ワンタッチピクニカ14(1) 2006年1月

今回の報告は自転車のレストアをテーマに取り上げてみました。車種はブリヂストンのワンタッチピクニカ14インチにしました。一般的にレストアというと、オリジナルを重視したやり方が多いようですが、あまりオリジナルにしばられるのも疲れますので、ラットエンジニアリングらしく改造作業なども含めて進めていきたいと思っています。

報告予定だったレコードブレーカー製作もほそぼそと続けていますが、なにしろ寒すぎて思ったほど進みません。こんな時は小物の製作企画をやって時間を稼いでいきたいところです。夏は熱く、冬は寒すぎる、、、


現状

  

これが今回の素材になります。ずっと前から持っていたモノですが、部品を取ってしまったりしてムザンな状態です。自転車に興味のないヒトだと捨ててしまうレベルのモノですが、自転車好きはなかなか捨てることができません。廃品やポンコツが大好き! というわけではありませんが、ラットエンジニアリングにはこんな状態のモノがずいぶんあります。


やっぱり検討図から 

1)最初はやっぱり原寸サイズの検討図から作成してみます。いつもの製作企画とは違って、ベースになるモノがある状態ですが、部分的に改造もしますので、現物をスケッチして書いてみました。また、これを書くことで気がつかなかったところがわかってきますので大事な工程だと思っ、、、ちょっと面倒ですけどね。

2)こちらはワンタッチピクニカの12.5インチタイプです。フレームなどの細かな処理はこちらの方が好きなので、各部を参考に、あるいはイメージを取り入れたいと思っています。おりたたみ状態は14インチと同様です。

3)バラバラにしてみます。慎重に考えながら進めていけばいいのですが、だいたい後先考えずに分解してしまうクセがあります。チビチビ進めていると、これから先の作業が面倒になってくることがあるので、一気に分解して「エーン、戻れないょー!」状態にしてしまうことも多いです。

メッキや塗装はすべて生地からやり直しです。組立用の部品としては、手持ちのモノを使っていく予定ですが、イメージに合わなければ作るつもりです。ベースは実用車ですからやりすぎないことも大事なポイントですね。また、できればオプション部品も充実させたいところです。


ワンタッチピクニカのシリーズでは12.5インチタイプのモノがきれいにまとまって好きです。今になってさらに評価が高まっているようです。現在の自転車では考えられない凝った作りで、見ていても飽きません。いい自転車。

年末年始はHPの作業が押されぎみでした。消防団の夜警に始まって、大晦日から2日まで近くのお寺でお守り売りの手伝いです。自動車の車内に吊り下げるタイプのお守りで、お名前を書き入れてお渡しします。元旦はお参りの方々が多くて、お渡しするのに時間がかかってしまい、怒鳴られ通しの一日でした。まったく悪夢のような一日。それにくらべれば自転車製作なんて簡単、簡単(?)

自転車って! ほんとに! 簡単!!


次回のレポートはまだ決めていませんが、更新は2月8日までにします。寒い日が続いて、細かい作業がつらいですね。でもまだ、地域によっては大雪で苦労されているところもあるので、このくらいはガマンしなければなりません。

ラットエンジニアリングの説明の項目も作りました。今さら自己紹介もないですが、よろしかったらドーゾ。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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