自転車ポストカード(1) 2003年4月

今回は自転車のポストカードをテーマに選んでみました。自転車と関連する風俗に興味があってすこしづつ集めてきたんですが、ここ6年で40枚くらい集まりました。でもコレはほとんどが後からコピーされてつくられたレプリカのようなものですから、鑑定団のようにお宝的な価値はないです。(1枚100円から200円ぐらい)


最初は壁に飾るために3尺*6尺ベニヤ板にアルミのレールをとりつけてポストカードをはめ込み一覧表みたいにしてみたんですね。付けたタイトルが 自轉車のある風景 (非売品)

でもこれだけではなんか満足できない。乗り物の絵柄ですから乗り物イメージのカード立てを作ったらどうだろうか? と考えました。


乗り物型カードケース

1)パネル部は5ミリ厚のアクリル板2枚で挟んでネジ止めしました。定型ポストカードが縦と横で収納できます。まったくの透明ですから両面見ることができます。あるいは2枚はさんでそれぞれのデザインを見せることもできます。(写真では光りが写り込んでうまく撮れませんでした)

2)本体部はタイヤサイズは5センチ、全長は30センチです。自転車でいうメインフレーム部にパネル部を差し込みます。サドルも付けてみました。スタンド付ですから安定して展示できます。


今回の撮影では光風号自轉車の懸賞用はがきを使いました。収集品のなかの唯一の本物品(オリジナル)です。昭和27年しめきりの未使用のもので、購入価格は500円でした。わたしが集めた中では一番古いものです。ポストカード屋さんで発掘した時はふだんはクールで沈着冷静なわたし(たまには言わせて)もさすがにウレシくて泣きじゃくりました。人物当ての懸賞で、わたしは誰でしょう?とのタイトルがあり、新東宝の女優さんとのヒントがありますが、誰でしょうか?まったくわかりません。

この項を書くにあたって気になったものですから、懸賞はがきの宛先である神田松永町の代理店の住所を現地調査してみました。ここはすでに代理店はありませんでした。もう少し早く来れば良かった。ざんねん!


こうして自転車の絵葉書を並べて見ると、昔は自転車に乗ることが社会的にもかなりのステータスがあったのでしょう。乗っている人も輝いていますよね。自転車もいい顔してます。旧き良き時代の気持ちに浸たっていられる現代ではありませんが、こういう絵柄を見て気持ちだけでも忘れないようにしたいと思いますね。

ポストカードに限らず、自分で集めたモノを展示したときには最初に非売品の表示をしておかないと「売ってくれ」となりますから注意が必要です。わたしの友人だと単純明快、いきなり「くれ」ですから、、、とにかくたいへんな時代に生きてるんですね。のどかな時代に逃避したいですね。

自転車ってほんとにむずかしい。


次回のおはなしは5月8日までに更新します。マニアックでもいいですか?(2) など。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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