重箱のスミ(2) 2004年3月

BD-1シリーズからの製作報告です。この自転車は形状も折り畳み方法も複雑ですが、一般的に評価は高いようですね。いろいろ制約のあるなかでは良くまとまっていると思います。前後のサスペンションとアルミのフレーム、折り畳み時のコンパクトさが人気になっているようです。

それを実証するように発売以降、部分的に類似したモノも増えましたよね。価格も造りの割には安いと思います。あくまでツクリノワリニハですが。(はやくち言葉に近いね)


今回はこの自転車の大きな特長の一つの折り畳み状態についての提案です。とにかく保管状態はコンパクトですばらしいですが、あえて細かく言うと、なんとなく不安定な感じがします。倒れそうな、倒れないような。(折り畳み方にもコツがあるのかも知れませんが)

まずは、保管時にもう少し安定させることから考えはじめました。名付けてゴロン解消作戦 (もう少しヒネッたネーミングにしたかった)

もう一つは、シートポスト下端とフロントサスペンションのバネが床に接触することにより、フローリング床の場合に床側にキズを付けることなんですね、コンクリート床の場合は自転車側にキズが付く、、、

自転車や床をキズを付けず、安定して保管でき、運搬もラクな移動式の保管ラックを作ろうというわけです。


2タイプ製作しています

A案 これは最初に作ったモノで、プロトタイプと呼んだ方が良いかもしれません。市販のキャスターを取り付け、とりあえず、まとめてみました。しかし、自転車を載せていない時はコレだけを部屋に置くことになりますから、このカタチには満足できません。マークを付けてゴマかしてみましたが、こんなモノでは部屋の中に置けないでしょう? モダン・リビングというほどの部屋ではありませんが。

   

B案 次にA案を改造して作ったモノとして、タイヤを大きくして、乗り物らしさ、かわいらしさをねらってみました。中途半端な感じは残っていますが、A案よりいくらか良くなったと思っています。色を変えるともっと良くなると思います。ハンドル機構は付けませんから前後にしか動きませんけどね。

  

毎日乗っているヒトにはあんまり関係ないテーマですが、こんなモノがあったらどうかな? と思ったので、すぐに作ってしまったんですね。だいたい、いつもこんな調子です。もっと良く考えてから作ればいいのに、、とも思うんですが、アイデアとか思い付きは早くカタチにした方がいいと思っています。そのままにしておくとアイデアが機嫌を損ねるんですね。ヘンな言い方ですけど。


ついでに自転車についてのコメント。ファンの方々にはおもしろくない内容かもしれないので、ヤメておいた方が無難かな?

一般的には人気があるのでしょうが、フロントホークの形状がかなり気になるんですね。1950年代後半のドイツ製オートバイによくあった、リーディングリンク式のアールズホークの変型タイプ。いくらなんでも自転車にとってはゴツい感じがしてなりません。小粋でさりげない感じが、、、。


自転車として機能的な説明はわかりますし、また、自分でも努力してみましたが、やっぱり自転車としてのデザインが、ウーム?  好きになれません!

ヤクザの言いがかりのような内容で申し訳ありませんが、もはや理屈では割り切れないのですね。でも、これは個人の感想ですから、ファンの方は「タワゴトを言ってやがって!」とかたづけてください。

自転車ってほんとにむずかしい。


次回の製作報告は4月8日までに更新します。つづきが気になるところの3輪実験車(3)について。これからぼちぼち作っていきます。

*ファンの方々には本当にごめんなさいね。ところでこんなネーミングはどうですか? ラクラク保管ラック

つまり、、、最後でこれを言いたかっただけなんですけど。

こんな話しですがわかってもらえますか?

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