モールトン型一輪車って? (1) 2004年5月

こんなテーマでもいいのかなぁ、、と悩みつつ、新たな自転車製作に突入です。もうすでにタイトルの段階で、危険な領域に入りつつありますね。自転車乗りにはあまり縁がないとか、関心ナイ! とか言われるかもしれませんが、一輪車も自転車の仲間なんですね。このへんを少し掘り下げてみようと思いまして。

最近は頻繁に乗っているわけではありませんが、かなり以前から乗っています。車輪が一つなので一般の自転車とはまた違った乗車感に魅力があります。本来、公道は走行できませんが、近所を走るぶんには注意されたことはありませんから大丈夫でしょう。というより、ほとんど無視されているのでしょうね。セグウェイほど注目されません。


いつも思っていますが、この一輪車、一般に販売されているモノは自転車部品の余り物で作られたような感じがあり、どうも満足できません。ラットエンジニアリング風の解釈でなんとかおもしろく、かっこよくできないかなぁ。

今回ここでかなり無責任に案を出してみました。最初は考え方にとらわれずに無責任風に進めていくのがラットエンジニアリングのやり方です。しかし、あまりにも無責任!! 初回の報告はやはりスケールモデルの提示から。


テーマの説明 

 

1)リカンベント型一輪車 バケットシート付きの一輪車? これはたぶんないだろうなあ、、、というより、ほとんどないハズ! などと確信しています。カタチはおもしろいですけどね、たぶんバランスがとれないと思いますね。補助車輪を取り付けていいのであればなんとかモノになりそうですが。でも、どこか夢がふくらむ不思議なカタチをしています。なんとか乗れないものかなぁ、、、。

2)モールトン型一輪車 タイトルの通り、このイメージです。とりあえずはパイロンをイメージしてみました。サスペンション付きなども考えられますが、ストロークがあると乗りにくくなってくると思います。一輪車はサドルにしっかり座らないと(体重をかけないと)乗りにくいんですね。今回の製作ではこのへんから進めたらどうだろうか?

今回の製作では1台つくりますが、いろいろな案があるので、1台とは限らず、さらに作っていければなぁと思っています。一輪車には自転車とまた違った、乗り物の原点みたいなものを感じます。


製作にあたって考えていることは、一輪車は転倒を前提に考えられていますから、自転車よりも頑丈に作らなければなりません。また、自転車にくらべてハンパなイメージがありますから。イメージを覆すような、高級な一輪車ができればいいと思っています。かっこいいモノができれば乗る人も増えると思いますから。(とは言い切れないが)

一輪車ってわりと簡単に乗れるようになります。むずかしくて乗れないだろうと考えている人も一度挑戦されたらどうでしょうか? 自転車と同じで、一度乗れると数年たってもまたすぐにカンをとりもどします。どこか目立たないところでひそかに練習して、いきなりデビューするのが効果的です。あるいは大事をとってデビューはしないというのも手です。ヘンなうわさがたたないように注意した方が良いでしょうね。 デビューするか、、、しないか、、、どうか賢明なご判断を。

自転車ってほんとにむずかしい。 


次回の報告は6月8日。次回の内容は三輪実験車のつづきです。季節も良くなってきましたのでどんどん進めていきたいね。

次に一輪車を報告するときは、さらにいくつかの提案と実車の部品製作についてします。

今まで自転車(2輪タイプ)から報告を始めて、3輪自転車と続き、一度、初心に戻って、今回の1輪車のテーマに来ました。やはりコレも1度は押さえておくべきだろう、、、。今年はオリンピックがありますからイッキに、五輪自転車に進めて、流行を先取りする手もあるかもしれませんね。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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