに報告していきます。


 


製作品の説明

車体部 後車輪部は角パイプも併用した別フレームを組んでそれぞれの部品を組み付けています。部分的な補強などは今後の対応です。前側の足置きはパイプ構成のステップを作り、木板を固定して車体にボルト止めしました。

駆動部 クランクから前側に中間軸を付けました。運行速度は低いと思いますからギヤ比も下げてみまた。5アームと取付ボスを溶接してギヤのアタッチメントとしました。通常のチェーンリングを使っていますのでギヤ歯数もある程度変更できます。

 

ルーフ部 日よけなどを取り付けることを想定しています。車体との組み立てはネジ式にしましたので分解保管しておくこともできます。車体とは違う色にしてみるのも面白いでしょうね。ネジ止めですからルーフの形状を変更して別のデザインを提案することもできそうです。

お客さんシート ガムテープが目立ちますが、まだまだ考え中です。寸法を確定することがむずかしいですね。今回は仮に木製の座席を取り付けています。なるべく小さくしたいですが、不安定な乗り方では危ないですから気を使う部分です。どこかで買ってくればカンタンなのですが、、、

ハンドル部 手持ちの部品を組み付けています。ハンドル操作の時にお客さんとのスキマが少なくなるので、ハンドルバーの形状(あるいはステム形状)も変更した方が良いと思っています。ハンドルバーの幅も広めの方が良さそうです。

タイヤ 前輪20、後輪24インチで左後輪が6段変速になっています。車輪組みの強度アップやブレーキの設定はこれからの作業になります。また、人込みで運転しますからドロヨケなども必要ですね。今回の右車輪はフロント用を流用しましたが、取り付け金具を作って通常の後ツメ部に取り付けられるようにしています。

 


動かしてみての感想

空車での状態ですが、わりと普通に運転できます。心配していた重量バランスはなんとかOKと思います。運転する場所にもよりますが、ギヤ比も下げぎみで良かったと思います。特にスタートが苦しそうですからね。、、、あとはドライバーにうまく運転してもらうつもりです。頑張ってください。

作る方からするとなるべく小さくした方がラクですし、保管するときに場所をとるのはイヤなものです。自転車なのに軽自動車よりもデカいというのも許せませんしね。お客さんからすればゆったり乗りたいはずですからこのへんの兼ね合いがむずかしそうです。


これから

試作とはいえ一応の完成をみました。しばらくは天気と気分が良くヒマな時、、、? にぼちぼち動かしてみます。お客さんを相手にして、乗せてみるといろいろわかってくることがあるはずです。

最初に図面で考えていた構造から作りながら(思い付きで)変更してますから、もう一度整理していけばもっと良くなるはずです。その経験も次の試作に応用していければいいと思っています。

製作者としてはいいカタチになっていると思っています。好きなカタチです。細かくいうと気になるところばかり気になって、、、いつものことですが。

自転車ってほんとにむずかしい。


次回は9月8日までに更新します。テーマは自転車オートバイ(6)でこちらも完成報告を予定。その合間に「どっちのサイクルショー」の製作をしていくつもりです。まだまだやります。

一人で自転車タクシーを動かすのもたいへんなので、今度は乗務員募集(無給)をしたらどうかなぁ。こういうモノで乗務員を集めても運営上たいへんだろう、、、とマジメに心配してくれる人もいると思いますが、月給、時給、歩合、契約金まったくなし! ですから何人いてもかまわないのです。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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