モールトン型一輪車って? (2) 2004年7月

一輪車の製作報告の続きです。前回に続けた提案をモデルで説明します。また、先行して製作しているハブについても報告しておきます。

今回の案は非真面目なモノで恐縮です。1つのテーマをいろいろ深く考えていると疲れたり、集中力が途切れたりするので、気分転換にときどきこんなことをやっています。アイデアの優劣や実現性はちょっと横に置いて。

でも、こんな考え方でもまた後々どこかでつながってくることがありますから、どんなアイデアでも同じように大切にしています。


非真面目なモノをいろいろ    

木製組み立て式一輪車 木工細工での製作を考えました。厚いベニヤ板を切り抜いて、ねじによる組み立てで完成させます。ニスを塗ったり、ペイントしたりすればさらに愛着がでてくると思います。夏休みの工作にどうでしょうか? さらに、ちょっと民芸品のような感じもありますから、温泉郷のドライブインとか旅館のおみやげコーナーで販売してくれないかなぁ。

木馬一輪車 乗馬風の一輪車です。こんなモノも考えてみました。やはりベニヤ板を切り抜いて、左右張り合わせて完成させます。(自分以外の)だれかが乗ったところを見てみたいですね。初心者が乗るとロデオ大会のようになるかもしれません。あばれ馬状態! これも競馬場とかで販売を考えられないかなぁ。パカパカ売れると思います。

参考品(参考にならない参考品) このモデルは今回の企画とは別に、以前製作したもので、鉄道レールの上を走行する一輪車です。イモノ製の車輪を使った本格派を想定しています。レールの上ではバランスをとるのがむずかしいハズなので、最初から補助車輪を装着しています。考えが捨てきれずにJR関係者に提案しましたが、採用は「ちょっと、ムリ、、」とのことでした。

部品の製作 とにかく作れるところから始めてみます。鉄製のハブの製作です。一輪車のハブは両端にクランク、ペダルが取り付きますので、クランク軸のカタチになっています。かなりのラージフランジですから、一体式で作るとムダが多くなるので部材を溶接して組み立てます。この状態は溶接前です。スポーク数は28Hで考えています。また、フランジには軽め穴をあけています。


前回提案したモールトンのパイロンをイメージした一輪車をつづけて考えています。この製作は薄肉クロモリ・チューブ(カイセイ製)を使ってみるつもりです。一輪車とは思えない繊細なモノになるハズ。この点ではかなりイメージを覆すことができるだろうと思っています。あとは、、、乗り手がなぁ、、。

自転車ってほんとにむずかしい。 


次回の報告は8月8日。次回の内容は三輪実験車を予定。そろそろケリをつけたい気持ちになってきました。あるいはまた違った自転車のテーマで。

だんだん暑く(熱く)なってきましたが、作業をしていてもたいへんですね。ラットエンジニアリングの工場は窓が1つもありません。出入り口はある(あたりまえだ!)けど。覗かれたりして邪魔が入ったり、気が散ったりしないように密閉容器のよう建てましたからね。さすがに、、、ヘタリぎみ。心頭を滅却すれば火もおのずから涼し。なんかたいへんな修行になってますね。

年々、暑くなっているような気がします。温暖化、熱帯化の影響でしょうか。一輪車やウマに乗る練習もいいですが、そろそろ象やラクダに乗る練習を始めたいところです。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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