レコードブレーカー(4) 2006年4月

カプセル型の全天候自転車、レコードブレーカー製作の4回目です。こつこつとガマン強く地味な作業を続けてきましたが、前回のレポートと比較して進んでいるのか、いないのかよくわからないかもしれません。自分としても毎日ながめていますが、どこが仕上がったのか良くわからないんですね。こういうボディの製作っていつもそんな感じがします。

毎日ながめながら、「良く作っているなぁ」と思うと同時に、「しみじみとあきれた気持ち」もちょっと入っています。


ボディはこんな状態

ボディについては左右のエア取り入れ口と後部の仕上げをやっています。表面にはちょっと違った塗料が付いた部分もありますが、これは表面状態を確認するために何度か手当たり次第に、手近な塗料で塗りながら作業をやっているためです。作業していくとラインも消えていきますから、おおまかに入れておきます。(オオマカすぎるね)


こまかく見ていくと

1、戦闘機の側面のようにエア取り入れ口のような形状にしてみました。この自転車のハンドル部はライダーの両足の側面にするつもりなので、この部分を張り出しておいた方が良いだろう? と考えたデザインです。ハンドル操作時にライダーのひじ部分に余裕をもたせたいと考えています。

このデザイン通りに新鮮な空気を導入して、内部を冷却してもいいと思っていますが、、、一番最初に冷却しなければならないのはアタマかもしれません。ここまできたら強制空冷式がいいと思います。

2、後部の形状にはまだ悩んでいます。考え過ぎて「わからなくなった」ので、とりあえず単純に丸めたデザインにしてみました。どうせ作るならもっと変えてみたいと思っていますが。

まだまだ仕上げはつづく、、、


自転車もまだまだ

車体の前半部から製作を始めています。Fホークは他からの流用部品です。駆動部と後輪を作ればだいたいOKと思います。今までやってきた手法で製作します。


ときどき「自転車を作ってみたい」とのメールもいただきますが、段階を踏んで作っていけば、このHPでやっていることはどなたでもできると思いますね。そんなに特別なことではありません。いきなり全部の工程をやろうと思うと混乱しますから、旋盤とか溶接とか、作業項目を区切ってやっていけばいい訳です。どれでも2つの作業ができるようになればかなりの部分をカバーするはずです。

また、こういうモノの製作では失敗がつきものですから、一つ一つのモノにお金をかけすぎると、失敗したときのダメージが大きくなるので長く続きません。じっくり取り組めば必ず自分の工作力になります。

自転車って、ほんとにむずかしい。(とは思わないでチャレンジしてください)


次回レポートは考え中です。今度の更新は5月8日までにします。5月!!、、、気持ちの中では「どっちのサイクルショー2006」の存在感がじわじわと増殖を始めました。こんな追い込まれ方が好きです。

作業日誌でやってみたい製作テーマとしては、しばらくやっていなかった「マニアックシリーズ」です。手当りしだいに製作を続けているとマニアックの正確な領域もあいまいになってしまうようですね。「患者さん」向けのテーマかぁ、、、

こんな話しですがわかってもらえますか?

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