自転車タクシー製作(4) 2005年7月

自転車タクシー製作の4回目です。原寸大でのレイアウト図面の作成、実車の製作報告になります。愛・地球博の会期は決まっていますから、こちらもみんなに遅れないように(すでにかなりの出遅れ)がんばって作ります。

時間のたつのは早いものです。すでに発表済みの別企画も残っていますから、早くこれを終わらさないとたいへんマズイことになります。、、、後悔先に立たずと光陰矢の如しのダブル状態になるわけです


さらに検討

1、ロールス・ロイス型の後部座席も作ってあったので撮っておきました。実際にはクッション材などがありますから木材で作って、座ってみてもホンモノを体感できるものではありませんが、手順を踏んでやってみたかったので作りました。運転手付きのロールス・ロイスがあるヒトはこの作業を省略しても、、、

2、原寸大のレイアウト図です。大きい図面なので部分的に書いていきます。全体の大きさやルーフの高さ、乗車するお客さんの気持ちをイメージします。書いておくと安心しますね。実物は少し変更して製作しています。

ルーフ部の曲げ形状は原寸図で細かく考えていきますが、三次元的な形状は作図上だけで決定することは難しいので、結局は実車で決めることになりますね。きれいなラインを出すために作り替えることもあると思います。


実車の製作状態

車体は駆動部以外はだいたいこんな感じになります。後輪がないのでわかりづらいでしょうか。部品が取り付いてだんだん大きくなってきました。溶接のたびにアッチ、コッチにころがして作業します。

ハンドル部 仮にアップ型のタイプを付けてみました。車体の前後長さをつめるために、お客さんとのスキマを小さくしてありますので、ハンドル形状についても可動状態で考え直すつもりです。運転手にヤル気を出してもらうためにドロップハンドルを付けるという手はどうでしょうか。

シート部 ちょっと太めのシートチューブにしてみました。全体に太くなっていますから見た目のバランスを合わせてみました。シートポストはアルミのアダプターを作って取り付けています。サドルは大型のタイプで、客待ち中にゆったり座れるようにしました。

Fホーク部 溶接構造のFホークです。車輪の変更も考えられますので、スキマを大きく設定しています。サスペンション付きのFホークに変更することもあるかもしれませんが、とにかく運転したうえで考えたいと思います。


これから

大きなところでは後輪と駆動部、お客さんシート、ルーフ部になりますが、細かく数えあげればキリがないです。深く考え込んでいてもしかたがないですから、たたき台を作るつもりで進めていきます。今の状態はまだスタート前で、作って動かすところが第一歩になります。

早くお客さんを乗せて動かしてみたいですね。消防団員の金線入りの制服・制帽を持っていますからコレで運転手風にまとめて、、、サンダーバードのパーカーのようにギクシャク動くと雰囲気がでるはずです。

自転車ってほんとにむずかしい。


次回は8月8日までに更新します。自転車タクシー製作(5)を必ずやります。どんどん作って次回で完成披露にしようと(ひそかに)ねらっています。いや、こっちの漢字が正しいような、、、完成疲労。

この時期は急な雷雨があったりして外で作業をしているとあわてます。今回の写真もそんな状況で撮ったのでわかりづらいかもしれません。製作部品などもどんどんサビていきます。しまい忘れたシートチューブが真っ赤になりました。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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