レコードブレーカー(3) 2006年2月

カプセル型の全天候自転車、レコードブレーカー製作の3回目です。ボディの製作から取りかかってみました。これができてしまえば今までの製作品と大きな違いはないようです。 

こういうモノの製作でブツがだんだん大きくなってくると、人目をごまかしきれなくなってきます。自転車や乗り物に興味がない人にいろいろ聞かれてもなぁ、、、答えようがないんですね。面倒なので「シャチのアタマの検討」とか「木の実の拡大模型」とか言っていますが、、、誤解や疑惑がさらに深まっていきます。


ボディはここまで

ボディは右面も左面も同じような状態で、まだまだ仕上げが足りません。もともとのマスター型は木製ですから今から見ると荒さも目に付きます。とにかくあんまり考えこまないで、チョコマカと手を動かしていくことですね。まとまった時間はなくても、コマギレ時間の積み重ねで作業を進めていきます。

1、グライダー型自転車の成形型にFRPを張り込んでいきます。型は左右分割なので、それぞれ作っていきます。張り込みには3タイプのガラス繊維を使用しています。「二度とこの型を使うことはないだろう」と思っていましたが、、、

2、左右を張り合わせて一体化していきます。時々表面を塗装して具合を確認していきます。また、左右に主翼はつきませんから、主翼の取り付け部はなくしています。取り付け部のゆがみが目立ちますので修正も加えていきます。確認のため、ウインドスクリーンやタイヤの形状も書いてみます。

一体化してしまうと全体がボヨーンとしたカタチになり、このままでは運ぶ時に手をかけるところがなくて苦労します。そこで、ボディ側面にエアインテークとかバルジのような出っ張りを付けようかと思っています。あるいは一般的な段ボール箱のようにダ円形の手掛け穴をあけるのもわかりやすくて便利ですね。(それだけはヤメてくれ)

 

グライダー型自転車の側面には主翼の取り付け部が出ています。今回は必要ありませんからなんにも考えないで取ってしまったんですが、製作品を実際に持ち上げて取りまわしてみると、あまりにもツカミドコロがないので困ってしまったわけです。実物を作ってみるといろいろ気がつきます。

まだまだ仕上げはつづく、、、


自転車もまだまだ

フレーム材料を切り出した状態です。溶接どころか、見せられる状態ではありませんね。まだ図面も書いている状態ですが、全体のスペースが苦しいです。特にペダルの回転スペースがないので、やっぱり短かめのクランクになってしまうようです。Fホークはそこらに転がっていた部品を使用します。


ボディ後部の形状はご覧の通り「ブツ切り状態」です。事前に1/5スケールモデルを作って、形状も決定したつもりになっていましたが、原寸サイズになってみるとだいぶイメージが違って見えます。自転車作りはやっぱり原寸サイズで考えていかないとわからないものだなあ、、、などと反省しています。まァ、ここまでくればアトはなんとかなるはず(?)です。

自転車って、ほんとにむずかしい。なんとかならないことも多いです。


次回レポートはワンタッチピクニカ(2)になる予定、レコードブレーカーの続きはその後にしようと思っています。今度の更新は3月8日までにします。

めぬまグライダーフェスタ2006が3月4日(土)に妻沼グライダー滑空場で開催されます。グライダー型自転車も展示とデモ走行をさせるように依頼されていますが、、、ちょっとシブッて「そんなヒマはないんですけどね」と言いながら(内心大喜びで)準備を始めました。「困るんだよな、ホントに」とかブツブツ、、、

こんな話しですがわかってもらえますか?

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